KOKO のアリゾナぐる～ぶ記

じっとりとした雨で肌寒い日、しけたギグのセットの合間に、アナが逝去したと知りました。
去年の7月に、そのクラブでチャリティイベントを開催した時に書いた歌手の友人です。

https://plaza.rakuten.co.jp/koko2010/diary/202207250000/


数年前に旦那さんが倒れてから看病に、医療費のための仕事に走り回ってた彼女ですが、まさか彼女が先に逝ってしまうとは…。大柄でパワフルで、でも女性らしいかわいさも持ち合わせ、誰にでも分け隔てなく接し、冗談が好きな裏表の無い感じの人でした。

イベントの時は結構辛そうだったけど少し後にフェスティバルも出てたし、回復するもんだとばっかり思ってたけど…。

まだ信じられん。

フェースブックでは追悼の嵐だけど、はえーなー。

最近死ぬ人が多すぎて、みんなすぐ自分とその人のツーショットを探して、アップして、はい終わり～みたいなさ。まあアナの場合は息子が発表したから拡散していいよ、っていう合図なんだろうけど、なんか自分発信で誰かの死をいち速く伝えることに命を懸けてるような暇なおばさんとか多くて、悲しみとともに怒りがわいてくる。


よくいろんなバンドの常連だったおじちゃんも数日前に亡くなったんだけど、もうとあるバンドが

「来週のショーで彼のメモリアルやります」


って宣伝してて、彼の死を客寄せに使ってるとしか思えない。

ちょっと前は何週間も企画して、いろんな人が来れるように拡散して調整して、その間にも故人の事を悼めるような余裕もあったと思うんだけど、最近は


「はいＲＩＰ，追悼、次！」

っていう感じが否めない。

若い息子残して、病気の旦那残して、そんなに早く成仏できるかよ。

引っ越しだって時間かかるのに、しよう！と決めた時から隣人から


「げんきでね～、さよなら～」

って言われてるようなさ。


まったくあてずっぽうで知識のない事言うと、日本の初七日とか49日とかってなんか、そういうこの世の雑務を整理してすっきり成仏するための時間なんじゃないかと、今思いました。


とりあえず生きよう。
死ぬまで生きよう。
ダメな日も多いけど、
できるだけ頑張って楽しく生きよう。