テーマ:中学校って・・・(602)
カテゴリ:国語
もしも、一教科だけ指導してもらうなら、どの教科を選ぶべきか。
私は理系ですが、特別の事情がなければ「国語にしなさい」と言います。 他の教科は、まあ色々コツがありますが、自学自習&学校の先生へのお百度参りで何とでもなります。模範解答があって、自分で確認ができるからです。 国語だけは「人に伝える力」が問われます。自分が伝えているつもりでも、伝わってないことは、実地に検証しないと分かりません。模範解答と違っていても、どこがどう違うから間違ってしまったのか。そこの解説がないと、たとえ名著と言われる「出口の国語」を3回やったとしても、3回間違いを書いてしまうだけです。 出口の国語レベル別問題集(0(理論編))改訂版 色々やったけど、私も含めて人間は自分に甘い。解答がなぜ自分の答えと違うかが理解できないと解答が悪いことにしたくなる。でも、国語も何となくですが、客観テストですから。 客観テストの欺瞞性を追究したくなるタイプなら、いっそこの本を読んで、国語のテストは女優になったつもりで解いて下さい。 受験国語が君を救う! 試験を作るのは大人ですから、子供に良いもの、美しいものを見て欲しいんですよ。そこまで理解して国語を解いている中学生がいたら、頼もしいというか、それなのに大人は汚くてごめんねという申し訳なさが立ちます。 この本、タイトルと中身が乖離しています。国語の入試問題を作る立場から、国語の問題を解くツボを教えてくれています。学力高めの中学生なら、いっそこの本を読んでから問題を解くといいかもしれません。対象は進学校の公立高校を目指す中学生、でも国語が弱い大学受験生もあり?くらい。 それから。石原先生のおっしゃるとおり、国語の出題で「時代のパラダイムシフト」が好まれるということでしたら、中学受験も含めて、10年前の過去問題を解くのはかなり無駄が多いかもしれません。社会ほどではありませんが、国語も時事問題を扱うことがあります。実際、素材文も新しいものを好んで使う学校があります。 常にアンテナを立てておくというのも国語の良い勉強法です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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