カテゴリ:美味しいもの
「忘れの里雅叙園」
滝への散歩から帰り、お風呂につかる。 かけ流しのお湯の量が尋常ではないくらい こんこんと あふれてる。 鉄分の多いラムネの湯や、うたせ湯も童心に帰ったように うきうきさせる。 ここの宿の 大浴場のお風呂にはカランやシャワーがない。 これまた 懐かしい気持ちで 桶で髪を洗うのだ。 お風呂上がりには シャリー酒が瓶ごと 冷やされていて 「ご自由にどうぞ」と書いてある。 アペリティフですな。 お待ちかねの夕食。 最初のお盆にも宿の主人の 優しさや凛とした信念のようなものを 感じさせる。 地鶏のたたき、根野菜のサラダ、野菜のごまあえ。 すべて 地のものだという。 野菜の甘みがうれしい。そして彩りの美しさにはっとする。 茶碗蒸し。実は茶碗蒸しが好きなのだ、最近気づいたことだけど。 とろっとろの豚の角煮、野菜の味噌田楽、だんご汁。 七草他のてんぷら、お塩でいただきます。 自家製手打ちおそば あっさりおこわ 普通の食材、奇をてらった味付けではない。 それでも 今でも私の舌の奥には あったかくてやさしい あの夕食の味が残っているように思う。 最近 温泉宿に泊まると 量が多すぎて夕食を完食することが難しい、 内容が大仰なせいもあるだろう。 だけどここの食事は ほとんど胃に収まった。 「ごちそうさまでした」(感謝) しばらく おこたのなかで くつろいでいると部屋の外から こーんこーんと音が聞こえてきた。 囲炉裏で 焼酎のふるまいが始まる時間がきた。 次回はあさごはん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 31, 2009 02:50:57 PM
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