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カテゴリ:きもの交遊録
今日は、元わたしの同棲相手(同性と同棲?は4/1の日記に)のハレの個展「フランス・アート刺繍展」に行ってきました。 お母さまが着物の古布をつかったお人形の作家、 子供の頃より、お母さまお手製の刺繍がほどこされた物に 囲まれて彼女は、とっても手先が器用。 会社勤めのかたわら、そしてわたしとの同居生活中も、 チクチクいろいろ手芸や刺繍の制作をしてました。 その後、渡仏、刺繍工房の職人養成学校 "Ecole LESAGE"にて オートクチュールのための装飾刺繍を習得して帰って来ました。 そして目白の"GALLERY 鶉"という建築もお庭も素敵な会場 で、帰国後、初めての個展を開催。今日はその初日でした。 彼女の作品は、豪華なバラや蝶、ヨーロッパ的なモチーフを アンティークの布に精密な刺繍でほどこされたもの。 ナプキンリングからバックまでいろいろ。 バックに合うのは当然「お洋服(それもパーティードレスなど)」 なのだけれど、作品のいくつかは、着物にもあうのです。 上の写真のバックなんて、随分前にわたしの 友人が購入したのだけれど、これをみて、すぐ さま「着物にあうから、欲しかった!」と思った品。 下のバックは紬や銘仙などのアンティーク着物、 街着の着物に似合うと思いませんか? (展示会場で販売中) さて、肝心の最初にご紹介した着物は、 彼女のお家に代々伝わる物だそう。 他にも一枚、江戸時代の着物が飾って ありました。「あら、あら、すごい」の一言。 洋服であろうと、着物であろうと、 西洋刺繍であろうと、日本刺繍であろうと、 どんなジャンルであろうとも、 「美しいもの」には垣根の無い、共通のコードのようなものがある。 「美しいもの」は普遍的で、人は時空を越えてそれに憧れ、求める ものなのね・・・ 春のうららかな午後、お庭の池の水面に浮かぶ、枝垂桜の花びらを 見つめながらそんなことを思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.12 13:58:19
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