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カテゴリ:日常百態
美容師のMちゃんは、僕より1つ年上の姉さんである。酒も飲めば歌も歌う、着付けもすれば日本舞踊も舞うのだが、僕は頭だけお世話になっている。大体、1ヵ月周期で行かないと、髪の毛がボサボサになってしまうので、否が応でもMちゃんとは1ヵ月毎に会わなくてはいけない。今日がその日だ。
その苦行を察してか、Mちゃんは僕の洗髪をしない。その役割は新人さんクラスだ。「だって、若い子の方がいいでしょ?ね?」と気遣ってくれているようだ。 ただ、新人さんは僕に対していらない気遣いをする。 「苦しくありませんか?」 「熱くないですか?」 「かゆい所はないですか?」 多少苦しくても、熱くても、かゆくても、多くのお客さんは「大丈夫です」と答えるのだろうが、僕は判りきっている返事をするのが嫌なので、「あのう、熱くもないしかゆくもないので、お構いなく」と前もって言うようにしている。 ただ、多くの新人さんは、「面白い人ですね」と言う。次回からは僕が「こんなオジサンむさくるしくないですか?」「このアタマ、面白くないですか?」などと声をかけてみようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.23 19:37:22
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