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カテゴリ:きもの交遊録
久しぶりに、都内の呉服屋さん、おぐパパからご連絡を頂ました。 お互いの近況報告など。 実は、おぐパパには、一つお願いごとをしています。 それは、「洗い張り」が終わった状態の着物の写真を下さい、っていう、ちょっと妙なお願い。
洗い張り・・・和裁をされる方なら、洗い張りが終わった状態のものを、ご自分でチクチクされるのでしょうけど、普通、っていうか、まあわたしの場合、当然、和裁ができません。 洗い張りに出したたら、当然、お仕立てとセットの依頼、また、手元に戻ってくるときは、ちゃんと「着物」になってくる。 わたしはその「着物以前」の姿を見たいのです。 興味津々なことがあって。 着物のお付き合い関係でお会いした、わたしと同年代の女性の実話。 着物を始めたばかりの頃、お手入れに出したいと思ったそうで、「京洗い」(丸洗い)を、とある呉服屋さんにお願いしたそうです。 というか、願望のお手入れは「京洗い」だったんだけど、着物のお手入れ用語をよく分かっていなくって、かつ言い間違もして「洗い張りをお願いします。」と頼んでしまったそう。 呉服屋さんも、ちょっとは変に思ったんでしょうけれど、深く疑問も持たず、彼女に確認を取らないで・・・鋭い方、もう、結末はお分かりですか? ある日、宅急便が届きました。 呉服屋さんからです。 着物が戻ってくるはずなのに、妙に小さい箱が届いた・・・。 開けてみると、断片の布っきれになった、着物が!! どうして? と大ショック、そして初めて、自分が言い間違えたこと、且つ、「洗い張り」を頼んだら、「お仕立て」もセットでお願いするということを理解したそう。 結局、その呉服屋さんには、恥ずかしくて仕立ては頼めず、他の呉服屋さんにお願いして、かつ(ここは、着物関係者に質問しても謎なのですが? 生地が縮んだ?)、布を足して仕立てることになり、さらにお金がかかったそう。 5万円ぐらいかかったことを言っていました。 前向きなこの女性は「勉強代になった」と言っていたけれど。 (わたしだったら、大ショック! で、くやし、かなし。) 呉服屋さんも、「イマドキ(といったら失礼だけど)の女性が、和裁をやすやすする」とは思わず、一言、お仕立てもですか?って確認すれば、こんな悲劇は起きなかった? この話、あまりの衝撃度に、呉服屋さん・Uママにも話したし(そして、わたしも学習する)、おぐパパにも。 おぐパパのお店には、いろんな商品、商材がおいてあるので、「元・着物 / 着物以前のキモノ」姿の写真でもみたいな、っとお願い中。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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