恋に落ちて 最終話
↑応援クリック↑をお願いします マナミにプロポーズをした後、俺達は抱き合った。 普段は簡単に涙など見せないマナミが、涙を流しながら喜んでくれている。 …本当に幸せだ。「…でも、アキラ…」 その時、マナミが少し笑いながら俺を呼んだ。「ん?」「これ…少し大きい」 そう言って俺に指輪を見せる。 あちゃ… やっぱり合わなかったか。「ごめん…指輪にサイズとかあるの知らなくて…」「そうなの?」 俺の言葉に相当驚いたように、目を丸くしている。「うん…買いに行けばいいだけだと思ってた。店員に言われて…焦った」 そう言った俺を、マナミはこれでもかっていうくらい大笑いした。「あはは…アキラらしい」「…あんまり笑うと、お仕置きするぞっ」 そう言って、まだ笑い続けているマナミの唇を塞ぐ。「…明日、サイズ直しに行こうな」 サイズが合わなかった時は、直すことができると店員が教えてくれた。 聞いておいてよかった。「ううん、このままでいい。アキラが私の事を想って買ってくれたものだから…このまま持ってる」「でも…」「大丈夫。そんなに大き過ぎる訳じゃないし。それに仕事中はできないから…こうして肌身離さず持ってる」 そう言いながら、つけていた自分のネックレスに指輪を通した。「こうしてると、アキラがいつも一緒にいてくれてる感じがする」 そう言って嬉しそうに微笑む。 …なんてかわいい事を言ってくれるんだ。 抱きしめて、また口付ける。「そんなかわいい事言うと、喰っちゃうぞ」「…またするの?」「当然。今日はなんの日かなぁ?マナミちゃん」「アキラの誕生日…」「正解~。今日は久しぶりに寝かせません」 マナミの舌を捕らえると、優しく絡ませる。「…ん…久しぶりじゃないような…」「うるさい。黙って集中しろ…」「もう…」 こうして本日二度目のマナミを戴く。 マナミの首元で、俺があげた指輪が静かに揺れていた。 END↑応援クリック↑をお願いします「恋に落ちて」(最終話)でした。人気blogランキングに参加しています。人気blogランキングへ↑応援クリック↑お願いします ↑応援クリック↑をお願いします