カテゴリ:試験前の追い込み
IV-31 答え2
不勉強でしたが、アプタマーというものがあるらしいです。 aptamer = apt(適合する物) + mer(分子) という造語で、RNAアプタマー、DNAアプタマー、ペプチドアプタマーなどがあるそうです。 プロジェクトID番号MF-26 人工進化RNAを利用した制癌戦略:プロテインチップと分子擬態性RNA医薬品の開発 統括研究代表者 中村 義一 (東京大学医科学研究所教授) より アプタマーは標的物質に特異的に結合するという抗体としての特徴を持つ一方、容易に大量合成できる、標的物質のアミノ酸配列の保存度に依存しない、改良が容易であるという利点を持ち、癌化作用のある因子の機能阻害(癌抑制)や癌関連因子の定量測定(癌診断)、あるいは生理活性タンパク質を擬態するRNA分子の開発(創薬)に利用できる可能性がある。 でもアプタマーを使って線維化したアミロイドを分析したりする技術はうまくいっていません。そもそもRNAは酸性で、あまり疎水性の強いものとはなじまないと思います。 私は他の4つの選択肢が○なので消去法で選びましたが・・・。 IV-32 答え3 cDNAはmRNA から逆転写酵素を用いた逆転写反応によって合成された DNAのことです。真核生物とか原核生物とか関係ないですよね。 ゲノムライブラリーはある生物のゲノムDNAを適当な制限酵素で切断し、それぞれの断片をラムダファージなどに組み込んでクローニングして保存しておいたストックのことで、生物種は関係ないという気がします。ヒトゲノムライブラリーとかもあるそうですし。ということで3が誤りです。 IV-33 答え2 バイオリアクターでもやっぱり律速段階は基質の拡散ですね。 その欠点を補う為に気相での反応を試みる技術もあります。液相ならば拡散は遅く、律速になりますが、気相の拡散は速いので。 IV-34 答え4 カルス培養で熱処理を行うのは殺菌のためです。完全に分化した植物体を得るためにはオーキシンとサイトカイニンという植物ホルモンの濃度の適切な調節が必要です。 IV-35 答え5 インターフェロンはサイトカインの一種で細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報伝達をするものです。 したがって細胞培養液に分泌されるので、細胞を破砕して回収する必要はありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.30 10:20:00
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