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カテゴリ:映画
文化大革命が終結。拘束されていた陸焉識は20年ぶりに解放され妻の馮婉玉と再会するが、 思い出してもらえない。どうしても思い出してもらおうと奮闘する。 妻が夫が、あるいは身近な家族が記憶喪失となり自分のことを「あなたは誰?」と訊ねられ 記憶されていない。記憶されていないことはもちろん辛いが、その状況に置かれることに なったその症状を恨む。どの家族にもいつ降りかかるかも知れない。 このような状況に置かれたら、どうすれば記憶を呼び起こしてもらえるか、どうしたらいいか と考えるだろう。 現代の医術をもってしても、家族が全知全能を振り絞ってもどうにもできないこともある かも知れない。 どのように付き合い寄り添っていけばいいのか、そんなことを考えさせてもらった。 「陸焉識」を書いた看板を持ち、夫の帰りを駅に立ち待つ馮婉玉、その心の裡を思うと たまらなく辛く切なくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.20 13:05:01
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