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カテゴリ:国際
今日は、午後から激しい夕立が降った。空が急激に暗くなったかと思うと、雷がゴロゴロと鳴り出し、大粒の雨が、まるで機銃掃射のようにアスファルトの路面を叩きつけて激しく降り出した。 「土方殺すに刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい」 という文句があるが、これをもじれば 「フリー殺すに刃物は要らぬ メールの三日も来ねばよい」 ということになるだろうか。 もっとも、さすがに三日程度で死にはしないが、それでも一週間もどこからも連絡がなかったりすると、前の仕事でとんでもないミスをやったのではないかとか、ひょっとして、いつも仕事をくれていたあの会社は潰れちまったんじゃないかとか、いろいろと気になりだしてしまう。 中国では、いよいよ北京オリンピックの開幕ということで、開会式の華やかな様子がニュースでも中継されている。史上最多の204の国と地域の参加ということだが、それを見ているうちに、昔よく使われた 「壮大なゼロ」 という言葉を思い出した。 すでに、中国の新疆ウイグル自治区では警察への襲撃事件が起きているし、上海でも雲南の昆明でも、バスを狙った爆破事件が起きている。事件については、「トルキスタン・イスラム党」 という組織が、中国の 「東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)占領」 に反対する立場から起こしたという声明を出しているようだが、中国当局はその関与を否定しているらしく、真相はまだ藪の中だ。 また中国だけでなく、ともに旧ソ連を構成していたロシアとグルジアの間でも、ロシアへの帰属を望む住民の多いグルジア領内の南オセアチア問題をめぐって、両国軍による衝突の危機が高まっている(注:すでに戦闘は始まっている。死者も2日間で1500人を超えたそうだ)。 厳戒態勢がしかれている中、72年のミュンヘン大会で起きた、武装ゲリラによる選手村襲撃のような惨劇が起きることはまずないだろうが、すでにオリンピックは国際政治の中にしっかりと組み込まれている。ヒトラーのもとで開催された、36年のベルリン大会は、まさにその先駆であり予感であったと言うべきだろうか。 とはいえ、国内全土に中継されるオリンピックに付随して映し出される、未来都市か異国の都市のごとくにモダナイズされた北京の風景は、それに見入る多くの国民の潜在的な意識に、いったいどのような影響を及ぼすだろうか。その答えは、今すぐには出ないだろうが、おそらくけっして小さなものではないだろう。 埼玉県の有名進学校である熊谷高等学校に合格したものの、経済的な理由で進学を諦め、陸上自衛隊の少年工科学校(陸上自衛隊生徒隊)を経て、防衛大学校に進んだということだ(参照)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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