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カテゴリ:料理
ダイエットの事とかあまり書きたくないんだけど、記録なので書きます。
去年の6月からケトジェニックなるダイエットをやってみました。 きっかけは、ドラマーのダニーがやっていたから。 彼は年齢は私よりちょっと上だけど、かなり感覚的に同じ年な感じ。 彼も結構痩せたり太ったりしていましたが、その頃若くてきれいな彼女ができて急に絞りこんできました。 聞いてみたら2人でケトやってると。 ダニーにできるなら私にもできそう! といろいろ根ほり葉ほり聞いて、でもやるって言ったらプレッシャーになるので、黙って始めました。 今までダイエットというとまず量を減らす、カロリーを減らす、食べない辛いダイエットでした。ケトは糖質制限、高脂肪摂取が中心なので、肉料理やチーズなど我慢せずに食べてオッケーなのです。まあ厳密には一日何パーセントタンパク質で何パーセント脂質で...と約束事があるらしいのですが、最初はとにかくタンパク質や脂肪を満足するまで食べて、糖質をなるべく減らすことに専念。 始めた時は糖分に飢えて苦しかったですね。その頃はアメリカの甘すぎるクッキーなんか、苦いコーヒーと一緒に食べれば10枚くらいペロッといけるくらい砂糖中毒でした。家に甘いお菓子が無いと、お店に行って買うまでイライラが続きました。このダイエットではクッキーはおろか、果物も根菜や豆類、穀物など糖分のある野菜までNGなのです。ここは難関でした。 鶏肉、魚中心の食生活になりましたが、魚は高いし鶏肉は飽きるし… ごはんもパンも食べれない。ケトやってる人は多いので結構情報があり、ごはんはカリフラワーを細かくして代用してるようです。やってみたけどお米とは似ても似つかぬ食感。おかずとおかずの間に食べる薄味なもの、という役割は果たしてるかな。数少ない、外食できるポケというちらし寿司みたいな物は、ごはんの代わりにカリフラワーライスを代用する事もできるので本当に助かる。週2くらいでテイクアウトしてます。 何か月もパンを食べてなかった時、電子レンジでできる低糖質の蒸しパンみたいなレシピを見つけて狂喜しました。卵やチーズは食べ放題だけどどっちもそんなに食べれるもんじゃない。 そしてやっとケトでも食べれる、かつサッカリンのように毒そうでもない甘味料、ステビアにたどり着きました。朝はコーヒーにこの甘味料とヘビークリームをたんまり入れたのを飲みます。もっとマジな人達はなんとココナツミルクやバターを溶かしこんだBullet Proof (防弾)と言われるシロモノを飲むそうな。ちょっとその勇気はまだない。 高脂肪、天国じゃん!と思ったけど、意識的に多く摂取するのは意外と難しいのでこんなもんができたのでしょうね。他にもピーナツバターやクリームチーズを使ったFat Bomb(脂肪爆弾 笑)と呼ばれるお菓子のレシピもあります。手軽に高脂肪ノルマを達成できます(←ダイエット情報とは思えない!)。 おやつ問題。しょっぱい系はチーズやナッツぐらいに限られてるかな。ナッツってなんかちょっと贅沢な健康的なスナックっていう感じだっけど、もう食べ飽きて顔も見たくない。トルティアチップス食べたい~。ポップコーン食べたい~。 甘い物系も… カカオ含有分が高いチョコはOKらしいんだけど… まずい…。 ケト人口が多いため、一応ケトアイスクリームも市販されています。パイント(お茶碗2杯くらいかなー)で$6と、結構高い。本当に低糖質か!と思うくらい甘くて美味しい… けど、けど、やっぱりそればっかりだと飽きます。普通の砂糖のアイスなんか絶対飽きないのに。今まで好きじゃなかった、フルーツ系のアイスが食べたくてしょうがない!夏にはブライアンが毎日致死量くらい食べてて羨ましかった… ケトのお菓子レシピをみると必ず登場する小麦粉の代用品、アーモンド粉。 さっそく買ってパンケーキみたいなものを作ったけど、小麦粉より粗いので重い食感。のど越しもドロリ、ざらりとした感じ。甘くないマドレーヌみたいな...。ケトやってる人はみんな飽き飽きしてる事でしょう。 どうしても甘い物が我慢できないと、自作のfat bombを作ります。 恐ろしいレシピです。 溶かしたバター、乾燥ココナッツ、ピーナッツバターと高脂質トリオ。これに甘味料とバニラエッセンスを入れて混ぜ、スプーンなどで小分けにして冷凍して固まったら出来上がり。 超美味しいというわけではないですが、甘さもあるしピーナッツバターは重くて食べ応えもあるので、満足感が高い。次はケトチーズケーキなるものに挑戦したいです。 こんな食生活で(意識的な運動はほぼゼロ)7か月で12キロ減。 まだ日本人成人女性の理想体重には及んでいませんが、空腹を我慢せずに脂っこい物を食べて体重が落ちるというのが我ながら不思議です。今まで得たダイエット知識の正反対をやってるような気さえします。フェースブックでもかなりの巨体の方たちがやっていて、効果も目に見えて出ているので(最初に太っているほど早く痩せる)どうして今まで流行らなかったんだろうと思うくらい。糖尿の気がある人は一石二鳥だとか。 簡単な仕組みを言うと、人間は糖分を燃焼してエネルギーにするけど、糖分が不足すると仕方ないから脂肪を燃やす、だから早く糖分を無くして、脂肪で脂肪をばんばん燃やそうぜ!という事らしいです。糖分カットしてから2,3日でケトな体になるそうです。意外と早い。 実は7か月と言っても、足の怪我で満足に買い物や料理ができなかった時と、(重ねて)感謝祭から始まる年末のご馳走イベント時はケトを解除していました。日本から送られてきたのに食べれなかった抹茶キットカットや羊羹をむさぼり、本物のパンのサンドイッチやごはんのポケを堪能。怪我で歩けなかった時はブライアンに「トースト2枚、バター付けて焼いて」と頼み、目を瞑ってゆ~っくり味わいました。5か月パンを食べなかった後のトーストの旨さは感動的ですらあります。 1月1日からまたケト再開。以前のダイエットでは「今日だけ!」と思ってどか食いしたら量が減らせなくなって挫折、という事が多かったですが、ケトは量じゃなくて食べ物を変えるだけなのでまたあっさりダイエットモードに戻れました。現に週末だけ普通に食べて、月金はケト食という人もいるけど、それでも効果があるようです。 こんな変な偏りのダイエットなので勿論デメリットも。高脂肪食は肝臓がオーバーワーク状態になるそうで、内臓が弱い人はお勧めできません。野菜も限られているのでビタミン不足になりがちかな。最近またサプリを摂り始めました(すぐ忘れちゃうんだけどね)。 ケトは期間かゴールを決めて、いつまでも無目的にやり続けるべきではないと言われています。 私もいつまでもこの体重をキープできると思いませんが、コツはわかったので、またちょっと太ってきたなと思ったらパチッとケトに切り替えられるメンタリティを手に入れたいです。 でもヘビークリームのコーヒーを止めるのは大変そうだなぁ、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.19 17:18:36
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