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カテゴリ:川遊び百態
中国産であろうと国産であろうと、ウナギは高級食材だ。
食材であると同時に、教材にもなると考えたのが、近所の小学生を対象にした「ウナギのつかみどり大会」だ。もう8年目になる。 生きたウナギを捕まえるのは大変だ。ニジマスのつかみどりの方が遥かに簡単だけど、それじゃ面白くない。ヌルヌルの肌を触るだけでも子どもは興奮する。 どうにか捕まえたウナギは、子どもが見ている前で鯉屋のT君にさばいてもらう。頭にクギを刺し、包丁で真っ二つに開く様を見て、多くの子どもは眉をひそめる。 今度は、蒲焼にして味わう。さばかれるウナギを見て泣いていた子どもも、涙を流しながら「美味しい」と白状する。人間は、そんな生き物なのだと実感するのだ。 我ながらいい企画だなと思うのは、労せずしてこの高級食材を食べられること。「子どものために」などと言いながら、ウナギで生ビールを飲んでいる僕にも、「恒久贖罪」の意識はあるけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.25 10:35:02
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