カテゴリ:雑記
もう10年ほど前だろうか。東京日仏学院の図書室で建物の写真を収めた書籍を眺めていた。アールデコ調の変わった形のホテルがあった。場所はフランス-スペイン国境近くの都市・ペルピニャンあたり。海のすぐ近くと記憶していた。
このホテルの外観が忘れられず時々思い付いてPCで検索してみた。「ペルピニャン ホテル アールデコ」「ホテル 歴史的建造物 ペルピニャン」…各種試した。日本語・仏語・英語。全くそれらしいものは見付からない。 もう消滅してしまったのだろうか?などと考えながら暇になるとまたPCに向かってボンヤリ検索してみる。相変わらず見付からない。 つい最近のことである。Googleマップでペルピニャン周辺を細かく見てみた。海岸線に沿ってストリートビューや写真をチェックする。 あ。あのホテルだ!あの特徴ある姿が出てきた。 ホテルは「Hôtel Belvédère du Rayon vert」という名前だ。日本語では「緑閃亭ホテル」とでも言えば良いのだろうか。何と現存しているらしい。 場所はセルベール。スペインと隣り合わせにあるそれほど大きくない町だ。 嬉しくなって「緑閃亭ホテル」について調べているうちに面白いラジオ番組の存在を知った。 フランス・アンテルの『Il existe un endroit』。日本語では『この地あり』とでも言えば良いのだろうか。 フランス各地の探訪記である。「東ピレネー地方セルベールの緑閃亭ホテルで」の回だけでなく他の回も大変興味深い。好きなテレビ番組『小さな旅』に通ずるものがある。 フランス語なので難しいが何度か聴いているとちょっと理解できる。 少しずつ勉強を続けてきて本当に良かったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.06 13:01:19
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