小舟太郎の上品な競輪予想

[サルのように打ち筋を反省するシリーズ] カテゴリの記事

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• 大垣ＦＩ(4/23-25)、小倉ＦＩ(4/23-25)を振り返った

  いつのまにか一宮記念なんぞが始まってるのは存じ上げませんでした。今夜もおさらい。【大垣ＦＩ(4/23-25)】優勝：濱口高彰(岐阜59期)決勝は金山栄治(滋賀72期)が地元に遠慮で濱口の楽勝。濱口は初日も気合ヨシ子先生で、まだワンランク上で闘える。大井浩平（北海道84期）成績２６３最終日は落車絡みで特筆するほどのデキじゃないが、ここんとこ先行が増えてるようで、従来の逃げないイメージから変貌を遂げていた。気がついてないのはわしだけだったのね。小西誠也（三重80期）成績３５３タテが切れるとは言い難いが、初日苦しい展開ながら縦横無尽に動いて３着確保の動きは光った。予般戦なら活路を開いて穴を出せる。四元隆裕（和歌山79期）成績３３９初日は好調の黒木誠一(兵庫60期)をアテにせず、金沢竜二(福島91期)を叩いて逃げてしまった。好調を自認してるんだろう。準優も厳しい展開を切り抜けており、次走も期待できるかな～と思ってたら平塚記念はいいとこナシ。うーーん。【小倉ＦＩ(4/23-25)】優勝：前田拓也(大阪71期)マエタク久々の優勝。動きは堅調といったとこで特筆するほどでもない。シブチンの小林大介(群馬79期)が初日２日目と先行しているが、よく見りゃあ逃げイチみたいなメンバーだ。決勝は志村大賀(山梨90期)の番手が転がり込むも、高木竜司(熊本82期)に粘られてあえなく撃沈。その決勝、マエタクの優勝は伊藤正樹(愛知71期)の捲りに乗ったものだが、伊藤がいつものように２角から仕掛けてＧ前タレた。伊藤正樹の衰えなんだろうか。渡邉優（静岡57期）成績２８５初日７Ｒでトシに似合わぬ俊敏な動きを見せた。この人なりに好調な時期ではありそう。西村尚文（鹿児島91期）成績２８６強さは感じないがとにかく乾並みに逃げる。本線を潰す日も近い。近藤俊明（神奈川87期）成績７２３しばらく低迷していたが、今回の動きを見るかぎり、持ち前の自在な走りが復活してる。イン粘りで穴を開ける日も近い。朝生真吾（群馬87期）成績３８１しばらく低迷していたが、今回の動きを見るかぎり、持ち前の自在な走りが復活してる。初日８Ｒ、まったくの位置なしながらバックから攻め込んで３着に食い込んだ動きが光る。

  2009年05月08日

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• 奈良ＦＩ(4/20-22)、宇都宮ＦＩ(4/21-23)、小田原ＦＩ(4/22-24)、小松島ＦＩ(4/22-24)を振り返った

  【奈良ＦＩ(4/20-22)】優勝：石毛克幸(千葉84期)石毛はここんとこ腹をくくった逃げが目についてた。穴を出してるわけじゃないけど、調子がいいのは確かだ。筒井裕哉(兵庫89期)成績１９１低迷していた筒井がやっと復活。初日３日目と逃げて押切り。もう人気になっちゃうだろうからわしあ買えない。酒井耕介(京都56期)成績５３５成績はパッとしないが、連日の動きは抜群。準優はサンサンながら、目標にした筒井出切れずから３着に潜り込み。決勝は先行不在でなんと逃げを敢行、西岡正一(和歌山84期)の３着に大きく貢献。児玉慎一郎(香川76期)成績５１１予選廻りに定着。初日は愚かにも高原仁志(徳島84期)をアテにして見せ場なしも、負け戦で捲りを連発。相変わらず点数以上の実力を感じる。しっかし宿口陽一(埼玉91期)の状態がヒドイのには驚いた。どこか悪いんだっけ？？【宇都宮ＦＩ(4/21-23)】優勝：篠原忍(群馬91期)篠原がＳ級初Ｖ。ただし調子は疑問。決勝は勝ってくださいメンバーで、絶好調の萩原孝之(静岡80期)を下した準優も遠澤健二(神奈川57期)のおかげで番手ズッポシと恵まれた。神開浩士郎(福岡73期)成績３２５アタマはほとんどない人で流れ込みの印象が強いが、初日切替えて突っ込んだ脚はよかった。坂上忠克(石川71期)成績２３８一時期の調子落ちから完全に戻ってる。初日の追い上げ、２日目の大外ともなかなか。５００ならではの走りではあるが。小橋明紀(青森73期)成績３７６選抜スタートまで戻してきたが実力的にはこのあたりがピークか。５００バンク向きの脚だ。スピード勝負でなければ準優でヒモに買いたい。その他、齊藤伸一郎(青森82期)、堀政美(茨城65期)も好調期間が長い。萩原孝之は絶好調。三ツ石康洋(徳島86期)が遂に復活のサインか？と思ったら最終日の勝ち星は落車がらみでやんの。【小田原ＦＩ(4/22-24)】優勝：岡部芳幸(福島66期)サンサンは苦手にしている印象が強いが、岡部が連日格上の脚を見せて完全Ｖ。決勝は飛んでもおかしくないメンバー構成だが、吉川誠(神奈川86期)がよほど調子悪いんだろうか。岡崎孝士(熊本77期)成績９６９小橋川状態ながら、逃げてラインに貢献する程度には機能している。２日目は逃げて高田健一(徳島61期)にアタマをプレゼント。ただし。相変わらず、出切れずないと残り１周あるのに早々と諦めてしまうので、この人の車券は買いたくない。勝俣浩一(神奈川66期)成績－２１　(２日目より補充)神奈川のＳ級でもっとも目立たない男。２日目は柏木伸介(静岡85期)、最終日は赤井学(千葉77期)からお力添えを頂いたものだが、今日(5/4)の前橋でも３着に突っ込んで１０マンシューを演出。流れが向いてるのは確かだ。横瀬聡(福岡69期)成績７６１福岡のＳ級でもっとも目立たない男。なのだが、最終日、逃げる松坂洋平(神奈川89期)後位がもつれたとは言え、ぬわんと捲りを放って松坂を葬り去った。その他、工藤友樹(青森81期)は相変わらず好調。予選じゃあもう人気になっちゃう。飯田辰哉(千葉72期)もひじょうにグッド。【小松島ＦＩ(4/22-24)】優勝：佐藤成人(奈良71期)小倉竜二の不ヅキがモロに出てしまったシリーズ。決勝も西本龍(広島79期)が離れなければ小倉の楽勝だったろう。ゴールシーンは何コレ珍百景で入賞可。オグリュウも遂に凋落のときを迎えてしまったんだろうか。。。それに比べ、優勝した佐藤成人のここんとこの走りは瞠目もんだ。もともとタテ脚のある人だったけど、決勝の捲りはちょっと想像できないカカりだった。本田博(宮崎67期)成績８２８自在性のカケラもない人だと思ってたけど、いつのまにかヨコも少々はこなすようになってたのね。毎場所コンスタントに連絡みがあるようだが、以前と異なり、筋違いの決着も多々見られる。中畑正彦(和歌山59期)成績９４３４月から現場復帰。役立たずマーカーだと思ってたのに、復帰後は３着ラッシュ。好位に割り込んでいく姿勢も、以前はほとんどかんじられなかったもの。その他、斎藤友幸(静岡90期)に昇級当初の積極性が見られない。２月の病欠が境のようで、何ぞ重い病気でもやったんだろうか。

  2009年05月05日

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• 函館ＦＩ(4/17-19）、花月園ＦＩ(4/15-17)、名古屋ＦＩ(4/20-22)を振り返った。

  【函館ＦＩ(4/17-19)】優勝：佐藤慎太郎優勝した佐藤慎太郎はかなり戻ってると見てええでしょう。ＦＩとは言えほぼ優勝に絡んできたし、この準優ではアテにした五日市誠(青森89期)が行ききれずと見るや自力発進で押し切り。記念の準優でもそろそろ勝負になる。五日市は逃げなきゃならないレースでは使えない。丸山貴秀（秋田89期）成績２５８脚があるとは言い難いが、追込みとしてバックから活路を開く能力はありそうだ。予選で宮司周郎(愛知82期)の番手を奪った南関勢を後ろからドカシにかかった走りは佳作。準優も８着９着で仕方の無い展開を凌いでおり、スピード勝負にならなければ穴を出し得る。堤洋（徳島75期）成績４１５ゆるやかな復調を期待されつつも頭打ち状態だったが、初日の捲りはなかなか魅せた。人気先行の傾向があるので、ちょっと手を出しづらいが。大木雅也（静岡81期）成績１５４最終日に金古ごときにインから抜かれてしまったのは戴けないが、初日の大外一気は一発屋の本領発揮。杉浦康一(北海道58期)は数字だけは纏まっててついに復活かと思ったらオール恵まれ。佐々木浩三(佐賀50期)も連対が増えてきたと思ったけど脚はそれほどじゃなかった。小林正治(東京77期)は前回凄く良かったのに見違えるような役立たずに変身。うーーんそういやあこの男は毎度このパターンが多いような気がする。。【花月園ＦＩ(4/15-17)】優勝：岡村潤(静岡86期)優勝した岡村はここんとこずっと調子がよい。ＦＩでは人気になっちゃうので買いづらいし、かと言って記念の準優でつうようするわけでもないのでさらに買いづらい。初日に見せたような、遅い仕掛けからの捲り追込みがこの人の本領でもあるのだが。西徹（石川79期）成績１１４相変わらず捲りが決まると点数以上の印象を受ける。自分で好位を攻めるようならもっと上で戦えそうなもんだが。準優は主導権の大西祐(香川91期)とバックでトップスピードが合ってしまったが、外外踏んで押切るなんざ見事なもんだ。加倉正義（福岡68期）成績１２２額面通り格上の動きを見せ、これは好調と言えるでしょう。準優は戸辺裕将(茨城72期)に突っつかれて外に浮き万事窮すのはずだったのに、直線で外からゴボウ抜き。決勝の中割りもいい仕事だ。田中孝彦（静岡91期）成績１３９この人はＳ級昇格以降先行意欲が高い。もともと自在っ気が強い印象だったけど、ヘンに勝ちに行かないところは好感が持てる。と思ったのに、大西相手の決勝で行けずってのはリンダ困っちゃう。突っ張られると弱い印象がある。相手が積極先行だと捻じ伏せるのに燃えるくせに、捲り中心の相手だと油断しちゃうんだろうか。安部達也（埼玉83期）成績５２３Ｓ級最弱クラスだったのにここんとこ異変が起きてる。急に脚が上がったわけではなさそうだが、流れがひじょうにグー。志村のヤローはさいきん粘ることも覚えやがったようだ。大西が３日間逃げた。何か期するとこがあるのか？？【名古屋ＦＩ(4/20-22)】優勝：三浦稔希（愛知76期）決勝では諸橋愛(新潟79期)がテッテ的に本命市田をイジメ抜いたので大穴になってしまった。展開もどうヒネっても想像できない動きが二重三重に仕掛けられており、考えて当たる車券じゃあない。記憶に留めておくべきは諸橋がとってもクレージーだったこと。渡部一之（広島65期）成績４３３目を覆うばかりの連対率(4.7%)なのだが、３日間厳しい状況から活路を切り開いており、これは買える状態なんじゃなかろうか。堺和之（福岡70期）成績３５２特筆するほどのデキじゃないけど、この人が二度も確定板に載るのは滅多にないのでとりあえず書いとこう。最終日の２着は高木和仁(76期福岡)の流れ込みだが、初日の３着は自分で好位に切り込んだもの。竹内公亮（岐阜86期）成績１１８初日２日目は捲ってアタマで、タイムは11.3と11.1。こんなに凄いタイムが出る人だったとは。

  2009年05月01日

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• 佐世保共同通信社杯(4/16-19)を振り返った

  国民の注目が平塚記念に集まるなか、わしあ相変わらず稲荷町状態。【佐世保共同通信社杯(4/16-19)】優勝：永井清史(岐阜88期)共同通信社杯はまともに番組もチェックしてなかったので、今さらながら結果をチェックして唖然。レインボーカップみたいな番組ばっかりで、ダイジェストに少し目を通しても、ふだん見てる競輪とは異質と感じたのはわしだけなのか？これが巷で話題騒然の自動編成ってやつなのか？？競輪を象徴するライン、自力、追込み、マークといった様式美がまるで感じられず、選手も持ち味を生かせていないので、調子の見ようもない。とゆうことでこの開催は目先を変えて、５マンシュー超となったレースを考察。〔初日１Ｒ　8-7-3　199,230〕４福田３新田８和田　１木暮５阿部６岡田　９柴崎７中川２紫原木暮が飛んだレース。穴になった最大のポイントは柴崎と九州がひっついたことか。木暮もまさか中川にジャマされようとは思わんかったろう。それでも木暮が伸びてきそうな展開ではあったが、脚を余した自力型が直線で踏みあうケースでは、さすがに木暮も勝手が違ったのか。和田は直線勝負に廻ると相変わらず手強い。〔初日９Ｒ　1-4-9　59,730〕６伊原３坂上９馬渕　８神山　４菅田１友和７一成　２北津留５濱田　1-4でずいぶんツケたもんだが、三連単で穴になったのは坂上が友和を持ってこうとしてインが空いてしまったのが要因だ。北津留はもう早いとこから仕掛ける自信がないんだろうか。伊原の先行で坂上が残る目は人気になってたんだろうが、坂上の番手スキルはまだまだ発展途上ということか。〔初日１１Ｒ　8-6-5　100,270円〕６坂本亮８田中誠　３渡部９中井４稲村好　１中村５山内　２山崎７山口貴　山内のラフプレイにより山崎が飛んでしまった。この車券を獲るには渡部が最近よく見せるように先行、九州と中近が先捲り、山崎が後方に置かれて捲り不発、くらいでしか想像できん。とは言っても、４分戦でもっとも実力の劣るラインのワンツーが決まるのは極めて稀なケースだ。確率論からも経験則からも、長年競輪に親しんできた人間には取れない。大穴ゲットに胆力は不可欠だが、こうゆうのを当てようとしたら行き倒れ確実だ。稲村が３番手を嫌ったことも原因のひとつか。〔２日目１１Ｒ　5-7-2　74,630円〕５浅井１小嶋　９武田４長塚３飯嶋　７三宅２石丸　６田中８中川　浅井のダッシュに小嶋がついていけなかった。自在性のカケラもない方がダッシュ鋭い若手の番手をまわるとこうゆう事態に陥るのか。そうゆう意味では、自力選手の自在性チェックは穴ゲットにつながるのかもしれん。三宅のダッシュと浅井の落ち着いたレース運びが光った。〔最終日５Ｒ　4-3-2　200,050円〕８神山３岩津６藤野　１松岡７南４萩原　２友和５中村９海野　　先行する神山の４番手で佐藤友和がインに詰まってしまってしまい、さらに直線でもコースがなく３着一杯。それだけならここまで荒れなかったろうが、松岡も友和も行けずと見て、離れていた萩原操が捲りを放った。45歳、畏るべし。岩津はやっと復調してきたようだけど、以前のこの男なら２Ｃで萩原操を振ってしまっただろう。〔最終日９Ｒ　9-7-6　111,350円〕４金子７山幸３加藤　１渡部８中川５大塚　２山崎９成田６大薗山崎が飛ぶんだから大穴になるのは仕方ない。これも追っ掛けても詮なきレースだ。実際このレースはインに詰まった山崎を捨てた成田の捲りが圧巻だったのだが、山崎は今でもたま～～～に変なとこで駆ける。でもって番手からの車券になる。なんてことを考えてたら行き倒れで二着争い。

  2009年04月29日

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• 前橋ＦＩ(4/8-10)と大宮ＦＩ(4/10-12)も振り返った

  【前橋ＦＩ(4/8-10)】優勝：矢口啓一郎（群馬86期）矢口の優勝は後輩の天田に引っ張ってもらったもの。吉田が準優で沈んでいるが直線があと１０ｍ長ければ突き抜けていたはずで、調子落ちまでは感じないが、短走路がわりと苦手だ。常川佳介（愛知88期）成績２４３サンサンではどうかと思ったがここも好走。もう予選では人気になってしまうのか。いつ準優を突破するか楽しみだ。田中誠（福岡89期）成績１７８走りは目立っていたが、この男の動きは読みづらい。初日は旭啓介(神奈川86期)の番手奪取でアタマ。準優では吉田がなかなか来ないので逃げを敢行。３日目は神山拓弥(栃木91期)に先行争いを挑んでしまう。２日目３日目は穴の原因を作ったわけで、展開の起点になる男だ。【大宮ＦＩ(4/10-12)】優勝：萩原孝之(静岡80期)大宮にしてはおとなしいシリーズだった。優勝した萩原は好調期にさしかかった模様で、記念の二次予選Ａあたりでも勝負になりそうだ。山口雅弘(北海道70期)成績９６１数字はダメだが、積極的な仕掛けが九州ラーメンよかとん。初日２日目と、後続を引き出してるとこは評価しようじゃねえか。工藤友樹（青森81期）成績２４１オール６番車ながら特筆の走り。予選では絶望的な位置にいながら自力で出て北川智博(滋賀61期)の２着。北川のケツから中武克雄(大阪57期)が切れたせいもあるが、本命の北川からいちばん薄いとこがきた。準優ではなんと柴田洋輔(東京92期)をバックで捲ってしまった。Ｇ前力尽きたけど、これは93点の走りじゃあない。最終日も逃げた金沢竜二(福島91期)の３番手から、バック捲りの金山栄治(滋賀72期)のケツに切替え直線は驚愕の伸びを見せた。うーーん。別人が乗ってたんじゃなかろうか。新井剛央(埼玉86期)成績３１２眠れる獅子がついに起きろよスージーか？決勝で本命ってのは人気先行の気もするが、その決勝ではかなりシンドい展開ながら最後はグイグイ車を伸ばしている。

  2009年04月27日

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• 別府ＦＩ(4/8-10)　和歌山ＦＩ(4/8-10)　四日市ＦＩ(4/8-10)　静岡ＦＩ(4/11-13)をまとめて振返ったッ！

  【別府ＦＩ(4/8-10)】優勝：大塚健一郎（大分82期）紙上だけのチェック。西本龍（広島79期）成績５５２一時期予選でも勝てないほど凋落していたが、連絡みが増えてきて選抜スタートに何とか定着しつつある。最終日は小林弘和－佐々木浩三－井上辰也の４番手から直線突っ込んだと思われる。浜野雅樹（福井66期）成績３３８１ヶ月くらい前に狂い咲きを見せてたが、この開催でも買いづらい３着を連発。まだ狙えるんだろうか？？細川洋（神奈川69期）成績４７３北村哲状態と化して久しいが、そこはかとなく復調気配では？成績も脚もとくに目立つほどではないのだが。【和歌山ＦＩ(4/8-10)】優勝：新田祐大（福島90期）これも紙上のチェックのみ。川島聖隆(香川77期)　成績９３２ケガから復帰してまだまだ復調途上なのだが、毎レース逃げに徹し、思いのほか復調が早そう。次走はアタマで狙って良いかも。守田秀昭（熊本67期）　成績７２２筋ちがいで突っ込んで２着のパターンが目についた。飯島淳（東京78期）　成績３４４この人は弱い印象しかないのだが、展開に恵まれたんだろうか、着がヤケにまとまってる。初日３着は直線突っ込んだようで、二車単1,070円ながら三連単で13,430円。飯田辰哉（千葉72期）　成績２７１ダイジェスト見れないのが残念。最終日は不発の峠祐介(埼玉78期)を捨てて自力で捲った兵藤一也を筋違いながら直線捕らえた模様。二車単13,770円、三連単237,900円。と、ここまで書いておいて今日(4/24)の小田原ＦＩ最終日の結果を見たら、負け戦でまたも大きな穴をサルベージ。今回が狙い目だったのか・・・やっぱり２週間前の近況チェックじゃ遅いんかのおお。などと修行中に惑わされてはイカンのよ。思うべきは、わしあこれまでチェックしてた選手でも負け戦で勝負することがほとんどなかった。穴狙いのフォームは変えるこたあないが、細かな矯正はいろいろ考えよう。【四日市ＦＩ(4/8-10)】優勝：浅井康太（三重90期）一時期カベにぶち当たっていた浅井がようやく復活してきた。それにしても柴崎はどーした？小川巧（広島57期）成績１２４予選スタートに落ちたせいもあって、ここんとこ連絡みが多少出てきていたが、それでも恵まれ程度だと思っていたが、同じような雰囲気だった和田誠吾(広島55期)なんかもけっこう穴を空けてるんで油断もスキもヘッタクレもない。初日にバック８番手から縫って割ってのアタマはなかなか見事。横山明男（東京62期）成績２６７あえて挙げた。とてもＦＩの準優あたりでも通用する人じゃないが、もともとはＳ級最弱クラスなのに、このところ連絡みが目立つ。小林正治（東京77期）成績１１８初日は大外一気。準優は圧巻の自力でマーク２着の俵信之(北海道53期)はホクホク顔。誰の力も借りてない。これは好調と見てええでしょう。大久保直也（徳島85期）成績３３３あの坂本英一を髣髴とさせる３着アーチストの誕生か？特に最終日の３着は価値あり。自力で捲ったゴルゴ村本(静岡77期)を追う一群の中団から一丸安貴(愛知70期)会田正一(千葉68期)のロートル勢を外から交わした脚は、この人の定位置よりは上のデキにある。【静岡ＦＩ(4/11-13)】優勝：伊藤正樹(愛知71期)優勝した伊藤正樹、この決勝は藤野孝彦をアテにするという愚行に出たが、石丸チックなスピードはまだまだ健在。藤野孝彦（佐賀91期）成績１１７初日特選、いつものように捲った伊藤正樹で決まるはずだったのに、伊藤の勢いを借りる形で直線大外一気で脚のあるとこを見せた。準優は小野大介(福島91期)の番手を軽くゲット。淡白な印象があるがそろそろ藤野一族のＤＮＡが出てくればプチ木暮になれる。須田雄一（栃木56期）成績１３８このままズルズルＡ級落ちかと思ってたら土俵際で踏ん張ってる。初日は先行不在のようなレースで与那嶺盛安(東京76期)の自力から、捲った三上佳孝(千葉88期)の番手を菊池通晃(静岡69期)から強奪。準優は関東５番手を嫌って伊藤正樹の３番手をチョイス。捲り一辺倒の伊藤の３番手は切れやすい位置なのだが、なんとかひっついていった。ああ疲れたぞチクショ～～。Ｓ級戦をぜんぶチェックしようなんてやっぱ無謀だよホント。

  2009年04月25日

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• 高松ＦＩ(4/8-10)を振返った

  高松ＦＩ(4/8-10)　優勝：中村一将（兵庫86期）渡部哲男が不発になった決勝は１７万の穴。優勝した中村一将はたしかに初日２日目と動きは良かったけどずいぶんあとの北島さぶ。以下、目に付いた選手。木村勉（徳島79期）成績６２７すっかり予選スタートが定着してしまったが、今回の動きはええんじゃねえか？数字は大したことないけど、予選の伸び脚も良かったし、２日目にアテにした池田周平にとっとと見切りをつけ、逃げる竹山－丸島の３番手を強奪し、タイヤ差まで迫った脚には感動した。ひっついていった福田博(香川79期)も復調気配か？池田智毅（和歌山68期）成績３３３真崎新太郎(栃木85期)に番手を強奪された準優の走りはとてもほめられたもんじゃないのだが、決勝で中村一将にいったん離れながらも巻き返し、番手にハマりかけた渡部をインに葬り去った走りは評価できる。ここんとこ３連体率はアップしてるんじゃねえでしょうか。山城光央（静岡64期）成績３３１今開催でいちばん目立ったのはこの人じゃなかろうか。初日は逃げる南関３番手から４角捲りきった松田小西に直線追いすがって1/8輪差の３着。２日目は誰も動かない混戦メンバーでバック９番手ながらも、捲り気味に踏んで３着。圧巻は最終日。先行した田中孝彦(静岡91期)の番手で、追い上げた朝日勇(愛知74期)の激しくかつチビシイ攻めを受けるも、しのぎきってＧ前逆転。こんなにガッツと脚のある選手だったとは！！！梶応弘樹（愛媛57期）成績２５２半年くらい前に、一時期好調の波が来たところで落車。以後はアップアップだったのが、今開催を見るかぎりでは好調といえる脚に戻ってる。渡哲にもしっかりひっついてたし、最終日は上述の山城に直線で追いすがっての２着。もう復活してると見てええだろう。

  2009年04月23日

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• お爺さん、今ごろ高知記念の話ですよ

  負けが続きすぎて、勝負はオアズケにしてフォームの矯正にかかろうと画策したんですがね。けっきょくテメエの打ち筋を変えようなどとはカケラも思わないに至ったわけです。だけど、ここしばらく相撲でいう稽古不足、競輪でいう乗り込み不足、であったのは確かなんで、日々の地道な基礎トレーニングに勤しむことで手を打ちましょうよお爺さん。梅沢富美男歌うところの「稽古不足を～幕は待たない～」との一節もあることで。地道な基礎トレとは何かっつうと、選手の近況をチェックすることですね。プロスポーツの結果に目を通すでも、ダイジェスト観るでもええから、直近のレースを振り返る。その過程でいろいろ思うことがなけりゃあ、いよいよ競輪から脚をウオッシュするときだ。理論めいたことはその後だな。かつて小石川療養所で診療に当たった保本登も、新出去定の世界観に触れ、徒労に賭けた。琴風豪規も、まわり道をしたけどこれが最後の恋だと歌った。わしも感性の再生を地味～～なところから始めよ～～っと。てなわけで高知記念を振り返った。目に付いた選手はこんなとこか。誰もが書くような選手は除外。柏木伸介（静岡84期）成績２９４１　この男がこんな自在っぽく変貌してることに気がつかなんだ。初日のイン粘は見事。松本雅彦（東京56期）成績１４２２プロスポーツの取材メモでも採りあげられてた。全盛期でも、伸びる印象はあまりない人だった。短い調子のピークは終わったと思ったら今回の脚は・・・！連を外した二予Ｂも、２Ｃ８番手からの伸びは良かった。八日市屋浩之（石川79期）成績７２２８絶不調で初日予選も８番車。と思ったら負け戦で穴を二丁。調子の底は打ったのか？けどあんまり伸びがいいとも思えんぞ。小沼良（埼玉68期）成績１８２５もしかしたら短いピークを迎えつつあるかもしれん。目標に恵まれた結果だが、連率の低いこの人にしては上出来。500バンクゆえの結果なのか？てな感じでゴロマキ権藤さんに鍛えてもらいます。しばらくは読み手を意識しない走り書きを続けますんで目障りだったら画面に向かって屁でもコイてください。

  2009年04月22日

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• 選手の好不調について（９ヶ月ぶりに２）

  【2/14成績】-26,000 　佐世保記念初日４Ｒ●9-2-3 13,820円 (44) 佐世保記念初日８Ｒ○2-1-4 6,600円 (15) 佐世保記念初日９Ｒ●9-3-5 40,330円 (104) 【本年成績】４９戦的中嗚咽の３　-525,850１ヶ月ぶりの的中もど安めでラチ阿寒。今日から信州地獄谷温泉でサルといっしょに湯に浸かって反省の日々を送ります。とゆうことでえらい久しぶりに買い方を振り返ってみます。以前このテーマで書いたのはいつだったか、探してみたら昨年5月14日で、好調に転じた選手の青田買いのようなことをタラタラ書き流してました。へでもって最後に書いてたのが、三連単は日々是ウオッチする勤勉さが必要などとエラそうにほざいていたわけですが、ふだんのわしの穴選手チェックを振り返ってみます。わしあ競輪に手を染めて間もない頃から毎週プロスポーツをせっせと買い続けていて、成績欄を眺めるのをこのうえない悦びとしているわけですが、三連単を打つようになってからは、若干見方を変えました。穴があいたレース(三連単で万シュー以上)と、二車単と三連単の配当差があまりに大きいレースのみ、配当上の穴を作った選手をチェックしてます。Ｓ級だけしか見てませんけど、今では１週間に記念を含め７－８本のＳ級戦が開催されてるので、とりあえずまずこのチェックをウンチタイムにやってると、まあ１週間くらいかかってるわけですね。そうやって１週間の作業を終えると、なんとなく好転している選手というのが目につくわけで、この気配が２開催くらい続いていると、次の開催で買おうという気になってくるわけです。これに類した作業はヘビィな競輪ファンなら誰でも、何がしかの方法論をお持ちでしょう。ところがこうやって穴選手を自分なりに押さえておいても、手を出すタイミングというのが非常に難しい。ここがギャンブルの勘どころのようで、わしならずとも、ギャンブラーがしばしば不振の期間を迎えるのは、このタイミングをつかむセンスが減退している時期なんでしょう。よく言う「買わないときに限って来やがる」というヤツですね。この年末から年始にかけて、わしあ佐久間仙行で何度も勝負したのに、ことごとくハズレ。それでいてこの時期、佐久間仙行の三連帯時の配当はけっこうデカかった。要するにこううのは勝負どころを誤ったっちゅうことで、大筋は正しいハズだ。もちろん競輪は穴選手だけ探せばええのではなくて、展開でドンピシャという的中への王道もあるわけで、選手で買う、展開で買う、というのが競輪予想の二大買い方っつうことだ。この「勝負どころ」の考え方が成立するのか、ある程度正しく、５回に１回くらいの割合で見抜くことができるのか、これから２週間くらいウジウジ考えてみることにします。

  2008年02月14日

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• 選手の好不調について（１）

  怠慢と不運と楽天の都合が重なって３日も新ネタを切らしてしまいましたが別に競輪やめたわけじゃねえのよ。500バンクの次ぁ何を振り返ろうかとシャガミ大野駅のトイレで熟考した結果、選手の好不調の見極めについて書いてみようと思います。うまく考えがまとめられずヘンテコな内容になっけど、ジジイの妄言なんで大目に見るべし。買い目を考えるアプローチは人それぞれでいろんな方法があっけど、わたしゃ普段は展開で考えるパターンと、目をつけた選手を買うパターンの、おおよそ２通りです。選手に目をつけるっつうのは、好調選手を自分なりにチョイスしてるわけで、これはほとんどの競輪愛好家がやってることでしょうし、展開で買うにしても大きな要素になるわけですね。ですが好調選手の見極めにセオリーはないので、ここは自分なりのセンスで判断せざるをえないわけで、もっともバクチ打ちとしての力量が問われるところかもしれん。バクチ打ちのほうにも好不調がずいぶんありますが、バクチ打ちの不調っつうのは、この判断力が低下してるときなのかもしれんです。本題に入る前に、わたしは前夜予想がほとんどなのでオッズは見れんですが、穴好きの部類で本命買いはしないです。どうも三連単の本命サイドは不当に配当が低いような気がしてならんのですね。穴を当てるには、まだ世の中全体が好調と思っていない選手を見つけなきゃならんです。ひと場所好走すると次の開催ではもう人気になっちまうので、もう買いたくなくなっちゃうわけですな。だからここでは明らかに好調な選手についてではなく、青田買いの話がやたら多くなるのでご承知おきください。さてまずは好不調の波について。いつ走っても常に一定の調子、力量を保ってる選手なぞいないわけで、誰でも必ず好不調の波がある。競輪選手の総合力は概ね、選手生活のピークまでは上昇カーブを描き、そこから下降するわけだが、細かな山と谷がたくさんある。この細かな山と谷はだいたいこんなもんでしょうか。(１)復調、上昇、良化の兆しがある。(２)上昇カーブに入り始めた。(３)はっきり上昇中ｏｒ緩いながらも上昇中。(４)好調だが上昇度合いが緩くなった。(５)堅調。山のピーク。一定の好調を保っているがこれ以上のレベルにはカベがある感。(６)調子落ちの兆しがある。(７)下降カーブに入り始めた。(８)はっきり下降中ｏｒ緩いながらも下降中。(９)谷底。調子下降もさすがにこれ以上は落ちないところでストップ。(10)一定期間、一定レベルの調子を保った不振期間が続く。選手を狙って打つ場合、上記の(３)～(５)は誰の目にもわかるので、アタマで買おうとしてもすでに穴は出にくい。また(10)から(１)に変化する時点は、成績はドツボのどん底にあるわけで、とても勝負はできないでしょう。だから特に三連単で勝負しようなどという輩は、とくに(２)を日々是ウオッチする必要が大きいと思うんですね。この勤勉さなくしてはギャンブラーたりえんのかもしれません。

  2007年05月14日

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• ５００バンクの特質（３）

  昨日までは500の穴について普段から思ってることをタラタラ書き連ねましたが、今日はほんとうの反省。どうも500っつうと相当強いお方でない限り、逃げた選手は残れないという固定観念がわたしにゃあるみたいで、この３日間ブチブチと自分の誤りの原因について考えてました。以下は３分戦の展開分析として採りあげるべき話なんでしょうが、３分戦で逃げたがっているのが本線の自力一人だけなら、この逃げ屋は実はひじょうに有利なんでしょう。400バンクならアナーキーな父親に連れられて初めて競輪場に足を踏み入れた小学生でもこの自力選手を中心に買いたくなるでしょう。ところがこれが500になったとたん、とくに別線から買おうとした場合、わたしはこの逃げ屋はなぜか切りたくなっちゃいます。これは大きな錯誤なんでしょう。３分戦でも、他の二つのラインが逃げたがらないのであれば、逃げる立場としては、自分の仕掛けられるところから出て行けばよく、こうなれば逃げ切りは難しくとも、最後までタレずに踏める可能性が高いわけで、連下にはぜひ買っておくべき、という結論に至ります。思い出すのも忌々しいけど、こないだの日曜日、千葉の決勝でわたしゃ痛恨の３着ヌケをやらかしました。わたしのマヌケな予想、買い目をもういっぺん振り返ってみましょう。********************************************************************************************************************************【5/6千葉ＦＩ最終日１１Ｒ】４渡邉１中村９松永　３中川８梶山７金田　６佐藤２内田５成田東北別線も当然叩き合いなし。作戦はあるかっつうと、渡邉佐藤ともに器用なレースはまったく不可。中川相手に中団キープを狙ってもヤラれる。ほんじゃあ一方の逃げを片一方がアシストする手か。逃げるのは渡邉を想定。渡邉の真骨頂は逃げであり、２日間の走りを見ても渡邉は優勝がほしいというより結果に関わらず逃げたいんじゃないかと。で中川が捲る展開だが、千葉だろうがなんだろうが中村のヨコで撃沈。直線は勢いもらった梶山と中村の争いも、400なら来ないはずの佐藤ラインの捲りが届くんじゃねえでしょうか。仕事がキツそうな中村は２着までで、佐藤中心の内田押さえ、もう一本追込みだと強い梶山の一発も。6-1289-1289　各1,000円6-1289=5　各500円　2-15689-15689　各1,000円8-12569-12569　各500円計46,000円********************************************************************************************************************************結果：2-8-4 77,390円 (210) つい３日前のレースなので展開は解説不要でしょう。逃げはアタマになかった中川と佐藤を尻目に先行した渡邉一成が、中村の失格とは無関係にきっちり３着に残ってます。３着ヌケで惜しいようにも見えますが、連下にマークしか買わないわたしの発想では永久に取れない車券です。逆に考えれば、今日記した内容が検討の根底にあれば、渡邉の残りを中心に考えて取れる車券だったのかもしれません。しかし思い出すだけでも忌々しいレースだドちくしょお～～～いつかこのパターンで獲ったるかんなあ～～～で、このパターンに固執して大怪我っつうのが転落の有力パターンでしょおか。

  2007年05月10日

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• ５００バンクの特質（２）

  500バンクではたまに、後方のまま凡走と思われた自力選手が穴を出す。なんでそうなるのかっつうと、テリメーな話ですが巻き返しの効くバンクだからです。ただそれは直線の長さだけに由来する話ではないと思いますが、客観的なデータはないので、以下はジジイの戯言です。現在500バンクは宇都宮、大宮、千葉、びわこ、高知、熊本の６場だけですが、高知を除いては直線の長さに差こそあれ、サンサンや400と異なる、共通の大きな特徴がありますね。それはいわゆるお皿バンク(コーナーの傾斜が緩い)であることと、半径が大きくコーナーのカーブの角度も緩やかだということです。実際500バンクの現場に行くと、走路幅も広く感じるわけですが、これは錯覚であるとしても、実際に走る選手も走路幅が広く感じられるんじゃにゃあでしょうか。この特徴が競走にどんな影響をもたらすかっちゅうと、コーナーでの捲りがブロックの影響を受けにくいことが挙げられます。お皿バンクは外外に振られやすく、コーナー捲りは不利だという見解もよくありますが、力のある選手はブロックの届かない外外を回り込んでこれちゃうので、わたしゃあ一概に不利とは思いません。そしてもう一点、外外をまわって直線に突入するので、大外を伸びてこれることも500の特徴だと思います。直線の長さと合わせて、これらが穴をもたらす要因でしょう。ウス目の自力(もしくはそのケツのマーク屋)がアタマで狙えるのは500の穴の１パターンであって、いつも狙えるわけじゃありませんが、下記の条件で起こりうるんじゃねえでしょうか。(１)逃げるのは人気ラインであること(２)逃げラインを捲りうる別線がいらっしゃること(３)生き返るのは、カマシ・捲りを得意とするタイプが最後に仕掛ける場合　(逆に言えば地脚タイプはこのパターンでは狙えない)サンプルをもういっちょ。【2005/08/04　大宮ＦＩ最終日１１Ｒ】３平原康多(埼玉)５森田進(埼玉)６清水吉康(東京)７舘泰守(愛知)２山口幸二(岐阜)１新藤敦(神奈川)８久冨武(岡山)４増田鉄男(徳島)９北村貴幸(群馬)平原はまだブレーク前で、デープラによると人気どころは2-7(7.0倍)、5-3(8.8倍)と割れてますね～。結果：8-5-1 119,780円 (271) 平原の逃げを舘が捲って不発も、３角から仕掛けた久冨が大外一気。決まり手は追込み。500バンクの話、まだまだ続くよん。

  2007年05月09日

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• ５００バンクの特質（１）

  ほんじゃあまたしばらく来し方を見つめ直してみます。２か月前にはしつこいくらい２分戦の話ばっかりしてたので３分戦の話が出てきて然るべきなんだけど、考えがまとまらないのでヤメ。今回はバンクの特質について考えてみます愛子。競輪予想の要素っつうのは大きくはメンバー（番組）に依存するわけですが、物理的な要件として天候とかバンクがありますね。他にはどうですかね～。天候は考慮すべき要素なんですが、ここ何年か、わたしゃ前夜に買い目を決めて当日は電話で機械的にピポピポするだけなんで、天候まで考慮に入れてません。また、バンクの分類で予想紙を初めて開いたサルでもまず区別するのがサンサン、４００、５００の分類ですが、わたしは個人的には何の特徴もない４００バンクが非常に苦手です。苦手なところまで手を出そうとは思わんので、クセのあるバンクでの予想について洗いなおしていきます。まずは次回の記念(宇都宮)が行われる５００バンクについてイッチみやしょう。５００バンクの特質は何か。「直線が長い」んなこたあ初めてレーサーにまたがったサルでもわかる。「逃げがもたない、追込みが有利」これが大きな落し穴じゃあないかと思ってます。５００で錯誤に陥りやすいのが、まず弱い逃げ屋を切りたくなってしまう点で、サル並みのわたくしは今でもよく引っかかっりますが、手っ取り早い実例をひとつ。【2007/02/23宇都宮東西王座戦　初日１Ｒ】１篠原龍馬(高知)－７中山博司(岡山)－３岡野順一(岡山) ８伊藤司(福島)－５棟方次郎(青森)－２黒田直記(静岡)９池上孝之(兵庫)－４吉川悟(大阪)－６諸田勝仁(埼玉) 　結果：8-5-7 67,250円 (187) レースは人気の篠原ラインがホームから先行、伊藤ラインは叩き合う気配まったくなし。中団確保ながら２角でも動かない伊藤ラインにしびれをきらせた池上がバック捲るもまったくクルマは出ず、篠原ラインで楽勝と思いきや、何もできないままバイビーだと思った弱逃げ伊藤司が直線で前団を一気にゴボウ抜き。決まり手は追込み。ひじょうに示唆に富んだレースで、これが４００だったら伊藤はバック捲り不発か直線届かずの３着いっぱいってとこでしょう。５００の穴でよく見かけるのが、死んだはずの自力選手のアタマというレースです。なんでこうなるのか。後半につづく。

  2007年05月08日

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• 展開について（４） 　２分戦実例集

  ほんじゃあ今日もしつこく２分戦。けど今日は実践例をば。ちょうど昨日今日でいい例があった。【2007/03/14　川崎ＦＩ初日１１Ｒ】１松尾淳６鷲見逸喜５斉藤利治　９沼川夢久　７竹内智彦３佐藤和典８荻野哲　　　　２浦川尊明４松岡慶彦　　　２車単 1-7 610円 (1)　三連単 1-7-5 12,370円 (37) ほんの半日前に行われたレースなんで解説不要かこれは。自力２車の戦法、現時点の脚力差、競りという条件から１－７が一番人気もうなずけますな。レースは前で待ち構える竹内が、大競りになった松尾のケツに竹内が楽に飛びつく。鷲見は浦川や沼川を退けるも力を使い果たす。堅くおさまる２分戦の典型でしょうか。しかし・・・三連単で勝負することを考えると、このレースの斉藤３着はいかにも買いにくい。わたしが買ってたら確実にヌケ。堅そうな２分戦だと思って飛びついても、さらに一ひねりしないと的中には至らない。【2007/03/13玉野記念最終日１０Ｒ】１小嶋敬二７有賀高士５山内卓也８坂上樹大　　　　　９諸橋愛６木村貴宏２井上昌己４中塚記生３三宅伸２車単 1-2 570円 (1)　三連単 1-2-4 1,440円 (1) これも終わったばかりのレースで解説不要か？上記川崎の例に似てるけど、動ける選手が何人かいる。それでもやっぱり小嶋井上の戦法、現時点の脚力差、競りという条件から堅そうな雰囲気がプンプン匂ったレース。展開も川崎のとソックリ。競った連中は離れてしまったため中塚までスッポリでそのまんまゴール。わたしが買ってたら確実にガミ。やっぱり儲けるには至らない。【2007/03/01　高知ＦＩ最終日１１Ｒ】３友定祐己１梶応弘樹６橋本忠延　２光岡義洋　７古原勝己　９戸辺裕将８富弥昭５山根義弘４古閑良介２車単 8-5 2,610円 (7)　三連単 8-5-4 7,530円 (21) 自力２車とも滅多に逃げないうえに直線短めとはいえ500バンク。２分戦としては難しいレースだが、結果は別線の押し切り。前にいようとした友定ラインを富ラインがやや強引に叩いて出て、後はじらしながら徐々にペースを上げていったため、浮きゴマ勢も切り替えてしまい、本線だった友定ラインは最後まで仕掛けられず。しかし脚力差にない自力２車で富の押し切りはちと買いづらい。わたしが買ってたらせいぜい山根のアタマでしょう。【2007/02/21　伊東ＦＩ最終日１１Ｒ】５岡村潤１海野敦男８田村博一３中村浩士７藤田和彦４井手健２古川圭９阪本正和６山本孝喜２車単　9-2 6,310円 (19)　三連単 9-2-1 32,120円 (77) このレースをハナから２分戦として扱うのはちと問題があるかもしれんけど、実際のレース展開、結果はまさしく２分戦なので敢えて出しました。遠征勢のコメントも「地元には競りに行けない」と明言していたため、逃げイチとして多くのファンは捉えていたようです。レースは赤板から九州ラインが前に出て、そのまま徐々にピッチを上げて打鐘前から井手がスパート。さらに最終２角から古川が番手捲りで最後阪本がチョイ差し。３３バンク、本線の虚を突いた奇襲で買いづらい結果でしたが、穴となった要因は逃げイチと目された岡村の油断だったのかもしれません。わたしは阪本のアタマで勝負しましたが、古川の残りは一銭も買ってませんでした。ません。 以上、２分戦の実例でした。

  2007年03月15日

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• 展開について（３） 　２分戦での自力屋の仕掛け

  展開は自力屋が作るわけですが、今日は自力屋の仕掛けどころについて考えてみます。いきなり３分戦で考えると複雑怪奇なので、とっつきやすい２分戦を例にとります。車券を検討するうえでも、２分戦ならまず逃げるのはどっちかを考えるわけですが、ペースが上がるのがどの時点かも大事でしょう。もちろん番組種別(初日特選と決勝じゃ話が別)、競りの有無で大きく変わるところですけど、自力２車の戦法上の特徴や、脚力の判断は、客観データがあるので多くのファンがある程度同じ方向で捉えることになります。そして２分戦の多くは戦法に関わりなく、打鐘で別線が前に出て、本線が後攻めになるケースが非常に多いと思われます。ここで、いったん前に出る別線、すなわち力で劣る自力選手が取るべき作戦を考えてみましょう。力で劣る自力選手としては、作戦の基本にあるのは、早く仕掛けすぎるとアッサリ捲られて終了、流してたらカマされて終了という先入観でしょう。（１）カマされないように本線を警戒しながら徐々にスピードを上げてホームから全力で踏んで行くとこまで行く。（２）前に出る際にしばらく併走しながら前に出て、本線が引いたとたんに虚を突いたダッシュで行くとこまで行く。（３）上記の(１)(２)ともに、強引に叩かれたら徹底抗戦。（４）チャンスがあれば飛びついてやろうじゃねえかコンチクショ～～。自力２車の力の差が大きいと、(４)を除いて「勝てるとは思ってないけどウシロを引き出すことはできるかもしれない」というレースになるわけです。つまり相討ちで格上の自力を潰せれば上々、負けるにしてもラインを引き出せれば成功、つまりは犠打を上手く打てるかどうかという作戦ちゅうことです。そして強いほうの自力選手は、格下の同型がこうした作戦に出ることがほぼ読めており、それに対処する作戦になるわけで、２車しかいない自力選手が、お互いの手の内がほぼ読めていることで、これも２分戦の特徴ともいえます。手の内が読めている以上は、少なくとも自力屋同士の勝負としては、強い方の思惑通りにレースが進むケースがかなり多くなるわけですが、じゃあ崩れるのはどういうときか。これが３分戦なら敵が増えるので、実力上位の自力選手でも落し穴の要素が急に増えるところですが、２分戦で番狂わせが起こるとしたら、脚力以外の要素かもしれません。（１）２分戦の経験が浅い場合　　２分戦自体が少ないので、若手は経験不足で仕掛けどころを逸する可能性がある。　　特に見られて仕掛けられないケースはたまにある。（２）バンクに慣れていない場合　　４００バンクでは考えにくいが、３３だと叩きに行くタイミングが遅いと　　コーナーにかかって外外振られて失敗する可能性がある。また５００だと　　焦ってホームで叩きに行って末を欠く可能性がある。（３）ウシロが離れる場合　　ウシロのことを考えずにダッシュして、番手にスッポリ嵌られてしまう。大きく考えれば(２)(３)ともに経験不足なのかもしれません。(１)(２)なら別線番手からの車券、(３)なら逃げ逃げから派生する車券なんでしょうが、他にはそれほど崩れる、というより別線の思惑通りに決まるケースは少ないんじゃないでしょうか。別の見方で、三連単ならばアタマは本命でもウシロが(イン粘り等で)千切れるケースで好配等も考えられます。このように、力の差が大きい２分戦では、格上の自力選手中心の車券で結果もそこそこ絞ることができ、配当もあまり期待できないわけですが、力の差が詰まって来ると、直線で喰われるケースがとたんに増えます。本線が別線の抵抗に力を削がれるということでしょう。

  2007年03月14日

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• 展開について（２） 　２分戦の考察

  いまや純粋な２分戦はめったにお目にかかれないと思いますが、聖人阿佐田哲也のノウハウ本も、２分戦のエッセンスが競輪の基本であるとのスタンスで語られており、確かにいきなり３分戦について考えるよりとっつきやすいので、まずは自力２車のパターンつうことで展開の特徴を考えてみます。２分戦の大きな特徴は、自力２車の力の差が如実に現れる点でしょう。３分戦になると、ノーマークになったり、間隙を突いて出るラインがあるわけですが、２分戦は崩れる要素はその分低いと言えます。当たり前か。２分戦の展開で思いつくのはこんなとこです。（１）多くの場合、打鐘から４角にかけて別線が前に出て、本線が後攻めになる。（２）前に出たラインは後ろをチラチラ警戒しながら徐々に踏んでいこうとする。　　　後のラインは見られてしまうと仕掛けにくい。　　　この場合、別線の番手は非常に有利。（３）（２）の状態になるのを嫌い、後攻めの本線はすぐに叩き返すケースが多い。　　　自力２車の力の差が大きい場合はこのパターンで押し切りの低配当が多い。（４）（３）のケースが多いため、別線マーク陣は切替え目標を最初から考えている。（５）普段まったく自在っ気のない自力選手でも、意外や意外のイン粘りがある。（６）２車しか自力がいないので、たまに捲りの出るマーク屋の動きに注目。仕掛けるタイミングにもよりけりですが、２分戦は間隙を突く動きが少なく、逃げも無理なピッチにならないケースが多いので、とんでもない穴は出にくいんじゃないでしょうか。たとえば３番手同士で決まるとか。逆に言えば、２分戦は展開予想で車券を買えるレースだという気がします。直線で紛れが出にくいサンサンの２分戦だけ狙い打つのも案外理に適ってるかもしれません。

  2007年03月13日

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• 展開について（１）　大ざっぱな展開としては

  やっとこさ展開の話にイッチみましょう。競輪の展開は起承転結に似たようなトコがあっけど、淡々とした周回が崩れてからゴールまでを考えると大ざっぱにはこんな感じでしょうか。【誘導がハズれピッチが上がるまでの、展開の前半を制するための動き】　誰かが逃げ始めるまでの段階ですな。　・自力屋の動きとしては、　　（１）先行（２）インで粘る（３）巻き返しのタイミングを計る　　（４）中団確保に出る（５）とにかく追走　・マーク屋は番手競りになったり、すでにラインに見切りをつけることもあるけど、　　この段階ではライン追走がまだ多いでしょう。【展開の前半を制する逃げと後半準備のための動き】　誰かがピッチを上げて逃げてますな。　・逃げに対して、他の自力屋は、　　（１）番手奪取も含めた割り込み（２）巻き返しを図っての鍔迫り合い　　（３）中団をめぐっての自力屋同士の争い（４）逆転を計っての追走　・いっぽうマーク屋は、一本棒なら追走するだけですが、逃げと巻き返しが拮抗　　したりすると、ピッチが上がった状態で位置をめぐって争う場面になり、　　また巻き返したラインが出切る様ならこぞって切り替え追走ですな。【展開の後半を制するための動き】　逃げに対して逆転の動きが始まります。　・この時点で脚をタメてチャンスを窺っていた自力屋がいずれかのタイミングで　　逆転を図ろうとします。　　（１）捲り同士で争う（２）合わせて先に捲る、　　といった逆転の仕掛けが始まります。また、　　（３）この動きに乗ってさらに次の動きに賭ける、という手もあり、もちろん　　（４）逃げが強力で仕掛けられないまま、　　という状況もよくあります。　・マーク屋は、一本棒ならやはり追走するだけですが、逆転を図る後方のラインでは　　そろそろ他ラインへの切り込みが出てくるところです。逆転への望みのある位置へ、　　つまり前に出るラインに鞍替えを図り、マーク屋同士の小競り合いも見られます。　　ただ、特にピッチの上がった状態だとウシロの方でウロウロしているだけの選手を　　見ることも多いでしょう。　　逃げるラインのマーク陣はいわゆる仕事の時間で、変わったケースとして番手捲り　　もありますが、これはかなり限定されるでしょう。【展開の後半を制するための逃げと捲りの拮抗】　一本棒のレースにならない限り、逃げたラインに対して、捲り第一陣の結果が出ます。　・（１）勢いを止められず捲りが逆転する　　（２）逃げと捲りが拮抗したまま直線までモツれる　　（３）逃げと捲りが拮抗しているところをさらに捲り第２陣が飛んでくる　　（４）捲りが前団に迫るが止められ不発、捲り第２陣が発進する　　（５）捲りが力不足で前団に届かず不発、捲り第２陣が発進する　　といった結果が出ます。　・いっぽうマーク屋は、捲りが逆転なら　　（１）切替えを策す選手とそれを阻む選手でケンカ　　（２）捲りで空いた車間にスッポリ切り替え追走　　となったりします。逃げと捲りが拮抗したままだと、　　（３）押し込もうとする力と飛ばそうとする力でやっぱりケンカ　　でしょうか、その煽りを喰って捲り第２陣が不発になることも。　　そして捲り不発になった場合、捲り不発ラインのマーク屋は　　（４）インに、つまり逃げるラインに切り込む　　（５）外からの捲り追込みに賭ける　　という手段に出ます。　　さらに捲り第２陣が襲い掛かりますが、この最後の逆転の動きが早ければ上記の繰り返しになりますが、非常に遅い場合、すなわち直線での逆転を図る捲りであれば、後半を制したラインの連中は直線勝負の準備に入っているため、ブロックされることなく外外から直線に進入することになります。【直線の激闘】　・４角通過時の先頭を行く自力選手は　　（１）最短距離で踏もうとするケース　　がほとんどでしょうけど、中には　　（２）味方も含め外から来る連中を牽制するために外へ一発振るケース　　もたまに見ます。あとは力の続く限り漕ぐのみ。　　なお逆転の捲りで外から直線に入った自力屋は、大外を一直線に漕ぐのみで、　　他の選手と接触することはあんまりないです。　・マーク屋の動きとしては　　（１）４角番手でアタマ狙いならコースを外して交わしに出る　　（２）４角番手で捲り追込みがなく、勝ち上がり等２着でＯＫなら自力を追走　　（３）３番手の直線進入は外に出たくても出れないことが多いので、アタマ狙い、　　　　逆転狙いなら直線前から外にクルマを持ち出す　　（４）直線前で外にクルマを持ち出す連中が多いので、それを狙ってインを突く　　　　ハイエナ走法　　（５）逆転の捲りに乗って直線に入って来れたマーク屋はやはり大外を一直線に　　　　漕ぐのみで、接触の危険はあまりないでしょう。　　（６）直線の長い走路ではこの期に及んでも、コースが空く一瞬を捉えて全力で漕ぐ　　　　ハゲタカのようなマーク屋もおります。　直線での押し合いへし合いは整理のつけようがないので割愛。　ああ疲れた。明日は何を書こうか。

  2007年03月12日

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• 選手のモチベーション（２）

  昨日は選手のモチベーションについて、格に応じた走りがあると書きましたが、これも大きく２つに分かれていました。・よりよい着を取るための走り・着を度外視した走り競輪選手は最終的には賞金を稼がなくてはならない、つまりよい着がほしいと考えられるので、この２つは言い換えると日常モードと臨時モードと見ることも可能で、かなり多くの選手は日常モードで走っていて、記録に残らない犠打を打とうとする強い意志を感じさせるケースは、よく見るように思えても実際はそれほど多くはないんじゃないでしょうか。展開は自力選手がつくるわけですが、たとえば３分戦で三人いる自力選手が全員日常モードでいたら、少なくとも直線までの展開は脚力差で決まってしまうケースが多いでしょう。もっとも実際には脚力差の少ないレースがほとんどですけど。日常モードで１着を取りに来る本命自力選手に対して、臨時モードつまり犠打で対抗しようとする自力選手がいても、この臨時モードがミエミエであればあっさり潰されるケースが多いでしょう。そこで車券を買う側がいつも注目するのは虎視眈々の勢力で、本命の精力が犠打潰しで消費されちゃうようなら・・という理屈が生まれるわけですな。しかし犠打が決まるケースも多い。競輪を何年もやってイヤんなるくらい見てきた。犠打が通用するかどうか、それだけの要素で車券が決まっちゃうケースもある。ともかく展開は自力選手がつくるわけだから、ファン側の展開想定は、犠打を打とうとする選手がいるかどうかというところから始めるのがええんじゃないかと。それにはまずは特に自力選手のモチベーションをざっと仮定してみることなんでしょう。さて昨日もうひとつ、近況で定位置以上の走りを見せている選手はモチベーションが高いんじゃないか、という趣旨で書きましたが、これはほとんどマーク屋の話なんで、展開の話の中で触れたいと思います。

  2007年03月11日

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• 選手のモチベーション（１）

  今日から展開について振り返ろうと思ってましたけど、その前にやっぱり選手のモチベーションについていろいろ記しておくことにします。展開は出場９選手の意思が具体化したものなので、当たり前の話だけど選手個々のモチベーションに左右されますが、選手一人一人の人生まで把握することは不可能です。それでも車券検討には何かを手がかりにしなければ展開を想定できないわけで、とりあえず誰もが多かれ少なかれ無意識のうちに行ってるのは、番組を踏まえた各選手の役柄を考えることでしょう。【格に応じた走りを判断する】急激な上昇過程にある選手(たとえば佐藤友和)を除けば、ほとんどの選手が定位置、すなわち一定の格を有しているので、番組ごとに、その格に応じて選手がどんな狙いで出走するか、ある程度分類可能でしょう。たとえば勝ち負けを基準にすると、・１着を取る・上位入着する・勝ち上がるといった点で当たり前と考える選手、意識する選手、狙ってる選手などに分類できます。当然これを踏まえた走りをしようとするわけです。格下選手は運が良ければ上位入着、勝ち上がりがほしい程度しか考えていないことも多いでしょう。また別の観点で、着以外で格を誇示しようとするモチベーションもありですね。・格上相手にどこまで通用するかやってみたい・同型を潰したい・人のお役に立ちたいといった点で着を度外視して走る選手もいるわけです。起点になる動き、展開を左右する動きが顕著であるほどレース展開は絞れるわけで、モトベーションの強さに依存する部分だと思います。最初に書いたようにあくまで選手個々の人生までは把握できないので、競輪界における定位置から上記のように判断することは、実際にはほとんどのファンが無意識のうちに行っていることでしょう。【近況から判断する】じゃあ誰もが定位置に応じた走りをする、と考えざるを得ないのかっつうと皆さんよくご存知のようにそんなわきゃありませんね。これもほとんどのファンが無意識に考えているんじゃないかと思いますが、定位置以上を狙ってくる選手はけっこういます。長い目で見ると選手生活のピークというのが誰にもあるし、また好不調の周期もあるしで、定位置以上を目論んで走る選手については近況から判断することになるわけで、この点が車券にモロに響くような気がします。最近１着が増えてるとか、点数が上がってきたとかいうのは顕著な例で、誰でも判断つくわけですが、以下のような例は成績からだけではなかなか判断が難しいとこです。・戦法転換なのか、トリッキーかつ意欲的な走りが見られる・不発ながらも時折捲ることがある・格上選手の捲りに離れずにくらいついてきた・連絡みはできなかったが直線の伸びが目立つ・だんだん大きい着が減ってきているこうした選手は勝利やステップアップを意図的に狙っていると判断できます。それゆえ展開に影響する動きもありえるということになるわけです。ということでそろそろお休みタイム。モチベーションについて、明日もうちっと書くつもりです。

  2007年03月10日

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• 戦法把握について(7)

  インフルエンザで仕事サボったので久しぶりに阿佐田哲也の競輪指南本を引っ張り出してみたら、「競輪聖書」じゃなくて「競輪教科書」でした。ヨミは「バイブル」ですけど。どこからもクレームが来るわきゃないけど関係者の皆さんスンズレイすますた。【切り替えについて】マーク屋の話をもうちょっとだけ。マーク屋は番手競り以外では展開を作ることはないのであんまり書くこともないと思っちょりましたが、もうひとつ自分で残しておきたいのが「切り替え」についてです。以下、古い例だけど参考レース。切り替え３着で三連単が大穴になった例です。2005/9/7　松戸Ｓ級シリーズ初日１０Ｒ特選１乾準一５三浦靖８渡邊健　９丸山啓一３佐々木龍也７斉藤正剛４大河原和彦　２西田雅志６菊池仁志　二車単 3-7 2,520円 (9)　三連単 3-7-8 68,830円 (142) 乾がＳ級昇級後のブレークしかけた時期、丸山もポンポン優勝していた時期で、デープラで今見てみたら、9-3が4.7倍、3-9が6.0倍、1-5で6.4倍、5-1で10.4倍ですな。乾が逃げて丸山が捲れるか、という展開想定の車券が売れてたわけですが、丸山が赤板すぎに叩いていったん前に出るだけだと思ったらそのまま一気にカマしちゃったため、乾は後方凡走。前団有利の佐々木からズブズブになったレースです。サンサンで捲りと思われていたラインのズブズブなんで二車単でも25倍ツイてるわけですが、三連単のこの配当には耳クソが全部飛び出すような気分でした。渡邊健は丸山が叩いた時点でもうすでに切り替えており、８着三浦９着乾を尻目に３着に食い込んじゃったわけです。だからナンだと言うなかれ。これが400や500だったら、乾の先行をバックで丸山が捲ってズブズブ、３番手の渡邊が切り替えるのは想定できる話で、三連単3-7-8は誰でも取りあえず頭に浮かぶ車券だったかもしれませんが、松戸ではちと買えない車券です。ちなみに三浦の３着3-7-5でも291倍でした。三連単がこれだけの高配当になったのは、丸山の意外な逃げもあるにせよ、渡邊健の早い切り替えが要因でしょう。つまり、マーク屋の切り替えは穴に直結するということです。直線のせめぎ合いは想定が難しいとしても、早い段階での切り替えは想定しうる範囲じゃないかと思うんですね。このレースで渡邊が早めに切り替えた理由は何だったのか？三浦靖との関係までは計り知れないわけですが、「サンサンで後手を踏んだらアウト」ということですぐに体が反応しちゃったんでしょうか。乾としちゃあイン切りでもしてくれそうな３番手の渡邊健がいきなり裏切っちゃったんで憤懣やるかたなかったでしょうなあ。そういやあ今日も熊本で内田慶が手島を迎え入れてあげていましたが、選手間の関係、ラインの結束の強さというところなんでしょうか。また、このレースが初日特選じゃなくて決勝だったら、渡邊の出方も違ったかもしれん。いずれにせよ、１．２着モロスジの３着別線３番手という三連単は非常に配当が良いので、三番手選手の気配を読めるようになりたいもんです。

  2007年03月07日

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• 戦法把握について(6)

  今日はタミちゃんの世話になってるためあんまり書けまへん。しかも昨日まちがって書き込み拒否の設定にしてしまったようで、コメント入れようとした方にはまことに申し訳なかです。吉田あワザとじゃねえかんなあぁぁ～～。今日はマーク屋のハナシだけど、戦法を振り返るのは単純なんで、マーク屋に必要とされるスキルについて考えてみます。【前に離れないこと】具体的にゃあダッシュに切れないこと、出入りの激しい展開でも連結をはずさないことですけど、これらは脚力に裏づけされる素養かもしれんし、阿佐田哲也の著書「競輪聖書」（だったっけ？）ではスピードの切り替えが出来ることが、マーク屋の調子を見極めるひとつのバロメーターとして紹介されていました。【ケンカが強いこと】言わずもがなだけど、ワザのキレに大きな差があって、前と離れずに一発でインから華麗に飛ばすのはやっぱり高度なテクニクスなんでしょうな。スピードが上がると難度も比例して上昇するわけで、やはり脚力に依存する部分があるように思えます。このテクニックのレベルは、マーク屋の場合、賞金にかなり比例しているような気もしますがどうでっしゃろ。【割り込まれないこと】番手が仕事をして３番手がインを締めて、と行きたいところなのに、捲り不発のラインや自在屋さんたちは、何とかして好位置に割り込んで来ようとするので、弾く技術のほかに割り込むスキを与えない走りがあるような気がします。【コース獲りがうまいこと】これは的確な表現が困難。通勤ラッシュ時の混雑したコンコースを素早く走り抜けてく人を見ると競輪を思い出すわけで、コース獲りの巧みなマーク屋なら脚力で少し劣っても直線伸びてくるっちゅうことです。何だか纏まりがないけど、明日もマーク屋のハナシを続けます。今日はタミフルのせいでマボロシガ見えてきたのでとっとと寝よう。

  2007年03月05日

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• 戦法把握について(5)

  ほんじゃあ今日も自在型の続きでおます。今日こそ自在型の戦法についてゴタクを並べてみちゃろうね。と言っても単純な話ですけど、逃げ捲りの他に位置を狙っていく競走をするわけですね。もちろんハナからラインを固める場合もあるけど、他にやることと言ったら大きく分ければふたつですかね。【ピッチが上がる時点で】捲りしか狙っていない場合には中団確保を原則とするか、叩き合いを期待してジッと後方待機という手に出るわけじゃけんど、位置を狙いに出るとすれば考えられるのはまず番手狙いで、この場合は飛びつきやイン粘りになりますね。もちろん場合によっちゃ３番手に目標絞るかもしれん。つまりピッチが上がるところで好位を「強奪」しようという作戦ですな。車券でも逃げ逃げが多くなるところに特徴がありますね。【ピッチが上がった段階でも】飛びつきやイン粘りが不慣れでもとりあえず格好だけは真似できるのに対し、こっちは高等技術でしょう。ピッチが上がる前に位置を狙いに行かなかった場合、後方に置かれるケースが多くなるわけで、後方に置かれた自力選手は１角から捲って出るわけですが、市田、手島、ちょっと前の加藤慎平や齋藤登志信あたりも、２角あたりでは捲りきれないと見るや、併走する他のラインに外から割りこんでいくことがある。これは目標不発になったマーク屋にはありがち（簡単に言えば切り替え）なれど、自分で動いていく過程で割り込んじゃうんだから、誰にもできる芸当じゃあないでしょう。イン粘りや飛びつきが「強奪」であるのに対し、まさに「割込み」という表現がピッタシ。つまり、捲り不発でズルズル後退サヨーナラじゃなくて、二枚腰を使えるっちゅうことですな。ピッチが上がってからの話なんで、最後は捲り追込み、直線勝負に賭けることになるわけで、連に絡むとしたら圧倒的に前残りとの筋違いになるんじゃねえでしょうか。【ほとんどの自力選手に自在性アリ】ほんでもって車券検討の際に重要だとわたしが勝手に考えてるのは、ほとんどの自力型が自在性を備えているという点です。市田や手島はもう逃げることはほとんどないでしょうけど、金成や明田、牧剛央や児玉慎一郎、もうちょっと下がって滝山実あたりもたまに逃げることはありますね。こいつらは客のほうでも「何でもアリ」と捉えているし、水書義弘や岡田征陽みたいに自在宣言した連中も、客のほうでわかりやすいんだけど、非常に悩ましいのは、逃げ捲りしかないと思える自力選手でも、たまに粘ったり割り込んだりすることです。今回ダラダラ作文するにあたって、最初に自力選手を逃げ・捲りの頻度で分類しましたが、逃げしかできない、もしくは捲りしかできない不器用な選手を除けば、ほとんどの自力型は引くに引けなくなったときに粘ったり、成り行きで番手にハマったりして、想定外のスジ違いを作っちゃうワケです。吉田敏洋や吉川誠ですら決まり手に「差」があるわけで、これは極端な成り行きの結果論だとしても自力型がハマってしまうケースがあって、自力型の意表を突く自在戦で穴になるケースは割りと多いんじゃないかと思います。そうは言っても、経験的に皆さんご存知のように、意表を突く自在戦なんざあそんなに多いわけじゃねえですね。だからこそ穴になるんでしょうけど、じゃあ狙い目はどんな場合なんでしょうか。競輪選手の多くは若い頃逃げて、次第に追い込みに転じる選手がほとんどなわけで、自力から追込みへの過程で自在戦が多くなりますね。意表を突いた走りを狙うべきはこのテの連中かもしれません。１年前はバックが12本くらいだった選手が今では５～６本という状況なら、ハッキリと戦法転換をめざしていると考えることができるんじゃねえでしょうか。【参考レース】2006/11/17　立川ＦＩ初日１１Ｒ２菊地圭４横田務８内海雅　１大塚健　５岩津祐７室井竜　６水書義３新藤敦９法月成二車単　2-6 3,300円 (13)　三連単 2-6-9 28,050円 (84) このレースは近況絶好調の菊地がほぼ逃げイチ、他の自力は水書のみで、菊地のケツが大競りと目され、格上大塚がヒモ候補の筆頭と目されていたわけですが、番手取り切ったのは飛びついた人気薄の水書で、アタマ有力のレースにも関わらずなかなかの配当。水書はケガからの復帰からまだ日が浅い状態だったけど「もう徹底先行はやめます」と宣言していた頃で、結局こういう気配を見つけられるかどうか、という嗅覚を磨いておくことが穴ゲット、収支プラスへの道じゃないかとオジチャンは思うのであったのよ。以上で自在についてのゴタクはやっと終了。明日からマーク屋について並べてみます。

  2007年03月05日

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• 戦法把握について(4)

  自在型について続けます。【自在型の動きは穴の要素のひとつだ】買う側が展開を想定する上で「自在」選手の動きをどのように捉えるべきかっつうと、好位に割り込んでから捲りなり直線勝負なりに持ち込もうとする点でしょう。というところまでが昨日の話でしたが、この考えからすると、今の岡部芳幸は展開想定の上では自在型と考える必要はないんじゃねえでしょうか。ほとんど捲りオンリーのうえに、好位に割り込むようなワザもないので、戦法の分類では松田孝志や北川智博と同じ扱いでいいような気がします。だから何だっつう点ですが、岡部みたいなのは、わたしが自在型について特筆したい穴の要素から外れてるっつうことです。ラインあっての競輪で、車券購入もラインを前提に検討するわけじゃけんど、ラインが崩れる大きな要素のひとつが自在屋の動きで、ラインが崩れりゃ穴になるっつうことです。だから「好位に割り込んでから捲りなり直線勝負なりに持ち込もうとする」選手がいるレースは、それだけで穴の要素があるっつうことです。【穴の要素をいろいろ思い出したいんですよわしゃあ】しばらくの間わたしは投票を自粛して、こうやって毎日タラタラほざきますが、わしゃ競輪で収支プラスになるには、穴を取れなきゃ難しいと思ってます。多くのファンが想定していた結果にならなかったときに穴になるわけですが、穴にも想定できうる範囲の穴と、10万を超える配当のようにプロセスからはとても想像できない穴があるわけで、収支プラスに持ち込むには、想定できうる範囲の穴をどれだけ取れるか、ということになるわけです。この「想定できうる範囲の穴」が出るレースはいくつもの兆候があると思うのよね。そのうちの一つが自在性をもつ選手の走りであるということです。穴を取れなきゃ収支プラスは難しいので、じゃあ毎日何十レースも行われている競輪競走の中から、配当のよさそうなレースをどれだけチョイスして的中することができるか、というのが穴中心の車券師の腕であって、そのためには穴を出しうる要素をたくさん身につけておいて、いざ投票の際に、記憶の引き出しからすぐに引っ張ってこれなきゃなかなか的中に結びつかん。「穴を出しうる要素」なんて仰々しく言っても、一つ一つ取り上げれば、競輪ファンなら誰でも知ってるようなレベルのことでしょう。このブログを見て頂いてる方も、多くの方はご自分のバクチの成績に好不調の波があると感じた経験をお持ちじゃないでしょうか。好調時というのはこうした要素をすぐに引き出しから引っ張ってこれる状態だと思うんですね。このあたり、麻雀やってて捨て牌から怪しさを見抜くのと同じような気もします。逆に不調時はそれが引き出しから出てこない。わしゃあ投票自粛の間、こうした穴の出る要素を振り返ってみたいと思っておるのでありんすね。ああ自在屋の話をしないうちにこんな書いちまった。自在の話はさらに明日に持越金山だ。

  2007年03月04日

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• 戦法把握について(3)

  ほんじゃあ今日は自在型。ただ今日は自在型というスタイルではなく、自在性という概念についてほざいてみます。スポーツ新聞で｢両｣というと「逃差両刀」つまり逃げ捲りのほかに追い込みもこなす、てな意味合いで記してるようです。市田、手島、岡部あたりが代表格じゃけんど、「両」＝自在型というのはちと誤ってるような気がします。この２日間、自力型を逃げ捲りの頻度で分類して考えてましたが、これらの自力型の選手の決まり手に「差し」とか「追込」がまったくないかっつうと、当たり前だけどそんなこたあない。先行選手だって人のウシロを廻ることもあるし、デビュー時は逃げててもほとんどの選手が年齢とともに追い込みに転じるわけですね。つまり一部の例外的（逃げしか能がないような）な選手を除いて、多かれ少なかれ自力型も追込みをこなしうるっつうことです。それじゃあ買う側が展開を想定する上で「自在」選手の動きをどのように捉えるべきかっつうと、好位に割り込んでから捲りなり直線勝負なりに持ち込もうとする点でしょう。・・・眠い・・・今日はここまでにしときます。

  2007年03月03日

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• 戦法把握について(2)

  【3/1結果】 -24,000取手11Ｒ　3-6-2 1-5-4 7,060円 (21) 　　　　　　ちっ、余計なことしちまった。石丸の逃げをいつか狙ってやんぞ～。　　　　　　東北の並びは邪推しちまった。竹内に奉仕精神なんかカケラもねえや。本年成績　９８戦もして的中ぬわんとたったの８　-1,025,050っつうことで昨日の続きをば。昨日は自力型を逃げ捲りの頻度で分類してみましたが、何でここから話を始めてるのかっつうと、レースを作るのは自力選手だからなんですね。誰かが逃げるところでレースが本格的に動くので、展開から予想を組み立てる場合にはまずこのレースにおいて各自力選手がどういうハラで臨んでいるか、大まかに考えてみるべしっつうことです。さて逃げ捲りの頻度は予想紙、keirin.jpなどでも理解できる数値データでがあるし、全選手を一定の尺度で比較できるのでいちばんわかりやすいんだけど、次に一部の選手のみにあてはまる特質を考えてみよう。以下、よく言われる自力選手の特徴を３つほど挙げてみます。他にもあればジャンジャンご指摘チョウダイ。自在については別線で語るので置いときます。【地脚タイプ】全自力選手が地脚型とスプリンターに分類されるなんつう話じゃないので誤解せんといてね。地脚。たとえば池崎太郎や藤田竜矢は好調時にはとくにタイムがいいわけでもないのに、ＦＩ決勝あたりでも500バンクをホームから駆けて押し切ってしまう。長い距離を平均ペースで駆けてるっつうことで、これは他の選手がマネできる技ではないでしょう。昨日の分類で考えるとＡ（逃げしかできない人）とＢ（基本は逃げでバックも多いが捲りも少々）は地脚を自分の武器と考えてる人が多い。地脚型の戦い方で頭に入れておくべきと思うのは、押さえ先行がやたら多いこと。言い換えればこのテのタイプは打鐘前後で上昇しようとするっちゅうことでしょうか。もちろん誰かにジャマされない限り。乾準一みたいに４角で後方から一気にカマすのは珍しいかもしれんけど、これはダッシュにもソコソコ自信があるっちゅうことでしょうか。【スプリンター】一気にスピードを上げることができる人。これはわかりやすい。小嶋敬二や金子貴志、永井に北津留・・挙げていくとキリがない。ほぼ共通する走りの特徴として、ホームでのカマシが圧倒的に多いことが挙げられる。これも言い換えれば打鐘で上昇はあんまりやらないっちゅうことでしょうか。地脚と反する要素になりがちだけど、全盛期の滝澤や吉岡は両方を高いレベルで備えていたんでしょうな。【大ギア】いったんスピードに乗ってしまえば有利といわれる大ギア。それはどんな時に効果があるのか。これは実戦を振り返ってみましょう。2007/2/20　伊東ＦＩ２日目１１Ｒ４旭３藤田６田村　２志村９北村７須田　８林１川口　５阪本二車単　3-6 6,640円 (13)　三連単 3-6-5 30,430円 (58) 覚えてる人も多いでしょう。伊東の準決勝で志村大賀が飛んだレースです。自力は旭と志村のみで西は好位狙いで実質２分戦。人気は当然志村で大カブリですが、穴を演出したのは間違いなく旭の大ギア。このレース、赤板で前に出た旭が打鐘から志村を何度も振り返りながら徐々にペースを上げていき、志村は見られて動けない。ホームで志村が力任せに叩きに出たときにはすでに旭の大ギアがスピードに乗った状態。モガく志村は２Ｃで藤田に張られて終了。２分戦、３３バンクなど穴になった原因は他にもあるんでしょうが、大ギアの特徴が思い切り出たレースで旭のレース運びが非常に光る。大ギアを履いてる選手はそれを生かす走りをしとるっちゅうことですか。もちろん誰かにジャマされない限り。今日はこのヘンで。

  2007年03月02日

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• 戦法把握について(1)

  【2/28結果】 -34,000取手９Ｒ　3-6-2 3,440円 (4) 千葉11Ｒ　8-3-1 3,900円 (7) 本年成績　９７戦もして的中ぬわんとたったの８　-1,001,050　　　　　　ちっくしょおお～～～100万ﾍﾟｿまで来ちまった。ほぼ毎日投票してるわたくしでござんすが、あまりにもヒドイ負け方なので３月はしばらく投票自粛して競輪を見つめなおしてみますよ。日本橋ヨヲコの漫画じゃないけど、不振の原因は競輪に対する接し方が雑になっちょるんじゃねえかと。もっと丁寧に競輪を考える必要があるっちゅうことで、よい機会なんでしばらく投票せずに、予想の根拠となる身勝手な考察を垂れ流して予想のプロセスを見つめなおすことにしますのよ。【戦法把握について(1)】車券購入にあたってまず必要になるのは選手個々の力量、戦法の把握でしょう。力量については総合的な指標としての得点があるのでこれは置いときます。出走する選手個々のモチベーションまで把握できればいいんでしょうけど、個人の状況まで把握するのは不可能だから、戦法・特質を理解することからイッチみよう。んなこたあ誰でもやってんだろと皆さんお思いでしょうけど、丁寧に見つめなおしてみます。競輪ノウハウ本でも予想紙スポーツ新聞等でも｢逃｣｢追｣｢両｣の３分類が一般的ですけどファンは誰でもかなり厳密に分けて考えちょるもんね。いっぺんには書けないのでまずは自力で動く｢逃｣分類の考察を。Ａ　逃げしかできない人。なりゆきで稀に捲りが決まることがあっても、通常は叩かれたら　オシマイというケースが非常に多い人。乾準一、田村英輝、藤田竜矢ですかね。　逃げと捲りの決まり手比率は限りなく１０：０。Ｂ　基本姿勢は逃げでバックもやたら多いけど、捲りもやろうと思えばできるタイプ。　徹底先行の多くがこのタイプで上記Ａは少数。志村大賀、峠祐介、渡邉一成、須賀和彦。　逃げと捲りの比率は８：２くらい。Ｃ　逃げのカンバンを掲げているけど、捲りもアタマに入れてるタイプで｢徹底先行｣で　売り出した人間でもすぐにこうなっちゃう。それでもバックは多め。　　　　　平原康多、山崎芳仁、佐藤友和、吉田敏洋。　逃げと捲りの決まり手比率は６：４。Ｄ　上記Ｃと同様だけどどちらかっつうと捲りが多く、逃げる印象が薄れているタイプ。　逃げと捲りの決まり手比率は４：６。武田豊樹、海老根恵太、井上昌己。Ｅ　基本姿勢は捲りでたま～～に逃げる人。　坂本勉。三宅達也、石丸寛之、新田康仁、小嶋敬二。　逃げと捲りの決まり手比率は２：８。Ｆ　捲りしか打てない人。成り行きの先行は稀にあっても最初から逃げるつもりは毛頭なし。　松田孝志、北川智博、梅沢謙芝。　逃げと捲りの決まり手比率は限りなく０：１０　　これに自在性を加味して考えなくちゃなんない。市田や手島みたいな自在屋については別途分類を考えてみちゃろう。このほか大ギア、スプリンター、地脚などの要素もあるけど、小分類って感じでええんじゃねえかと。ほんじゃあ今日はここまで。しばらくこんな感じで続けてみます。と思ったけど一匹やかましいのがいるんでもう一日だけ投票！吉田ぁぁ～～、貴様のために一日予定が狂ったじゃねえかぁぁ！【3/1取手ＦＩ最終日１１Ｒ】７石丸２村上９広川　４竹内８小泉３佐藤　１長塚５堀６木村誰が逃げるかわかりづらいけど、先輩2人とは言え、長塚の逃げはまずない。それ以上に逃げないと思いたくなる石丸だけどここ一番の思い切りはいい。石丸の意表を突いた先行なら誰も捲れず追走両者の争い。2=9-1357　各2,000円しかしこの並びだと東北２段賭けも想定できる。抜け出す佐藤を捲りが捕える展開か。1-3-5789　各1,000円7-3-1259　各1,000円計24,000円

  2007年03月01日

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