カテゴリ:英語
カナダ人の英語の先生にフォニックスについて相談してみました。
フォニックスは英語を学習する上でとても役に立つツールです。漢字でいうなら部首を覚えるようなもの。スペルを見れば発音できるので、音読がスムーズです。また、中学受験をするお子さんは語彙が豊富で外来語もよく覚えているので、発音できれば意味を予測することもできます。 しかし、フォニックスが有効なのは幼稚園から小学生まで。年齢としては4-10歳程度だそうです。 最も有効なのは4-5歳の子供にチャンツに乗せてテンポ良くフォニックスを教えることです。 小学校高学年になるとノリも悪くなりますし、自分で理解力もついてきますから、英語についても自分なりに法則を見つけるようになります。 従って、学力が高いお子さんの場合には「アルファベットには音がある」程度のごく簡単なフォニックスを導入した後は、どんどん実際に単語を覚えるのがよろしい。フォニックスに時間をかけすぎるのは無駄です。全くフォニックスをやらないのも問題なので、ごく簡単にやったほうがいいでしょう。 既に何らかの形で英語を学習しており、もうじき中学に入学する場合には、子供が混乱するのでフォニックスはむしろやらない方がいいです。フォニックスは有用なツールですが、英語の6割程度にしか適用できず、重要な単語ほどフォニックスの例外が多いのです。 英語に対して拒否感が大きい場合、ディスレクシアが疑われる場合には、小学校高学年や中学生でもフォニックスをやった方が効果があります。その時には少しづつ、フォニックスの28種のルールまで細かく規則を教え込んだほうがカバーできる単語数が増えて効果が目に見えてでるでしょう。 4歳以下の幼児にフォニックスを教えるのは労多くして報われません。英語のプロの先生でも、ご自分の子供に英語を教えるなら、早くても4歳からと言われます。 我が子の場合、娘は4歳(年中)から、息子は8歳(小三)から英語を始めましたが、息子の方が英語の理解力は高いと思います。娘も平均的な理解力はありますが、娘が息子より優れているのは発音と聞き取りのみです。二人とも全く同じ期間、同じ塾で習っています。早く英語を習い始めてもそれほどメリットがあるわけではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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