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カテゴリ:仕事と人間心理
購入されるお客さんは、60歳以上の高年女性が比較的に多かった。
あるお客さんはおっしゃった。 「それに、一生懸命に作ったって、帰省してくる子どもや孫は、伊達巻きくらいしか喜ばへんのよ。確かにおせちの品って若い人や子どもにはちょっとね! やから、食べる人は私と主人だけ。少しでじゅうぶんやねん」。 お客さんは、「手作り品半分・市販品半分」のおせちを作るようになった結果、空いた時間でゆったりと1年を振り返ることにしていると言う。 「舅姑がいた頃は、暮れから親戚の子どもたちが泊まりがけでやってきて、親は元旦から。年末年始は私はそれこそ座って食事をする時間もなく、忙しいとぼやく暇もなかったけれどね」。
「私は年の暮れから正月明けにかけての数日間が、1年のうちで1番キライだった。(家が)本家だったんで、正月には親戚一同が集まる。祖父母のお気に入りだった父の妹、つまり叔母なんか、仕事が休みになった翌日の29日から子連れでやって来て泊まり込む。祖父母はあの子は女手1つで子どもを育てているさかいにこんな時くらい休ませてやれと、叔母が横になってグウタラしていても何も言わない。で、私は母を手伝って、掃除したり洗濯物を干したり風呂を沸かしたり。元旦は1日中料理のお運びさんよ」。
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最終更新日
2023.01.10 21:00:30
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