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カテゴリ:本と映画
「百円の恋」(武正晴監督、2014年、日本) 仕事をするでも家事を手伝うでもなく、まして将来へのビジョンなどあるわけなく、ただ部屋にこもってゲーム漬けの日を送っていたアラサー、一子(いちこ)が、ふとしたことからボクシングに目覚め、自分を作り変えていく過程をえがいた、感動ストーリー。 (あらすじ) 弁当屋の長女、一子はヒッキー。離婚して実家に戻った妹の息子と共に、一日中スウェットのまま、ゲームをして過ごしている。 そんな姉のだらしない姿に妹、二三子は苛立ちを隠し切れず、あるとき取っ組み合いの喧嘩になって、腹を立てた一子は家を出る。 百円ショップの深夜勤務に就いた一子の前に、通勤コースの途中にあるボクシングジムのトレーニングルームで何度か見かけた男、狩野がバナナを買いに訪れ、、、。 ラストシーンで狩野が一子にかける言葉からは、現実の結果はどうあれ、この世に負け犬は本当はいないことが、さりげなく示唆される。 人生、まだまだこれから。 というか、打ち込むナニカがあれば、幾つになっても人間は変われるし、成長していける。 「我ながらパッとしない道を歩んできたなあ」 と感じる方は、ぜひ観て下さい。そして、勇気をもらって下さい。
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最終更新日
2023.01.22 17:37:07
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