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カテゴリ:きものの工夫
実はここ数ヶ月…男性にとって「ふんどし」ってどういうものなんだろう?
と思っていた! (激白) そして、今日は「おおっー」と更に「ふんどし」の威力(機能)を目の当たりにすることになり。 *** 以前、早坂伊織先生の男性きもの指南書「男、はじめて和服を着る」を読んだ時には、「ふんどしを締めると気持ちが引き締まり…日本男児として」といった「キモノの時はふんどし」の薦めの内容があって「へぇ~」って思っていた。 最近では、着物を始めた男友だちが「たんす屋」さんの男性着付け入門講座に通った時、カリキュラムに「ふんどしの締め方」(当然、パンツの上からデス)があったと聞いた時。 さらに好奇心がわいた。(注: 私のふんどし願望でなく、着物 X ふんどし = 精神的効果 にです。) なぜなら、友人の感想は 「何か、気持ちがピシってするというか。」 だって。 普段は、とてもとても日本男児、きりりとした男性じゃないのに! 更に更に最近では、 「独身王子に聞け!―30代・40代独身男性のこだわり消費を読む」というトレンドとマーケティングの本(真面目な本です。 だって、日本経済新聞社から出版だもん。)を読んだ時。 読み進んでいくと、こだわりの男性の中には、ふんどしを「クラッシック パンツ」として購入する人がいる、といった記載が。 「独身王子」(昔でいう「独身貴族」)たちは、流行や独自のライフスタイルをもった人達のよう。 ??? 更に「ふんどし」たるものに好奇心が…。 いったなぜ? (笑) でも、身近でふんどしを締めている人なんて、聞いたことも見たこともありません。 ところが今日… *** 父がふんどしを締めていた! といっても、実際には「締めされられていた」といった方が正しいのですが。 私の父、消化器系の病気を患って入院中。 今日は処置(開腹ではないけれど手術準ずる治療)の日。 手術用の患者服に着替えをする時のこと。 看護師さんが「白い布っきれ」を置いていった。 不織布で出来ている。 「パパ、何これ?」 「ふんどしだよ。 処置のときはこれを履くんだ。」 ええ~、何それ?! っていう娘の驚き。 と、いうのも、父の過去5年間、15回に上る入院体験の中、わたしがその着替えに居合わせたのは今日が初めて。 娘の知らないところで、父は何度も何度もふんどしを締めていたとは。 それにしても 医療の現場でも、ふんどし(もどき・スタイル)が用いられているとは。 日本の伝統の知恵はすごい! そして違った点で、また好奇心が。 外国の医療現場ではどうなっているんだろう? わたしが盲腸の手術をした時 (当時7歳)って、そんなふんどし穿かされたっけ? 女性患者が手術を受ける時も、まさか、ふんどし? いやだな~、手術が必要な病気にはなりたくないよ。 いや、ふんどし は 着物、日本の和装文化から来ているのだから、 女性患者の場合は、もしかして 湯文字(ゆもじ)??? いや、ないないない、それだけは、きっと。 注) 湯文字とは、女性和装用の下着のこと。 これまた、私は呉服店でも、大手デパートでも販売されているのでさえ見たことない、幻の下着デス。 愛用されている方も聞いたことないのですが。 どなたか、その秘密を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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