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カテゴリ:仕事と人間心理
コロナも落ち着いてきたところで、飲食業界や小売業界、観光業界の人手不足が深刻だと言う。 「募集しても募集しても人が集まらない」,。 私たちデモンストレーター業界もそうだ。複数の派遣会社を掛け持ちしているせいかも知れないけれど、66歳の私にすら、毎日のように、どこからか仕事打診がくる。よほど人がいないのだろう。 で、派遣会社もギャラ・アップしたり、○○手当やら△△手当やらのオプション・ギャラをもうけたり。 もっとも、そんな小手先の改革をしても、離れていった人はそう簡単には戻ってこないし、新たに参入してくる人もなかなかいないと思うよ。 派遣業界そのものの基本的な体質を変えねば。 派遣業界そのものの基本的体質とは、ズバリ、一部の派遣会社や人材エージェントが、現場で汗を流して会社の実利益を得る大元となっている労働者を、人間ではなくコマとして扱っていることにある。 悲しいかな。私が体験した限りでは、この傾向は、派遣業界でも老舗のところほど多い。 心のどこかで、派遣される者を派遣する側は 「仕事を振ってやっているんだ」 と、こう思っているのだ。 これは、派遣のみならず、パートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用者、さらに下請け企業全体にも言えること。 そのためには、声をあげないといけないところはあげないとね。 まあ、でも、小手先でも待遇が変わってきているのは、いいことだね。 「仕事を与えている vs 仕事を受けている」のは、どちらも対等で、こういう意識があるだけでも、かなり変わってくるはずだから。 写真は、天理駅構内にあった駅ピアノ。
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最終更新日
2023.06.02 16:49:01
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