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テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:鳥インフルエンザ関連
鳥インフルエンザに罹患したことが疑われた鶏たちは二酸化炭素で殺されていますが、二酸化炭素で殺す場合は、濃度や圧力等による条件を上手く調整できないと麻酔効果が現れる前に窒息が起こり、安楽死になりません。
しかし、TVなどで報道されている映像を見る限りでは、鶏に対する扱いは目に余るものがあるという印象をぬぐえません。 そのため、この夏に大量に殺す作業を行った埼玉県や茨城県に対して、殺さざるを得ないのであれば、せめて「安楽死」と言うにふさわしい方法で行ってほしいとお願いをしてきました。 埼玉県は比較的誠意をもって回答してくださいましたが(とはいえ、安楽死と呼べる方法でなされていたかとう点については回答を避けられてしまいましたが)、茨城県からは事務的な回答のみで、まともに取り合ってもらえませんでした。 鳥インフルエンザにおいて、鶏に対する対応を根本的に見直していくためには、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」等、法律や基準、指針の見直しを働きかけていかねばならず、それらの点については、自治体に訴えてもらちがあかないのですが。。。 しかし、今は現行の指針に則り、鶏を殺さなければならないならば、せめて鶏の苦痛が最小限にすむよう、実際に鶏を殺す立場にある自治体の職員の方々にお願いすることも必要ではないかと考えます。 もう殺されてしまっているとしても、またこうした事態に備えて、国民の監視の目があることは伝え続けなければならないと思い、茨城県に再度、下記のメールを送りました。 ------------------------------------------- 茨城県農林水産部畜産課 ×× △△ 様 度々のお問い合わせをお許しください。 9月24日に下記のお問い合わせをお送りさせていただきましたが、その後、まだ何のご回答もいただけておりません。 ご多忙とは存じますが、ご回答のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 「動物の処分方法に関する指針」は存じ上げており、今回の鳥インフルエンザの防疫処置として、鶏を二酸化炭素ガスにより殺していることは存じております。 前回のご質問でも、そのことを前提にお伺いさせていただいております。 現行では、こうした事態において、鶏を殺さざるを得ないとするならば、お答えいただきましたように、「処分において最も重要な点は,できるだけ速やかに動物を意識の喪失状態にし,その後、致死のための処置を施すこと」といった、動物愛護の観点に基づく安楽死であると思われます。 前回質問させていただいた点は、まさしくこの点に対するご確認でございました。 しかし、質問に対するご回答を頂戴できませんでしたので、何度もお騒がせして恐縮ですが、改めてご質問させていただきます。 以下の3点につきまして、ご回答いただけますよう、お願い申し上げます。 1)二酸化炭素ガスは、確実に「安楽死」となる正確な量と方法で注入されているでしょうか? 2)二酸化炭素ガスが注入された後、死亡する前にきちんと意識が消失していることをどのよう確認していますか? 3)全羽の殺処分までには何日も要するとのことですが、死を待つ鶏への給餌給水などの世話はきちんと行われているでしょうか? 今回のような事態において、鶏を殺さなくてすむような対処ができるのであれば、それにこしたことはないと感じるのはもちろんなのですが、現行法の中では、防疫上の観点から殺さざるをえないのであれば、実際に鶏に直に接する現場の職員の皆様方に、せめて、「安楽死」と呼ぶにふさわしい方法で鶏たちに接し、対処していただきたいと切に願うばかりです。 ご多忙の中、何度もご連絡申し上げ恐縮ですが、何卒ご回答いただけますよう、お願い申し上げます。 お返事お待ち申し上げております。 ------------------------------------------- (茨城県農林水産部畜産課への文面は以上です) 茨城県に意見を送ってくださる方は、下記から送ることができます。 その際、「茨城県農林水産部畜産課」宛てであることを、明記するとよいと思います。 http://www.pref.ibaraki.jp/opinion/send.htm *なお、この手紙に至るまでの茨城県とのやりとりにつきましては、下記のページをご覧いただけましたら幸いです。 http://homepage3.nifty.com/kojirotoyuki/infruenza%20saitama%202004.8-10 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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