新着記事一覧 | こいくちしょうゆ

台風

「台風」は「台風一過」の枕詞です。我が部に３バカトリオがおります。昨日は、台風直撃の宿直。しかも、率いるメンバーに３バカトリオが入れ替わり立ち替わり入ってきます。そんな一夜、私の使命はというと、１，台風取材を良いものに残すこと２，バカどもに引っかき回されないことの２点と決めました。ほとほと疲れ。。。関東沿岸を台風が通過した時、雨雫が付いたカフェの窓から町並みを眺めていました。一夜、自分がしたことが、ドロドロとした「うっぷん」といて胃のあたりに溜まっています。乗り込んだ帰りの電車。一席だけ空いていた席に座り込むと、記憶はそこまで。寝過ごし、起きた立川の駅。台風一過。のぞいた夕日に光る軌道はいくつもに分かれ、そのどれもが光っていました。。。

2007年07月15日

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台風クラブ

やってくるよ。やってくるね。見た？見た。「台風クラブ」台風が近づくに連れ、気分が高揚していく少年少女の危うさを描いた映画。工藤夕紀の出世作になった。会社に来るなり、ワクワクが隠せない部員とひとしきり「台風クラブ」を共有する。彼にとって人生最大の「台風クラブ」は、フォークランド紛争の始まりなんだって。私にとっては、三島由紀夫の割腹事件。日常が日常で無くなることを予感させる事象の始まり。高揚感に任せて、「おらぁ～。静岡に行けぇ～」。好き勝手に言える立場に成ったことに、喜びを感じる今日。

2007年07月13日

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アジアンな宵

可もなく不可もなく、仕事を終えた泊まり明け。残業に追われ、退社は結局夕方。職場を見ると、「あの店、行こうね」と約束した部員が居るではないか。あの店。。。窓の外、目の前をチンチン電車の世田谷線が走る。ドラマのロケに使われた「サイゴン」。アジアンテイストな店。ビールに酔い。会話に酔い。店の雰囲気に酔い。仲間に酔った、アジアンな宵は、どうやって帰ったか記憶が無い。。。

2007年07月12日

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帰る家

本当にイヤだった。東京に戻っても、何も良いことが無さそうで…。大阪に戻っていた。休まる時間も、４８時間で終わり。家を出るとき。帰りのバスの中。駅からねぐらまでの道。憂鬱だったなぁ。。。東京に転勤して以来、最大の逃避願望。どんなに辛くても、最後の砦＝ママの待っている家に戻れないのは悲しい。良いことの一つくらい。ニュースを見ていて、これかな…。新幹線を選択したら、人身事故の影響でその日の内に戻れなかったようだ。引きずる思いの中。バスは、至ってスムーズに東京まで戻してくれたこと。。。

2007年07月12日

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失意と怒り

今日は、失敗したなぁ～。あ゛ー。夕刊締め切りギリギリの久間防衛相の辞任。辞任を記者発表する写真が届いたのは、最終受信協定の５分後。夕刊に写真を使っちゃダメよ。。。と言うことです。しかし、不安。各社は、協定を守ってくるかしら…。降版までの作業を見ていると、「写真を入れようと思ったら入るんじゃないの？」と、思えるほど時間がある。さあ、各社の交換紙。やっぱ、入れてんじゃないの！正直に協定を守っているのは、我が紙だけだよ。いやー。大失敗。。。こりゃ、顛末書ものだ。そんな、悶々とした気持ちのまま部屋に着くと、何と…テーブルの上にＮＨＫの領収書。次男が払ったという。一日のフラストレーションがいっぺんに噴出する。矛先は、勿論、ＮＨＫだ。夜の１０時だというのに即電話。「未成年だと知って契約を迫ったのか？」「未成年者から口座番号を聞き出して、口座振替の契約までしたのは非常識ではないか？」「訪問した担当者の名前が記されていないのは故意か？」最後には、電話の向こうのオペレーターに「もし、あなたの留守中に、あなたのお子さんが同じ様に契約を迫られたら怒らないのか？」タジタジの相手にまくし立てる。正直、これで少しは気分がスッとしたし。。。ＮＨＫからの解答は、明日の電話を待つことに。本当に、自分自身への怒りのベクトルが他人に向いて良かった！これは、一種の精神安定剤だぜ。ＮＨＫめ！毎朝、見てるぜ。

2007年07月03日

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夢

こんな夢を見た。地下道の出口を出ると、傘を差しても濡れるくらいの霧雨が降っていた。しっとり濡れながら歩いていると、目の前に赤いレンガの建物。「おや？東京駅に着いたのか…」今、東京駅に居る旨を実家に電話すると、お袋がやってくる。いつの間にか、ママも加わって３人で新丸ビルの中を散策。さて、そろそろ御茶ノ水に行かなくっちゃ。そう言って、東京駅で切符を買おうとすると、お袋が何回も口にする。「身体だいじょうぶ？　元気かい？　無理してない？」いつもの過保護だよ。。。「そんなに心配なら、早く召されるようにしたらよいよ。そうしたら、あの世で一緒に暮らせるじゃない。」そう言って笑い飛ばした時に気が付いた。そうか…お袋は死んでいたんだ。そこで、目が覚めた。会社に行くまでの昼寝の時。もう一つの白日夢。

2007年07月02日

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じゃじゃ馬

転倒痕痛々しいバイク。それが、物語るように、じゃじゃ馬のような気質の「リード１００」。千葉の寮に居た時に頂いた、２ストの小型スクーター。整備はしたものの、その激しい気性故、乗りこなせずに出番が少なかった。次男が上京し、暫くバイト先への足にしていたが、ズーマーに乗り出してからは見向きもせず。では、、、今日は、どこまで乗りこなせるか勝負をするか！警視庁の２輪講習に、じゃじゃ馬に乗って向かう。急制動の訓練では、後輪が簡単にロック。左右に振るお尻からは、白煙が上がる。スラロームは、低速の瞬発力が強すぎで制御不能寸前。前のめり、果ては左右へと振り回される。しかし、何とか無事に講習も終了。帰宅後、自分とバイクへのご褒美は、綺麗に洗車。これで、晴れて仲間入り？いや。何とか乗りこなせるように成ったことで用途は決まった。大阪に帰ってからの話。自宅・駅間の通勤快速。早く大阪に帰って、こいつの出番を作らなくては…と。（写真は去年、利根川の河川敷で、じゃじゃ馬とじゃーじー牛）

2007年07月01日

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定期演奏会

ビール４本。そこから記憶がない。昨晩のこと。だから、昨日に遡って日記…。泊まり明けで、昼下がりにたどり着いた国立。久しぶりに「お気に入りの場所に行くか…」。座ったのは、一ツ橋大学のベンチ。タバコをくゆらしていると、立て看板が目に入った。「一ツ橋大学吹奏楽部　定期演奏会」予定も無いし、、、、客席に座るなり、演奏が始まる。いよっ！生の音に感動！と、思いきや、、、何かが足りない。コンサートも中盤になって、気が付いた。演奏者がみんな緊張しているものだから、聴くこちらも緊張してしまう。。。指揮者も良いものを見せようとするものだから、客席も硬くなってしまう。。。緊張の中、最後の曲も終わり、お約束のアンコール。やっと安堵感が出たのか「音」を「楽」しむ響きがステージから伝わった。学生の特権「これが好きだからやっています！」という音が会場に。あー。羨ましいな。好きで続けられるということ。写真が好きです。そんな気持ちだけで、会社のカメラマンになったはずの部員に囲まれながらも、なかなか、あのアンコールのような響きに会えない。演奏会の終盤までの、緊張して硬い響きしか伝わってこない。うーん。しかし、指揮者は自分。「上手くやろう」なんて考えている自分が奏でられる音なんて、こんなものなのだろう。。。

2007年07月01日

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解けない謎

「秩父ミューズパークとは、人間のあらゆる知的活動を司る女神たちの名前「ミューズ」にちなんで名づけられました。この女神たちは人々から苦しみや悩みを忘れさせ、喜びと悲しみを与え、明日への生活の糧を与える女神であり、芸術・学問を司る女神でもあります。ミュージック（音楽）、ミュージアム（博物館）、アミューズメント（娯楽）などの語もこのミューズを語源としています。」とは、昨日、写真を載せた公園の紹介文。何故、秩父が「ミューズ」なのか？謎は深まるばかり。不思議観音と言い、不思議パルテノンと言い。秩父には謎が多い。しかし、そこまで割り切ったバカバカしさがお気に入りポイントを高くしている。子供の時から刷り込まれた意識としては、「秩父＝セメント」である。件の彫像がセメントで出来ていたとしても、「セメントパーク」で無くて良かったと思う。秩父の謎の物体。まだ出てきます！

2007年06月28日

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速報

島根県の石見銀山が世界遺産に登録されました。この土地に関係する全ての人たちに、お喜びを申し上げたいと思います。かくゆう私も、彼の地に関係した一人。喜んでいます！ママと一緒に、そこを訪ねたのは今でも忘れられない思い出。。。石見銀山っ？…知ってる人なんて居ないよ。そんな、山陰のひなびた土地に誘ってくれたのは会社の上司。長年の間、飯を食った写真部から離れ、一帯を管轄に持つ大田市で第１.５（第２は早い）の人生を始めました。師の招待で、最高の宿に泊まり。人気のない、歴史有る“銀座”を散策。「もうすぐ、ここは世界遺産に登録されるよ」尊敬する師の言葉とも思えぬ、夢物語。「へぇー」その時は適当に聞いていたものの、本日、大逆転の末、夢が現実になるとは。。。ママとの思い出の地に箔を付けてくれてありがとう。ユネスコ様々。また、いつか生きたいと思うのだけれど、きっとそこには「夢を叶えた町」しか無いのでしょうね。。。

2007年06月28日

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欧米かっ！

今日も秩父に旅立った。秩父に向かう度に変わったものに出会う。今日は、、、「ギリシャにいらっしゃい。。。」バイクにとってはハイシーズン到来。大人気の奥多摩はお預け。何となく、人の居ない所へ向かう。

2007年06月27日

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都電

都電荒川線に乗りに行った。言わずと知れた、東京のチンチン電車。天気予報は、朝の内雨、昼前から晴れ間も。。。では、ヘルメットを持ってドアを開けたものの、霧雨が。「その内、上がるさ」と、バイクにまで行ったものの、路面が濡れていることが気になる。これも、何かの暗示？止めた。で、しばらく、ゴロゴロと部屋で雑誌を読んでいたが、ムックと起きあがる。「あっ！　都電に乗りに行かなくっちゃ！」。東京で生まれ、育ったものの、現在の都電には改めて乗ったことがない。都電の思い出と言えば、母親の手を握り「安全地帯」と言われる『Ｖ』マークの狭いブロックの上に立っていた思い出。ノスタルジックを求めて４０分の“ガタン。ゴトン。”気に入った停留所は「庚申塚」の一カ所だけ。しかし、そこには４０年前の自分と母親は立っているハズもなく。。。などと書いていたらニュースで都電とタクシーが衝突とのこと。現役カメラマンの時からそう。いつも事件事故からは、ちょっとズレたところに居た。

2007年06月26日

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ビリー

ビリー。ビリー。っと。ビリーも、ボビーも、サップも、、、ブームです。

2007年06月25日

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鉄

とうとう疲れが出たのか、ダウンしてしまいました。早めの睡眠。これが大切と思いながらも、逃せないものが…。「特急　田中３号」の最終回。天然バカの主人公が、熱い思いだけで世の中を突っ走るドラマです。その姿が、我が家の次男にダブることもあり、次男以外の家族は楽しく拝見しておりました。また、ドラマの登場人物の共通項が「鉄道マニア」というのも一興でした。「サイゴン」って店は本当に有るのかい？今朝、出社するなり世田谷線沿線に住む部員から聴取。劇中のカットに使われた店。食事する窓のすぐ脇を、路面電車・世田谷線がゴトゴトと通って行きます。ほんまかいな…果たして、部員の答えは、「有りますよ。結構流行っています」「行こっ！。そこ。行こっ！」ドラマを通じて、「鉄ちゃん」になりかけている自分が…。荒川区田端にあるホテル。レストランの窓からは、山手線や京浜東北線、在来特急、東北新幹線。おまけに貨物まで目の前を走るのか！行かねば。銀座の店では、バーカウンターがジオラマになっている。キープするのは鉄道模型？これも、行かねば。。。と。

2007年06月23日

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観音様

なんじゃ。こりゃ！入山料￥５００はさておき、山道に分け入ると突然の「陽明門」。関東地方は、明日から梅雨空になるという。ならば、今日の非番。逃すわけには行かない。秩父を目指して、バイクを走らせる。途中、山腹に変なモノを見付けた。観音像？引かれるように山道に入っていくと、タイガーバームガーデンのようなものが次々に現れる。埼玉県名栗村。帰ってから縁起を調べた。白雲山鳥居観音と言うらしい。ホームページには「名栗はハイカーの憧れる正丸峠・棒の峰・有間渓谷への拠点であり、渓谷に沿う山道は快適なドライブコースになっていて、マイカー族の来訪を待っています。」と、ある。果たして重々しい歴史などは一切無い。どうも有り難くない…そもそも、「マイカー族」って何だ。このスポット。あまりにバカバカしくて気に入った。しかし、入山料を納めなかった為か、帰ってから膝が痛い。どうやら３人がかりで一人の膝を攻めているようだ。

2007年06月20日

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昼下がり

「これが、日常だったら…」春に九州から転勤してきた部員の言葉。東京に憧れて来たものの、全然クリエイティブな仕事をしていない。おしゃれで、ゆったりした、「東京時間」も持てない。。。昼間から、都心のオープンテラスでビールを飲んでいた。泊まり明けの部員と３人。身体をすり抜ける風が気持ちよくて、取り留めもない話に花が咲く。上記の彼が言っていた言葉は兎も角として、彼の気持ちは分かる。東京は、何故か息の詰まる職場。破天荒な攻めに出るより、強迫観念からの堅守に回る。そんな、職場の体質がピリピリと感じられるものだから、事務所内は息が詰まる。去年の、今頃。彼と同じ事を感じていた…。過去の自分を振り返っていた。しかし、いつからだろう。それに慣れてしまったのは。一生懸命でもなく、逃げるでもなく、何となく、毎日の時間を流すことが出来るようになった自分を、最近、不思議に眺められる。

2007年06月19日

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念願の講習

今日は、警視庁の二輪車講習。念願の次男と一緒の講習です。で、一日を終え、次男の感想はと言うと…「面白かったし、役にたったよ」ほほー。意外。ヤンキーのくせに。対して、私の感想はと言うと「面白かったし、役に立ったよ」でも、これは、講習よりも次男と一緒の時間を過ごせたこと。一つ屋根の下で寝泊まりしていても、滅多に顔を合わせ話す機会が無かった。お互いの生活時間が違うためです。今日は、じっくり朝から一緒の経験。昼休みには、二人でトンカツ定食をほおばりながら、次男の近況を聞いた。学校の事。友達の事。東京の事。。。本当に、こいつが息子で良かったな。あっけらかんに、色々な事を話してくれる次男に、赤色灯が点灯させながらも、目を細めた。

2007年06月17日

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誤解でした

昨日のこと。会社に向かう電車の窓から見る雲は。。。ポコポコした低層雲とスマートな高層雲が入り交じっている。この段階で考えた。低層雲の上に出られれば、雲海が見えるな…。富士山の５合目まで登れば、どうかしら…。もちろん、翌日（今日）の休みの行き先を考えての事。「どこに、ツーリングに行こうか？」会社に着くとグッドタイミング。航空部のデスクから仕事の電話があった。ついでに聞いちゃえ。「低層雲のオントップ（雲の上）は何メートル？」「明日の雲は？」付き合いの長い、航空部のデスク。この一言でピンと来た。「はは～ん。こんな、写真を紙面に使いたいんだな…」夕方に携帯が鳴った。航空部のデスクからである。「面白い写真撮れたよ！」って何のこと？付き合いが長いなら、分かるやろ。仕事の事なんて２の次３の次しか考えていないって事ぐらい。今日は快晴。雲海どころか、遠くから富士山が望め。いやー。有り難や。有り難や。やっと柳沢峠からの絶景が望めた。

2007年06月16日

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再登板

信じられない位、晴れ！ちぇっ、しょーがねえ。っと会社へ。「あっ。出てきた」との部長の言葉に、「別に」と一言。折角、街に来たのだから、イベント作らなきゃ。実家に置いてあるズーマーを連れて帰る。近所の足用にリードは置いてあるが、次男がバイトに乗っていく。このバイトが、いつ有るか分からないものだから、結局、買い物の足用の当てに出来ない。で、ズーマーに再登場を願った。久しぶりの乗り心地は「めちゃ乗り易っ！」。これで、重たいものの買い物も楽になるぜ。ちょっと足を延ばした店も行けるぜ。ニコニコしながらの帰り道。並木も薄暮の街も綺麗に見えた。写真は、航空部から送られた今日の空

2007年06月15日

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恒例行事

「明日、また、お前の弁護かぁ…。一生懸命弁護してやるから『一生、東京に居る』と言え！」「弁護してくれなくても結構ですョ。処分は大阪に左遷ということで。。。」明日は、週一度の紙面審査会。議題の一つに、私が携わった仕事がある。こちらにも、言いたいことが山ほどあるので、頭を下がるつもりは毛頭無い。「こいくち君。あぁー。なんて言えばいいんだよ。。。この会は君の為に有るんじゃないんだよ。毎週、毎週。ったく。。。」と、嘆く部長に。「『あいつはバカだから』でどうでしょう」同僚も「えっ？！又なの？」っと嬉しそう。明日は、一週間ぶりの休みだ。が、部長は出てこいと言う。「雨なら出社しますが、晴れなら遊びに行きます」と答えた。関東地方は、今日から梅雨入り。明日の、弁明ならぬ抗弁の原稿も書き終えた。。。写真は、５月の打ち上げをしたフレンチレストラン。その奇妙な外観に「一度行ってみたかった」で２万円。

2007年06月14日

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無邪気な暗殺者

「これを、隣の犬にあげてきて～」そう、母親に言われ、夕食の残りを小さな友達にあげに走る。それが、写真部員Ｋ君が子供の頃の温かい思い出である。Ｋ君は丸メガネの向こうから目尻を下げながら話してくれた。が！そんな、和やかな時間が「え～っ！　それ本当ですか！？」の悲鳴に変わる。「犬に鳥の骨をあげたらダメだよ」「骨が内臓に刺さるよね。」「人間にカミソリ飲ませるのと同じだって」「タマネギもダメだしね」少年Ｋ君が頭を撫でながら、隣の犬にあげていたのは唐揚げの骨。家族で食べた後は、必ずお母さんに言われていた。「その骨。隣の犬にあげてきて～」彼の慌て様をよそに、回りでは勝手な想像が始まった。「きっと、お母さんは知っていたんだよ」「そうそう。犬の鳴き声がうるさくてさー」「利用されたんだな。きっと」。。。。。。

2007年06月12日

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たった３日間の

ひかりは西へ…１９７２年、新幹線が岡山まで運行されたときのキャッチコピー。びゅーん。っと追い越され、バスはゆっくり西へ。関ヶ原を過ぎたあたりから、空には入道雲も見え、まるで「夏休み」。嬉しかったなぁ。我が家に帰るのは！

2007年06月11日

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終わりに

青森県下北半島は、日に日に緑が濃さを増している。ここには千数百匹の「北限のサル」がすむ。１９７０年に国の天然記念物に指定され、保護されてきた。今年も子供が次々と生まれ、野山はいっそうにぎやかだ。１カ月間は母ザルが抱いたまま大事に育てるという。母親に触れるだけで心が温かくなるのは人も同じ。だが、このごろ猿と人は折り合いが悪い。農作物を荒らされ、猿の数をコントロールしようという声が上がる。どっちにも暮らしがあり、家族がいる。そこが難しい。【おわり】企画が終わって暫く。読者からメールが届いた。紙面を見て、憤りを感じたという。論拠はこう。新聞はニュースを伝えるもので、記者の考えなんて読みたくない。発信者は４０代の女性だという。正直、このメールを見たときには、ショックだった。大阪から気持ちよく帰ってきた翌日だったしね。しかし、気持ちを落ち着かせて考えると、これもまた、有り難い反応だと思い始めた。何かをすることで、「？」を投げかける。それも、今回の一つの目的だったし、仕事をする上で、私の信条だ。メールを送った読者は、今、嫌悪感を感じたのかも知れない。その嫌悪感は５年、１０年と心の中に残るかも知れない。しかし、心に残ってさえいれば、いつか「？」として思い返してくれることがあるだろう。すーっと、何も感じられずに通り抜けられるよりは、ずっと良い反応なのである。そう思いながら、５月の１ヶ月間の事は、もはや「思い出」として過去の引き出しにしまいましょう。。。

2007年06月10日

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鏡

大阪に帰っていた。久しぶりに深夜の中央線。様々な乗客に紛れ国立に向かう。隣に立っている女の子。鏡に貼られたプリクラを剥がしている。爪を立てて、そぎ取っている。思い出を消しているのだろうか…気になった。四角い鏡が大地に敷き詰められたような光景が眼下に広がる。日はとっくに傾いているのに、照り返しがまぶしい。羽田空港を飛び立ってわずか15分。ヘリコプターは千葉県木更津市の小櫃川上空にさしかかった。一面に広がる水田が、かなたに続く「太陽の足跡」を浮かび上がらせる。ゴールデンウイークが終わるまでに田植えはほとんど済んだ。夏を越えて稲は育ち、あと４カ月もすれば、本州で最も早い新米が首都圏の食卓に届けられるという。揺れるヘリのシートで、だいだい色に溶け合う夕日と水面が心に焼き付いた。

2007年06月08日

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ＤＮＡ

明日から大阪に帰る。さてさて、バイクで帰ろうか…、バスで帰ろうか…。迷いに迷った挙げ句、バスで帰ることにした。１ヶ月間で使い果たした心身。それをもってバイクで大阪までは、無事に帰る自信が無かったからである。本日は、泊まり明け。楽しく買い物をしていると、おじいちゃんから電話がかかった。「バイクは危ないからバスで帰れ！」っるせーな。そんなこと、自分で決めたぜ。あんたの心配は無用だ。と、思った。息子は、夜勤のバイトに出かけていった。いつも、バイクで出て行く。心配しながらテールライトを見送った。暫くして雨雫が葉を打つ音が。「大丈夫かな？無事に着いたかな？」ＤＮＡは着実に引き継がれているようだ。。。全身を小刻みに震わせ、やっと１枚の服を脱ぎ捨てた。新緑のこずえの間から漏れる日の光がスポットライトのように当たっている。埼玉県嵐山町を流れる槻川。水際の石にしがみついたカゲロウが、薄い羽を初めて空気にさらした。半年から１年の水中生活に別れを告げる羽化。５月に多くみられることから、英語でカゲロウは「メイフライ」という。自由に宙を舞える羽を手に入れても、種類によっては数時間で一生を終える。次に命をつなぐためだけの凝縮された時間。はかなさのたとえにもされるカゲロウだが、懸命な羽化の様子に、生への意志を感じた。

2007年06月04日

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明日から復帰

１ヶ月以上ぶりに風呂に入った。日常だった風呂も、今では、イベントだ。何か、チェンジしたいときに入る。今日も走ってきた。いつもの奥多摩から、ちょっと足を伸ばして、大菩薩峠を縦走。すれ違うのも困難な山道。青い空と、むせかえるような緑。そうそう。本当に好きだったのはこういう道。奈良の山里を走るこういう道。思い出した。心地よい疲れを癒して風呂に入る。明日からは、日常の業務が始まる。一昨日とは気持ちもチェンジ。この２日間。色々なことを試して、気持ちを入れ替えたのか。。。長く分厚い舌でジーンズやカメラのフードをぺろっとなめられた。彼女たちならではのあいさつか。潤んだ大きな瞳で見つめられると、べとべとのジーンズも「そのうち乾く」とおおらかな気分になる。八ケ岳の北西、長野県松本市の美ケ原高原にある美ケ原牧場。１０月下旬まで、主に地元の酪農家から預かった３００頭ほどの乳牛がのんびりと草をはむ。放牧が牛の足腰を強くし、良質の牛乳を生むという。しかも、ここは標高２０００メートル。寄生虫がつかず、牛にとって居心地は抜群だ。歓声を上げる観光客には目もくれず、食べるのも日向ぼっこもマイペース。こちらも時間がたつのを忘れてしまいそうだ。

2007年06月02日

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したかった事と、足りない事

忙しかった日々も終わり。今日、明日はゆくりしよう。昨日の打ち上げで部員に聞かれた。「２日間何をするんですか？」「一番したいことは、誰にも会わないこと」そんな一日目。奥多摩をグルッと一周してきた。希望通り、知っている人には誰にも会わなかったけれど、何かが足りない。こんなハズじゃ無かったのに…。「誰にも会わない」んじゃなくて、「ママと２人だけでゆっくりしたかった」んだと分かった。。。日向ぼっこをしながら念入りに毛づくろい。しばらく眠った後はけんかを始める。猫たちにとって、日が延びた初夏の一日は結構忙しい。静岡県焼津市の浜辺。砂浜に下りるコンクリートの階段が三毛やブチやトラのすみかだ。互い違いに組まれた段と段の隙間に１匹ずつ暮らしているように見える。さながら、猫のマンション。「毎日餌をやりに来る人がいる。最高で１７匹見たことがあるけど、もっといるのかも。飼い猫を置いていってしまう人もいるみたい」とは、海辺を散歩していた地元の女性の話。優雅な生活のように見えて、猫たちの背には案外、悲哀が漂っている。

2007年06月01日

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明日から６月

５月も終わり。企画の連載に「おわり」の３文字をふることが出来ました。途中で止めることなく、最後まで企画の趣旨を貫いた証です。その刷り上がった紙面を見たときに、この一ヶ月が思い出され、心の中で大泣きしました。夕方からは、ひっそりと苦労を共にした部員と打ち上げ。東京郊外のフレンチ。天窓のテラス席。席に着くなり、大粒の雨がガラスを打ち、頭上に走る稲妻。本当に、激動の１ヶ月を象徴するようで、しばし、窓を滝のように流れる雨に心を奪われていました。。。夕日を浴び、淡いピンク色の花びらに青みが差した。強風に引きちぎられそうになりながら咲いているハマヒルガオ。お互いをかばうように、隣の花同士が寄り添う姿がいじらしい。房総半島の南端に広がる千葉県館山市の平砂浦。ハマヒルガオは初夏の花。身を低くして砂浜に根を張るツル性の植物で、アサガオと同じヒルガオ科の仲間だ。花言葉は「きずな」。家族のように仲良く咲く様子に、思わず納得する。多年草だから、きずなは１年では終わらない。巡る四季の中で成長し、愛情をはぐくんでいく。

2007年05月31日

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１ヶ月の成果

５月もあと２日。で、この１ヶ月間プロデュースした連載の成果を紹介。紙面に載らなかったものも有り。「載せたかったもの」「やりたかったもの」の真の姿です。ちなみに、写真も文も写真部２年目のとっぽい女性カメラマンのもの。いつもボーっとしています。。。　トンネルを抜けると、若葉が萌え立った。大井川鉄道を抜里駅（静岡県川根町）で降り、茶畑の中を歩く。さやさやと風が新芽を揺らしている。しきりに煙を吐いて、ＳＬ特急がやってくる。時間が戻ったような不思議な感覚にとらわれた。春から夏に移る節目の八十八夜は、こよみのうえでは新茶の摘み取りが最盛期を迎えるころ。新芽の成長が遅い畑もあり、やっと本格的な刈り取りに入った。栽培農家は「今年もおいしいと言ってもらえるとうれしいね」と汗を流す。気持ちよさそうにさえずるウグイスの声を聞きながら、一息ついた。

2007年05月29日

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情緒不安定

自殺するときの脳みそって、こんななんかなぁ…。最近、そんな事を感じた。企画が、思うに任せて掲載出来ないばかりか、内容が編集局内の火種に。果ては、部内からも打ち切りコールが上がる。何故？絶対、こんな企画を待っている人が居るはずなのに。。。無念。こんなにも、一生懸命やっていることが仲間の不協和音を生み出すなんて。。。自分の存在の無力さを感じ。始めた事への責任を感じ。企画に巻き込んだ部員に対する呵責を感じ。脳みそが、シューっと縮んで行くのを感じた。プラスから一変、マイナスのブラックホールに吸い込まれていく思考。今、消えて無くなりたい。。。これが、自殺願望だと感じた。客観的にそう思えたから自殺もしなかったし、その処方箋として、「頑張るのを止めろ。頑張るのを止めろ」と自分に言い聞かせた。どん底の精神状況から上がってこられたのは、今、陰で応援してくれていた顔が見えてきたから。「良い写真だったよ！」「私は期待しているよ」と、こっそりと言ってくれる一部の偉い人たち。無理をしてまで紙面化してくれる整理部員。そんな中、企画取材中の苦労談に対する寄稿要請まで舞い込んで。。。しかし、極めつけはこれだろう。読者から上がり始めた反応。「とても、癒された気がしました」一様にそう伝えてくる。各部の部長が集まる会議の席上、読者相談室から報告があったらしい。そう、私が表現したかったのは、「ニュース」では無く「温かさ」。大反対した人たちからは、軟弱に思える大切な事。やはり、分かってくれる人が居た。脳みその収縮も今日で終わり！帰りの電車の中で、脳みそを働かせたのは、打ち上げは何処でしようかと言うこと。その費用捻出にも問題が山積みなのに。。。

2007年05月28日

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カウントダウン

月と金星が夕暮れに輝いている。今月も、あと４日。企画を載せるチャンスも、あと４回。ありとあらゆる包囲網が狭まってきている。ここが、踏ん張り処か…。「終わったら、大阪に帰ろうね！」そう自分を励ましながらのカウントダウン。

2007年05月27日

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あと１球

相も変わらず。部長に呼び出され。お小言、二、三。ゲームセットだと宣告されても、もう一球投げさせろと抵抗し、予期せぬ所からのエールに、気を良くして続投宣言。ったく。しょうもない。でも、この仲間で闘うしかない。９回裏まで、もう一踏ん張り。

2007年05月25日

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男一匹

新しいことを始めること。なかなか難しい。新しいことに挑戦すること。これは、簡単。今月中に１０回の掲載を目指した、写真企画。取材もあらかた終わり、今月も終盤だというのに３回しか載せていない。しかも、載ったのは、エピローグみたいな写真だ。今日を皮切りに、真髄に入るぞ！と、思ったところでつまずいた。従来の新聞写真から路線を外した初夏のスケッチ。日差しの中で戯れる、野良猫の写真だ。写真を、テーブルに乗せたものの、紙面を牛耳る『元老院』からストップがかかった。散々、口論しても着地点を見いだせない。本日の掲載は見送りとなった。『元老院』には理解出来ないほど、良い写真だったのだろう。。。そう、思っても慰め。ガックリしたまま、締め切りを迎えた時、不思議な事が起こった。次々に、写真部やってくる整理部員。新聞のレイアウターだ。「すみません。力になれなくて。私もあの写真を使いたかった。。。」「今度、２日後に当番に入りますから、あの写真使いたいです。また持ってきてもらえますか？」黙って、事の成り行きを見ていた彼らだが、陰で応援してくれていた。「私があの時『この写真を使いますっ！』って叫んだら、違う新聞になっていたかも知れないと思うと…」こんな事は、今までに無かった。嬉しい気持ちは有ったが、失望を払拭するのにはまだまだほど遠い。社内に、支持してくれる人が居るのならば、読者にも支持されるはず。その為には、載せない事には始まらない。新しい事。半歩だけ新しい事をするのに、ジャンプをしなければならない。そんな無駄な労力にため息が出る。

2007年05月21日

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仕事とは…

今日は、「ビール飲みに行くど！」明日は、「バーベキューだ！」仕事をしているようで、遊んでいるようで、付き合いのようで、喜んでいるようで、オヤジが、そんな風にフラフラしている間も、夜を徹して、皿を洗う次男。今日で２晩目。最近、次男に会うのは、ほとんどスタ丼屋のガラス越し。

2007年05月19日

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ＰＳ

２倍休日を楽しんだ後は、２倍の仕事が待っていた。。。疲れが、一挙に戻る。そう言えば、先日の休日。帰り道で、珍しくＰＳとすれ違った。何せ、滅多に走っていないバイク。相手のライダーがかぶるスモークシールド向こうからも、視線がこちらに注がれているのが分かる。手を挙げて挨拶をした。一瞬、相手は躊躇した様子。ちょっと、手を挙げ。そして、今度は大きく手を振り。最後は、振り返りながら、見えなくなるまで手を振り回していた。。。危ないよ。でも、妙な連帯感が嬉しい。そんな変なバイク。山陰海岸まで誘い。東京まで何度か往復し。夕立や吹雪の中も走り。雲の上まで乗せていってくれたバイク。１万７千キロを無事に走ってくれた。この夏は、ママに引き継ごうかと思う。フォルツァと取りかえっこ。軽くて足着き良好。パパに安全を与えてくれた保証付き。

2007年05月18日

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立てこもり

また、泊まりの時に、立てこもりなんて…拳銃を使い、立てこもった奴はウジ虫。何から何まで同じじゃないの。そうそう。思い出した。前回の時は、世間の事件の陰で所帯の事件が起きた。次男が、急性アルコール中毒で搬送された。思い出した１時前、次男にメール。「明日の朝。ゴミを出してくれ」返事は、「友達の家に居るから無理」これで、一安心。

2007年05月18日

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休みだ。休みだ。

１６日ぶりの休み。無駄には出来ない。走ったーっ！という実感を持てるプランを考える。よし。富士山一周だ。一周だけするつもりが、途中５合目まで登ってしまいました。遠い雲を下に見ながらのツーリング。新緑のトンネルも気持ちよく。久しぶりに、心と身体、バランスのとれた疲れを感じております。６時起きだったために、帰りの山道では、ウグイスの声とせせらぎを子守歌に昼寝。お陰で、スピード取り締まりもパスでき。８０点かな…今日の休みは。

2007年05月16日

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戻った時間

明日は休むぞ！５月に入って初めての休みだ。ついでに今日の明けは、早く帰るど！久しぶりに一ツ橋大学のキャンパスでの一時。ここは、お気に入りの場所だ。中庭の池のほとりが特に。ゆっくり腰を下ろすと、水面にはいつの間にかカルガモの姿。明日は、どこに行こうか…。そう思いながらの、幸せな夕暮れ。。。

2007年05月15日

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木綿のハンカチ

「東京、面白い？」「うん。まあね。」…と、次男が答えていたのが、１ヶ月前。「東京、面白い？」今日、改めて聞くと、「うん。最近ね、面白くなってきた。」どちらの、答えが本当の答えか。どちらにしろ、気配りの次男であり、『木綿のハンカチ』的、５月である。

2007年05月13日

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魔術

企画が卵だった頃。そして、陣痛の頃。担当した、部員にはよく泣かれた。写真部に来て３年目の女性部員。こう言っては何だが、いつまで経っても部の末娘的なポジションにいた。「こいつ。いつまでその位置に居るつもりだろう…」そう、思って企画を任せた。「お前の、自由な発想で撮れば良いんだ」そう言って励まし、始めたものの、本当に自由な発想で撮ってきた写真は、なんじゃこりゃ…！！？叱責の言葉に「自由で良い、思った通りで良い、って言ったじゃないですか…」シクシクシク（涙）この繰り返しに、いい加減閉口した時、業務命令を下した。「この映画を見ろ！」渡したのは、『ラジオの時間』のＤＶＤ。平凡な主婦が初めて、ラジオドラマの脚本を書いたものの、収録の過程で、スポンサー、役者の都合で、どんどん本来の作品とかけ離れていく…私の記念作が、一体、どうなるのー！その様を描いた秀作。それを見て以来、彼女は…兎に角、今、自分の胃は痛んでいない。この、企画の成功すら予感している。

2007年05月12日

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お土産

企画の２回目も無事掲載。２つの点が打たれた事で、線になったような気持ち。これで、ベクトルも決まった。そのベクトルを感じたのは、自分だけでは無い様子。２回目の掲載日は、奇しくも紙面批判会議の日。１週間の紙面を振り返り、憎まれ役たる重役から重箱の隅をつつかれる。会議から戻った部長の声が。「こいくちぃー！　来い！」はい。はい。紅潮した部長から伝えられたのは、「企画。褒められたよ。」はい。はい。ホッとしたところで、何も考えない時間が欲しくなった。１時間でも良い。国立の部屋に戻りたい。深夜に部員が持ち帰る原稿を待つ間、まだ、日のある国立に戻ろう。そして、そうだ。お土産を買おう！誰かに。買ったのは、「ディスクユニオン」の鞄。東京のロックレーコードを扱う老舗のオリジナル品。ＬＰサイズ。自分の青春の思い出でもあるし…。湯気の向こうから元気づけてくれたお礼に。

2007年05月11日

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スタート

写真企画をスタートさせた。行く手に不安が有ったが、「兎に角、始めなきゃ！」と、半ば強引に掲載した。事態が動き出した事で、不安が増したような気もするが…第１回目の写真。Ｙａｈｏｏ！のフロントページに紹介され、日付が変わった今も、“この１枚”の座を奪われていない。やったー！と、思わない理由は分かっている。２回目が未完成な事である。腹が痛い。

2007年05月09日

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ショック

５月に入ってから、一日も休まず、毎日、深夜まで作業を進め、やっと、こぎつけた企画スタート。準備万端。いざっ！と、言うところで掲載延期になった。予期せぬ外的要因。本当にガックリきた。延期が決まった途端に、脱兎のごとく社を後に。このガックリは、ちょっと治らない。大学通りのベンチにへたり込み、タバコを。重たい腰を上げて、ねぐらに向かうが…途中で見た、あの光景を見なかったら力が出なかっただろう。湯気の向こう、手ぬぐいを頭に巻き、黙々と皿を洗う姿。今までも、遅く帰る時、その姿を見ると、力が戻った。次男の働く姿が、力をくれる。

2007年05月07日

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誕生日

今日は、誕生日でありました。そんなことには、お構いなく企画の準備に追われております。朝、ママから「お誕生日おめでとう」のメールが来ました。夜、長男から「お誕生日おめでとう」のメールが来ました。同居している、次男はと言うと…大切にとっておいた、カップヌードルを勝手に食べてくれていました。

2007年05月06日

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後悔

次男が行方不明になった。ここのところ、連日仕事に追われ、深夜の帰宅。今日は、早く帰ろうと着いたアパート。階段の下を見ると、バイクが無い。部屋にヘルメットも無いから、次男がどこかに出かけたのだろう…と思っていた。しかし、帰ってこない。１０時になっても。１１時になっても。ＧＷは大阪に帰るから…と、カノジョに言い残し上京してきた次男。とは言っても、帰る金も無く…さては、バイクで大阪に向かったか！しかも、１００ｃｃのスクーターで！急に心配になった。行ったなら、行ったで仕方がない。無軌道も青春の内。悔いが残るのは、道中の注意を教えてやれなかった事。急ブレーキの練習をせい！タクシーには近づくな！左に寄りすぎるな、無理な追い越しをされるぞ！後悔は尽きない。「バイト終わった！」という次男からのメールを受け取るまでは。。。

2007年05月03日

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ＧＩジョー

最高のお礼をもらった。ママが上京してきたときのお土産は、ＧＩジョーのミニチュア。その１体を、日頃お世話になっている航空部のデスクに。後日、件のデスクからお礼のメールが。貼付されていた写真がコレ。良い家に里子に行ったね。平和な世界で、立派な豆腐屋になりなさい。

2007年05月03日

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八十八夜

東京の光の海から昇る月。それが見たかった。部員の取材に付き添って御嶽山へ。八十八夜。奥多摩から見れば、ちょうど新宿の高層ビル群あたりから月の出を見られるハズだ。日没前に登山。１時間の行軍。それでも、月が見られれば…月の出時刻から遅れること１５分。ヘイズの上からやっと顔を出した月。それは、赤く、赤く染まっていた。

2007年05月02日

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For Tokyo

大阪から戻るのは、いつも同じバス。１４時１０分。大阪駅桜橋口発、東京駅八重洲口行き。昼行便の最終。前回乗ったのは、３月４日。昼行便と言っても、琵琶湖のあたりで日が暮れ、ほとんど夜行便だった。浜名湖を過ぎた。今日は、夕日に染まる湖面。日が長くなったなぁ。。。２ヶ月の間に、一気に夏に向かった感じがする。月日が流れても、相も変わらずこのバスに乗っている…いつまで、乗っているのかしら…

2007年04月29日

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帰り支度

明日の朝には、大阪に向かうバスの中。何を持って帰ろうか…いくら考えても、何も思いつかない。何も持て帰らなくても、カメラ一つ肩に下げて。自分の家に帰るんだもの、そんなことだ。。。

2007年04月26日

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白熊

今日の朝刊。一面の写真は、エリツェン前ロシア大統領の葬儀の写真にしたかった。周囲から、政治的な意味も考え反対されたものの、個人的には、その写真を使いたかった。ツンドラの白熊やな…エリツェン前大統領に初めて会った時の印象だ。インタビューの予定時間を遙かに遅れること、部屋に入ってきた大男は悪びれず持論をぶっていた。大統領になる前の氏の姿。「エリツェン氏、死去」のニュースは、あの時の印象を思い出させた。ただ者では無い人にも、やはり死は訪れる。異国情緒たっぷり。日本のそれとは、かけ離れた荘厳さを保った儀式。それを、バーンとやりたかったのだが…紙面作りは。個人的な思い入れとは関係なく進んでいた。

2007年04月26日

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