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カテゴリ:きものの工夫
「き、きつい! 去年の春に買ったパンツが穿けない…」
今日は気の置けない女友達3人と、有楽町朝日ホールで「イタリア映画祭2005」の「スリー・ステップ・ダンス」という作品を観てきました。 今朝、外出の仕度をしていての出来事。 しょうがなく、今年買ったパンツを選び直す。 わたしは「太った」のだ。 ガーン。 多少なりとも自覚していたけれど、ショックというか、情けないというか…。 「着物」という衣類がわたしのワードローブの仲間入りをするようになって、気掛かりに思っていたことがある。 それは着物がとっても「ファジー」(fuzzy)な着装の衣類であること。 着物を自分で着たことのある人なら、ピンと来ますよね。 つまり着物での「胴回り・腰周り」は「上前」と「下前」の合わせ方や「補正」によって、「ゆったり、ふくよか」にも「ぴったり、細身」にも見せ様があるということ。 とっても太って「前幅」「おくみ幅」「後ろ幅」に影響がでないかぎり、よくも悪くも、体に合わせて微調節をして着こなせる。 これは着物の機能的といえる特徴。 一方、スカートやパンツなどの洋服は、形状そのものが一定の規格・サイズに合わせて裁断されているから、着る人の体を合わせたものが選ばれる。 大きな体に小さなサイズは着用は無理。 ボタンやホックの位置をずらすか、着る人が痩せるかのどちらか。 体重・体型が変化して、洋服の買い直しに直面したことは誰にでもありますよね。 でもこの「洋服と体型の制約」は体重や体型のバロメーターになっている。 わたしが新卒で勤務した会社には当時、制服が存在していた。 廃止となったのは入社3年目ぐらいのこと。 野暮ったい制服が無くなって嬉しかったけれど、「毎日同じサイズの服を一定の時間着る」という習慣がそれまで「体重・健康管理」に一役買っていたと知るのは、後になってから。 そうそう、着物は腰紐を使う点も見逃せない。 紐はモノによって長さが違う。 体に巻きつけたときの「からげ結び」や「片輪結び」によって、また「着付け」毎に変わってくる。 だから紐の余りの長さを「一定に測り知る」のは難しい。 よくオジサマが「太って、ベルトの穴が足りなくなったヨ」と言うアレが出来ないのだ。 もし、365日着物を着る人になったら、一体どうなるのでしょう。 バロメーターが無くなって・・・!! そこで思いついたのが「改良枕」ならぬ「改良腰紐」。 腰紐に糸でステッチでも入れて「ベルトの穴」もどきのバロメーターにでもしようかしら…。 袷(あわせ)や単衣(ひとえ)、着物の素材で「印」の場所は変わるだろうけど、それはそれで、「自分の心地よい着付け」や「着崩れしない着付け」の目安にでもなるかしら…。 と、妙な思いつきをしながら、映画館へ向かいました。 でも、まずは何より「ダイエット宣言」でしたね… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.16 14:45:19
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