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きょうのこどもたち

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2006年01月08日
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カテゴリ:ヲタ話
子どもたちに、去年の年末のクリスマスプレゼントを一人に一台『DS+お気に入りソフト』という贅沢な内容にしてあげたのですが、(世間では当たり前に…持っているみたいで)もちろん二人とも、大喜びでさっそくソフトを立ち上げたりしていました。
最初、下の子が『分からないから教えてHELP』をいってきたので、そこはお父さんじゃなきゃ…ノリで見てあげたのですが、正直「取説」をみながら、あ~でもない、こ~でもないとやっているうちになんとか導入部分のきっかけぐらいかっこがついたので、面目もたったわけですが、その後、正月になってとりあえずやるべきことも終わり子どもと遊ぶ余裕が出来たところで、ずうっとやってる例のソフトをもう一回やらせてもらおうと、子どもにいってその時下の子がやっているのを見たところ、それがあなた、実に素早い手さばき。キャラクターの動きも早いのですが、それ以上に6歳になったばかりの子がしゃかしゃしゃかとあっというまに一面をクリヤーして、デモンストレーション(試技…というやつですね)を披露してくれました。
目が点になっている私に『まぁ、こんなもんかな』っていいたそうな(満面の満足顔!)わが子を見ていてさすがに『デジタル世代』、こういう事に関しては順応性が早いと感心してしまいました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今でこそパソコンをやってはいますが、どちらかといえば時代はアナログ世代の私、最近では幼稚園のお母さんでさえ(…というと失礼ですかね)自分でパソコンを持っている(もしくは自宅に自分の使えるパソコンがある)人がほとんどで、むしろ持っていない人の方が少ないと聞きました。(うちの幼稚園の話ですが)まさに携帯電話なみに普及しているようであります。
私のパソコン歴は10年以上になりますが、もともと絵画をやっていてそれがようやくパソコンでもできるようになってきた、頃の話しです。
パソコンといっても、当時高嶺の花だったMacintosh!、今でこそWIN並みの低価格を実現できるようになりましたが、本格的にそろえるとなると実に100万くらいかかるという状況でした。(もちろんそんなものは買えません、貧乏~、だったから)
スペックも今からすると笑っちゃうくらい遅くて、実にソフトを立ち上げるだけでコーヒーでも飲めちゃうくらいで(…は、大げさです、すみません、ネタでした)使っているソフトのバージョンをいっても、
「そんなのあったんですか? 知らなかった」
と、いわれてしまうくらい昔のお話でした。
しかし、昔のお粗末なソフトから始まって現在にいたるまで、確かに物凄い技術革新はありましたが、私の思う限り言えることは、どんなに表現方法はいろんなことができるようになってきても、それはあくまでバーチャルなわけです。
『ぺインター』という名の絵画作成向けのソフトがあるのですが、(古いバージョンしか知らないので今のは詳しくは分かりませんが)かなりいろいろな手法、例えば油彩や木炭、水彩やカンバスの状態などかなりソフトとしては表現法法が多彩にできるもので、すぐれものの部類に入ると思います。ゴッホやスーラのタッチですら簡単に出来てしまうんです!(これにはびっくり)
それを使いながらいつも感じていたのですが、優れたソフトではあるけど画面上や薄っぺらい紙にプリントアウトできても本物の立体的な盛り上げるような質感は絶対に出せない…というのが結論として出てしまうのです。『ウェブ』全盛時代のデジタルな画像表現というものが別モノとしてあることは勿論認めますが、こと絵画としての成り立ちでいえば、それはあくまでも
『バーチャルな存在であって現実の絵画表現にはとうてい及ばない』
ということになりますか。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

独身時代に6畳一間の安アパートに住んでいて、それこそ柱の隙間から隣の住人の灯りが見えるような所でした。(昔はそんな環境がざらにありました)
部屋はそこしかないので、当然、寝るのも、食べるのも(一人で外食…は嫌いだったので)、私の場合は絵を描くのも皆その部屋だったわけです。そんなわけで、まっ先に油は却下、そのかわりアクリル絵具を選びました。そもそも油は臭いがするし(それが好きだという人もいるようですが、さすがに食事の時はきついかも)なにより乾くまで広げたまま(つまりほぼ描いている間中)でいなければならないわけで、それにくらべてアクリルならそれ程臭わない、乾くのが早い、油に近い表現方法が可能と、いいことずくめで、当時の若手イラストレーターでアクリルを使う人が多かったというのもうなずけます。そんな時代もありました。で、話は戻りますが、それがパソコンでもできるということを知り、まさにパソコンの画面こそが『デスクトップ』(Macintoshではそういいます)私にしてみたら、『夢のアトリエ』になると期待100%…でいたのです、しかし、先程書いたように現実はそれほどあまくはありませんでした。いずれにしても、それはかなわないとしてもちがった意味で現代にあったツールではあるわけで、例えば複製が可能だとか、使い回しもきくとか、最近では商業印刷には欠かせないだとか、やっていていろんなメリットはありました。
ただどうしても今だに、本物の油やアクリル絵画の表現が出来ないものなのだろうかと頭の隅でいつも思っているんです。それができたらパソコンを本当の意味でパーフェクトなツールだと言えるでしょう。
やれやれ、どうやらこんなことを思うのは私が本来『アナログ』な人間だからに
「ちがいない!」





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最終更新日  2006年01月08日 04時17分16秒
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