koga’s diary

だいぶ前から前売り買ってたにも関わらず、やっと観に行くことができましたー♪
結構ＴＶでもナビ的特集やってたので、
それ観てたおかげで本編はかなり観易かったです(^-^)

本作がデビュー作となる蜷川実花が、安野モヨコの同名コミックを映画化。

華やかな江戸時代の吉原遊郭を舞台に、8歳で吉原に足を踏み入れ、
やがて伝説の花魁(おいらん)となった女性の生き様を描いています。

主人公の花魁を演じるのは土屋アンナ。音楽監督を椎名林檎が務めています。

映画の全てが「蜷川実花」の世界となっていて圧倒されました！

その人が持つ一番良い表情や演技を捉えるのが非常に上手いのは
やはりカメラマンとしての経験なのだろうと思いました。

とにかく画面がヴィヴィットで斬新で美しかったです。

リアルっぽさを残しながらも、自らの個性を生かした配色を施した小道具の数々や、
カラフルでデザインの美しい衣装、東信による美しい花の数々など、
美しく見せる努力が無数に散りばめられていました。

「綺麗だけの映画にはしたくなかった」
というように、映像以外の要素、音楽やストーリーも素晴らしかったと思います。

ロックは元より、ジャズやタンゴ、さらにはテクノ調の曲まで駆使していて、
椎名林檎の楽曲のセンスには素直に感心させられました。

蜷川実花の個性にホントピッタリでした！

また、女性の心情に深く迫るリアルなストーリー、
女性の視点でのセリフや心理描写が随所に感じらました。

監督、原作、脚本、音楽、主演とすべてが女性。
このいま最高にかっこいい女性たちの作品に、強烈な刺激受けました！

バシッと心に響いてきて、勇気が満ちてきました。

ホント沢山の個性と才能が詰め込まれた映画でした。
最初から最後まで見所が連続なので、凄く楽しめました☆