ぽん太らの帰宅した夜
昨晩は,ぽん太らが帰宅し、一家4人の食卓だ。ぽん太は,田舎でも勉強もピアノをやると行き込んでいったがピアノは,最初の日は10分,後3日は2~30分の合計1時間だったようだ。朝,妻がいつものようにほん太にやるように言っていたが、祖母が,妻に対し,そんな大きな声で近所の人に聴こえるよと諭していた様だ。田舎は,クーラーの必要はなく,窓なんか開けて生活しているので,普段のマンション生活での調子で妻がぽん太に怒鳴っている状況に驚いていたのだろう。また,ぽん太は,田舎では気持ちが高揚し,キンキン声を上げて,いた様だ。みんながほん太の振る舞いについて,厳しい注意するのではもなく,ほん太は自然に近い形で振る舞っていたと思う。私は,いいことだったと思う。姉のあん子も広い部屋でグランドピアノを弾いたり,バイオリンを弾いたり,普段と違って,楽しかったと思う。両親も楽しい思い出ができたのだろう。ところで,昨晩は,私がNHKの夜10時からの7年置の子供の成長歴の番組をみた。おわったのが11時15分だ。子供たちも,見に来た。途中,ぽん太には,録画してなるので寝なさいといったが,特に妻も注意することもなく,ぽん太も面白いというので最後まで家族でみた。私は,14年前の7歳とき,7年前の14歳のとき,そして,21歳のときのそれぞれの成長過程をみたことになる。(原作はイギリスのもので,たしか,子供が40歳くらいまでのものをみたことがある。)この番組から,人生の過程を考える。また真摯に人生を思う。7歳のときのこどもは,未来に対し,夢を豊富に語る。晩ご飯のおかずを手にいれるように・・・そして,14歳のときは,思春期の初期の揺れる気持ちがあった。21歳の現在,厳しいの農業の現状で,悶々としている男子。挫折を繰り返しながら,スチュワーデスになる予定になり,感極まっている女子。中国から帰化し,家族は中国に戻ったが,日本で生活を続ける男子。父親の陶磁器工場が倒産し,本人も挫折を繰り替えながら,陶芸家として歩きだした男子。離島で地元のみんなから愛されて,それが疎ましく思い,離島から離れて,離島の人々のことを思って介護福祉についた女子。1児の子供の母となった女子自宅を出て,自活して学生をしている女子。歌舞伎役者の子として生れて,父親死亡後も役者の途を目指している男子。それぞれの人生,社会に揉まれながら,前に向かって行こうとしている。私も,7年前,この番組のまねごとで子供たちもをビデオに撮ったことがあった。今年,撮ってみようと思う。ほん太,あん子,そして妻もじっとこの番組をみた。どんな感想だったろう。出演者のみな,親に対する思いを語っていた。そして,感謝する気持ちを表していた。 単純な番組だが,こころが清らかになった。子供たちに,7年後何していると聞いた。ほん太は「学生かな。」あん子は「留学,アフリカに」と言っていた。