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カテゴリ:海釣り百態
信州の自宅から千葉の外房まではおそよ250kmの道のりである。ここの海岸は九十九里浜という名のだが、99里=396kmというのは、自宅からの距離よりも長いという矛盾をはらんでいる。この怪しさがあってか、この海岸には魚がいなかった。S君も魚を釣る意欲をなくし、ただただ寝ている。
これではいけないと、自分たちを奮い立たせるために食事をとることにした。できれば、「外房」を感じる食事がいい。地元の食堂へ向かおう。 途中、沿道にポツンと佇むドライブインを発見。店の入り口に掲げた「カラアケ」と書かれた不思議な看板にひかれて入店したが、「外房」というよりも「無謀」な感じの味わいに心折れる。 引き続き、海岸沿いを走りながら漁港をめぐる。 ちょっとした入り江に張り付くように点在する漁港を見ていると、魚釣りをする気が徐々に失せてくる。 そうは言っても、「釣りをしたという記録だけは残しましょう」というS君の提案で、富津の岬に立ち寄る。 結果的には「ここで時間をつぶし」、今回のメインイベントに突入。 なんと、450gのステーキ。「こんなに食べちゃうと、体が動かない。そうそう、釣りもできない」ということになり、僕らはほぼ予想通りのスケジュールをこなし、想定通りに魚を釣らず、62里の道のりを引き返してきたのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.04 21:28:49
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