カテゴリ:特別支援教育
申請したら拡大教科書がもらえるという話を、年度末に中学の養護学級担任から聞いた。
息子に聞いたら「教科書はそんなに困っていない。」と言った。 そうだよね。教科書は構成もすっきりしていて分かりやすい。 それより、テストやプリント類を何とかしてくれと言いたいだろう。 活字の大小を問う以前に、余白の取り方や構成(構造化と言ってもいいかも)にも問題有りなのだ。 B4の紙1枚に百人一首の百首全部載せるなんて、何を考えているんだ。 私だって読む気がしないわ。 拡大教科書のことを、他のお母さんたちに聞いてみたら、皆知らないと言った。 そんな情報さえ保護者には伝わっていない学校が多い。 何人かのお母さんが、学校に拡大教科書を申請して欲しいとお願いしたところ、「弱視の子どものための教科書で、LDの子どもでは申請できない。」と断られたそうだ。 なぜLDは対象にならないのだろう? 教科書の拡大コピーを取っている保護者はたくさんいる。 息子が小学校の低学年の頃は、パソコンに教科書体のフォントを入れて、活字の大きな音読用のプリントや単語カードを作ったものだ。 多くの保護者は、活字が大きい方が読みやすいだけではなく、漢字に読み仮名を書き込むために拡大教科書が欲しいと思っている。 「ソーシャル・ストーリー」の日記にトラックバックしてくださった、れびう屋♪やまねこ☆わいるど☆ぺんぎんさんの日記「NHKラジオ第2で教科書バリアフリー問題」を拝見して、いろいろ謎が解けた。 いつから拡大教科書の無償配布が始まったのかも分かった。 息子に障害があると分かってから感じてきたことなのだが、制度にバリアがある。 自分の子どもには間に合わないと分かっていても、訴えていかないと制度は変わらない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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