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カテゴリ:仕事と人間心理
4日前の先週末もそうだった。
と、お客様の方からおっしゃっていたその店は、実はゴミ分別にやかましい店。 例えば、試食を乗せる銀皿(プラスチック製。燃えないゴミ)と、試食品を口に運ぶために使う爪楊枝(紙や食べ残し同様に燃えるゴミ)。この2つさえもきっちりと分けないといけない(店によっては、「試食品を載せた銀皿も汚れているのだから」と、燃えるゴミと同じ部類に入れてくれるところもあり、この場合はもちろん分別しなくてもよい)。
食べ終わるや、そのことが権利でもあるかのように皿と爪楊枝を一緒にしてゴミ箱に投げ捨てるのだ。
ゴミ箱に貼った表示を見ている? 見ていない? どちらにせよ、 「お客様、困ります。紙に書いてあるように分けて捨てていただけないと」 と、こちらからは言うわけにはいかない。
「お客様用ゴミ箱からゴミ袋を取り出すのが、本当に憂鬱」。 なぜなら、(燃えるのも燃えないのも)何もかも一緒くたに入っているのがいつものことだし、飲みさしで氷まであるクリームソーダなんかがストローがついたまま放り込まれていたりするから。 「そんなんを、私らは1つ1つ分けていますねん、、、手袋をつけた手を入れてね」。 聞けば、ゴミ分別協力要請のポスターも作ってゴミ箱設置付近に何枚か貼っているのだが、守っていただけないのだと嘆く。
との考え方もあり、理屈の上では当たっているかも知れない。 それを承知で、想像してみて。 もし、お客様の1人1人がほんの少しの他者への思いやりを持てば、クリーンスタッフの人たちは分別にあてる時間を他の業務に使うことが出来、店はよりきれいに、より清潔になるかも知れないんだよ。
落ちてしまった花弁をガラスの器に飾っただけで、これもほんの少しのことだけれど、ややもすれば実利一辺倒になりがちなキッチンに華やぎを与えてくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.25 15:52:56
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