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カテゴリ:読み聞かせ
夏休みのどんぐり文章題の記録をまとめなくてはと思いつつも、なかなか・・・
読み聞かせの方は、長いお話をゆっくり時間をかけて読んでいった。夏休み前から読み始めて、お盆にやっと終わったのがこちら。
この物語が書かれたのは1967年。ベストセラーで、今も新しい読者を増やしている名作。でも、私は知らなかった!子どもの頃に読みたかった。
ストーリーは、12歳の誕生日を目前に控えた優等生のクローディアが、同じ毎日にうんざりして、弟のジェイミーを上手く丸め込んで家出を計画。でも無鉄砲に当てもなく飛び出すなんて愚かなことはしない。クローディアが家出先に決めたのは、ニューヨークのメトロポリタン美術館。守衛に見つからないように細心の注意を払いながらの美術館での暮らしが始まる。と同時に、天使の像と出会い、その謎解きに引きこまれていくというお話。
私が小さかった頃、NHKの「みんなのうた」で、大貫妙子さんが歌っていた「メトロポリタンミュージアム」という歌が大好きだった。子ども達にこの本を読みながら、この歌のことを思っていたら、物語の中に歌と同じ「バイオリンのケース」「トランペットのケース」「天使の像」が出てくるではないか。
もしかして、と思って調べたら、あの歌はやはりこの物語を元に作られたということだった。やっぱり!とすごく嬉しかったのだが、共感できる相手がいない・・・寂しい。
それはさておき、いい本でした。次女(小3)にはピンとこなかったかもしれないけど、長女(小5)は
「凄く面白かった。凄く面白かった・・・」
と何度も、考え深げにつぶやいていた。思春期の入り口に立つ女の子にお勧めのお話だと思う。
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