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カテゴリ:どんぐり文章題
毎週水曜日に、うちに来てどんぐり文章題をするY君(小1)。今回は久しぶりにお兄ちゃんのI君も来た。
まず、Y君。 0mx82 あかいチューリップと しろいチューリップが あります。あかは しろより 3ぼん おおいです。あかは ぜんぶで 5ほんです。では、あかとしろを あわせたかずは なんぼんに なるでしょう。
一文目で ● 〇 (●…赤・〇…白)を描いた。 二文目で、●●●● 〇 3文目で、●●●●● 〇 とし、最後の文を読んだ後、「6本」と答えた。
私がもう一度問題文を読みながら、一緒に追っていった。
私は「3ぼんおおいです」を読んだ後で、●を三つ囲んだ。絵を見ると、同じじゃないのは3本と分かる。
赤は全部で5本なのだから、絵図の赤チューリップはこれで合っている。でもこのままだと、赤が1本多い。どうしたら残りの赤と白の数が同じになるか。Y君は気が付くかな…
Y君「1本足せばいいんかな?」←とても小さい声
そして、私の方をちらちらと何度も見る。でも私はにっこりして待っているだけ。
結局、Y君は思ったことを、自信をもって行動に移すことが出来なかった。間違えたらどうしよう?変な事したら笑われる?そんな不安が常にあるようなY君。勇気を出してオリジナルを出せるようになるまではまだ時間がかかりそうだ。
一方、お兄ちゃんのI君(小4)は、約1か月ぶりのどんぐり文章題。取り組んだのは3MX00のCD飛ばし問題。
I君にとってはだいぶ難しい問題だっただろう。でも、年齢的にそろそろイメージを動かさないと解けない問題に取り組んだ方が良いと思ったのだ。
2文目の「上位3人の記録を合わせると、下位2人の合計の丁度4倍でした」の絵は、時間をかけて、何とか描けた。でもI君は、せっかく描いたこの絵を使って考えることをせず、新たにテープ図のような図を描いて、数字を当てはめて、あーでもない、こーでもない、とやりだした。
大分たって、I君が自分で出した答えを言った。私が、その答えは違うことを伝えると、I君は何だかがっかりしていた。私は、もう一度問題文を読みながら、I君が考えたことを追っていった。
でも、やっぱり2文目までは分かるけれど、そこから先はどう展開していったらいいかわからないようだった。I君、「う~ん」と言って、げんこつで自分の頭をコツコツやりだしたので、あまりこれ以上ストレスをかけるのは良くないかなと思って「また今度にする?」と声をかけたら、そうする、と言ってお終いにした。
この問題はI君には早かったのだろうか。私は急いでしまったのだろうか。I君の問題選びをまたじっくり考えないといけないな・・・そう思っていたら、次の日、お母さんに
「昨日、Iが帰りにぼそっと『また来たいな』って言ったんだけど、何かいいことあったのかな?」
と言われた。私は、粘ったけれど正解にはたどり着けなかったことと、もしかしたらそれが心残りで、また来て考えたいと思っているのかも、ということを伝えた。I君のお母さんは少し驚いていた。私は少しほっとした。I君のなかで、この問題がきちんと熟成されますように。
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