|
カテゴリ:子ども
昨日、図書館で見つけて借りてきた本 夕方、ぱらぱらとめくって眺めている長女に 「どの歌が好き?」 と聞いてみた。長女が選んだのは
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 坂上是則
選んだ理由は聞いていないけど、多分、なんとなくだと思う。次に、私が横に書かれている訳を読んだ。
『夜がほのぼのと明けるころに、有明の月と見まちがえるくらいに、吉野の里に降る雪は白く光り輝いている。』
すると、長女の表情がぱぁ~っと明るくなり
「なーんだ、そういう意味だったんかぁ百人一首って、昔の言葉で、何か難しいことを言ってるのかと思ってた。」
長女曰く、以前、学校で何首か暗唱をしたことがあり、その時は意味も分からずただ読んでいただけだったそうだけど
「訳を聞いてると、イメージが広がって、そうだったんか~って。何か、百人一首が好きになったよ」
長女は、日記(たまに出る宿題。これは本人にさせている)のネタにこのことを選んだ。後で見ると
「昔の人も、季節の変化や、きれいな景色を味わっていたんだなぁと思いました。」
と書いてあった。
千年以上も前の人たちも、季節の移ろいを美しいと思ったり、寂しいと思ったりしたんだ、ということに驚いたけれど、納得した様子だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年11月27日 09時46分15秒
コメント(0) | コメントを書く |