DVD-ベーシック・ラテンキューバンパーカッション&リズム 2 oct. 2007
昨晩から今日の明け方にかけて一気に骨組みを完成させたDVDを全編通して見るためにWindowsMediaのストリーミング再生モードで保存してみた。当初の予定では完全に初心者向けのものを作ろうと思っていたのだけれど、いざ仕上げてみるとかなり突っ込んだ内容となり、上級者やマニアがこれを見たとしても面白いと感じるだろう。とはいえ、クラベス(claves)、マラカス(maracas)、ギロ(guiro)、カウベル(cowbell)、ボンゴ(bongo)等、教育の現場で使われる事の多いラテン打楽器についての基本はわかりやすくコンパクトにおさえてある。DVDは二部構成となっており、第一部では各打楽器の基本的な奏法を、第二部では代表的なラテンリズムのアンサンブルを提示している。サンチアゴ・デ・クーバは世界中で最も太鼓演奏が盛んな土地のうちの一つだから、内容は本格的なものにならざるをえなかった。彼らにとっては、あれがスーパーベーシックなのだろう。アンサンブルでは「ルンバ・コルンビア(Rumba Columbia)」を、マタンサス(matanzas)、ハバナ(havana・・・la habana)、サンチアゴ・デ・クーバ(santiago de cuba)、それぞれの都市が持つリズムスタイルでデモンストレートしてくれたものが興味深い。また「モザンビーケ(Mozambique)」はいくつかあるコンガパターンのうち代表的な2種類を収めてある。それから、「デングェ(Dengue)」などというリズムも、これは日本にいると名前さえも滅多に聞かないが、このDVDには収められている。このDVDの制作目的は、ラテン打楽器についての正しい知識を学校音楽教育の現場に広める事であるが、同時に、ラテン音楽に詳しい人が見ても楽しめる内容となっているだろうと思う。また、すべての音楽教師や吹奏楽指導者がこのDVDに納められている程度のラテン打楽器についての知識を持ってくれていたら・・・というのは、私の切なる希望でもある。Basic Latin Cuban Percussion & Rhythms - Juan Oscar Tejera- Part 1-~The Basic Technic of Latin Cuban Percussions-01)Claves Basic02)Guiro Basic03)Maracas Basic04)Cowbell(BongoBell) Basic05)Bongo Basic06)Timbales Basic07)Conga Basic08)Conga Exercise109)Conga Exercise2- Part 2- ~The Variety of Cuban Rhythms-10)Danzon11)Chachacha12)Bolero13)Bolero w/Bongo14)Son Montuno15)Son Montuno w/Bongo16)Pilon17)Changui18)Mozambique 119)Mozambique 220)Dengue21)Rumba Yambu22)Rumba Guaguanco23)Rumba Columbia (Matanzas Style)24)Rumba Columbia (Havana Style)25)Rumba Columbia (Santiago de Cuba Style)June21,22/2007, Foco de San Pedrito, Rpt.San Pedrito, Santiago de Cuba, CUBAMusicians: Juan Oscar de la Tejera, Juan Bauste Grande, Anlis Cabrera Oris, Hermano Menor de Anlis.Producer: Koji Fujita, Drum Studio LA FIESTA, 7-21 Mobara Nishi, Mobara City, Chiba Pref., NIPPON(JAPAN)http://la-fiesta.jpブランチをとった後、泳ぎに行く。ウミガメがいるとの声を聞いたが、私は確認できなかった。日中に珍しいイカの群れを見た。不活発に水中を漂っている。足を閉じているので、気を付けてよく見ないとイカには見えないかもしれない。今日はビーチに人が多くて賑わっているな、と思い、人数を数えてみた。ビーチには私を含め、計12名が戯れている。ティオマンのビーチではこれでも賑やかに感じるほど、普段ビーチや海に人影を見る事がない。いつも視界には数えてヒトケタの人がいるのみばかりだ。よく晴れている。泳いでばかりいるから体のウラ側ばかりが陽に焼け、若干恥ずかしい様でもあるので、沖の筏に腰掛けて体のオモテ側を少しばかり陽にさらしてみた。ビーチから帰って来ると、今度はカラバリ・イスアマ(Carabali Isuama)のDVD制作に取りかかる。こちらはコンテンツが少ないので教則DVDに比べたら編集はずっと楽な気がしている。ざっと見た後、別録りしておいた音声を重ね、ボイスだけの聞き取りづらい部分は切り取ってゲインを上げたり、それと元トラックとのつなぎはまた別に切り取ってフェードをかけたり、これまた地道な作業だ。カラバリはアフリカの伝統を受け継いだキューバ最古の音楽集団だけど、CD等、一切まだ彼らの作品を持っていない。そこで今回、一緒にDVDを作ろうという話になった。ユネスコ関係の仕事にもたずさわる音楽歴史学者、グラディス女史が最近このカラバリ・イスアマを世界文化遺産登録に推薦しているとも聞いている。そんなわけで、ちょっとブレイクしそうな予感のカラバリなのですが。データの書き出しに非常に時間がかかるので、作業の途中で夕飯を食べに行く。昨晩といい、今晩といい、サランインダー(salang indah)のレストランはガラガラだ。他に白人のカップルが一組のみ。少し離れた外のテーブル付近ではミスターポーが張り切ってバーベキューの下準備をしている。適役だ。レストランの給仕達はいつものようにトランプをして遊んでいる。のんびりしていていい仕事だな。私も働かなくて良いなら遊んで暮らしたい。仕事したい!という欲は、案外希薄だ。藤田浩司-koji fujita-DrumStudio LA FIESTA→コメント、トラックバックはこちらからお願いします(^o^)cozy-corner~藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog