キンモクセイ
「おかえり」「ただいま」「楽しかったね」「じゃあまたね」「がんばってね」1年半の間。そんな帰りかたしかしなっかたのかな…。昨夜はママと久しぶりに口論になった。上京している次男の事。大学に行きもせず、バイトに明け暮れる。ちゃんと大学を卒業して欲しいと言うママと大学は彼にとって価値あるものなのか?…と疑問をていするパパ。結果は、平行線のまま床についたけれどこういう帰省こそ価値が有るのかも。3日前。帰省は京都・藤ノ森でバスを降りたときから始まった。降りた途端に包まれる金木犀の香り。ママとツーリングした琵琶湖。見送ってもらったバス停。金木犀の香りに包まれた3日間だった。金木犀の季節には思い出がつきまとう。実家の玄関脇に植えられた木が、毎年秋を伝えたこと。それを思い出しながら子供達と町内の金木犀マップを作ったこと。最初に飼った犬、初代チョーピーのこと。等々。。。今回、帰ってママと口論したのも「金木犀の思い出」だ。気持ち良い、帰省だった。バスを降りて戻った国立。改札を出ると、3日間で金木犀の香りが街を包んでいた。