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カテゴリ:海釣り百態
後輩S君と待ち合わせした場所は、とある河口のほとり。何を隠そう、ここは「落ち鮎を食べに来たシーバスがたまっていて、背中が出るぐらいウジャウジャしている」というウワサの場所なのだ。その未確認情報の真意を確かめるべく、僕らは夕暮れ時の水辺に立った。
ルアーを投げること数回。よしっ、きたきた。 おや?これってモズクガニじゃんか。しかも、ハサミでしっかりルアーを捕らえている。んー。 「おおっ、このグイグイいう引きはシーバスだ!これこれ、この引きだよ」と喜ぶ僕にようやく来たのは... ニゴイじゃんか。頼むよ、もー。しかも、この後2回も連続してヒット。顔から笑みが消え、苦笑いさえも消えてきた。 その瞬間が訪れたのは、西の空が夕日で滲む頃。この世のものとは思えない強引な力で、竿は満月のようにしなっている。リールを巻き足元に近付いたと思えば、また猛スピードで逃げていく。それを繰り返すこと数回。心の中で叫ぶ「オーエス、オーエス!」の掛け声の中、ようやく砂浜に引きずり上げたのは... うっひゃー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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