カテゴリ:出来事
10年近くイギリスで暮らし、妊娠7ヶ月でイギリスから帰国。 と同時に子育て、主人の仕事の立ち上げ、などなど、あわただしく日本の社会に順応しなければいけなかった日々。 自分が本当にやりたいことや自分の思いに蓋をして、それでも家族皆が幸せであれば、と家族優先が幸せだと思い込んできていました。 でも、徐々に魂が叫びを上げて、私はここにいる、私だってやりたい事はある、との声が大きくなり、自分でも無視できない状態になっていました。 なので一昨年の春から作品製作を再開。 運よくその年の暮れには表参道のギャラリーで個展をすることが出来ました。 毎晩息子たちが寝付くのを待ち、製作活動。 努力の甲斐あってか、去年の5月には表参道のSpiral Hallで行われたSICFに入選。 作品をお披露目することが出来ました。 イギリスでの生活は、主人と二人、家族や多くの友達付き合いも日本の様にはなく、 自分の時間、自分と向き合う時間がとても多くありました。 これは、人生の中で本当に貴重な時間で、私の一生の宝物です。 このイギリスでの時間がなければ、私も日本の社会に身を任せ、 魂の声なんて聞こえない自分になっていたと思います。 そんなイギリスでの生活の中で、美大に4年間通ったのですが、そこで学んだのがアートも勿論そうですが、本当に学んだのは魂との対話でした。 大学の授業で、“魂”なんていいませんよ。 でも、アートを通して、作品を作るうえで、自分が作りたい物=魂が作り出す物だということに気づかされました。 それまでの私は、表面上の意識で行動して、やりたいことは周りの人の行動を変えさせてでもやりたい、と、強引に物事をコントロールしていたと思います。 でも、やることなすこと思い通りに行かなくなった時期があり、イギリスの空を眺めながら、 あ~、物事は自分の意志だけで動いていないんだ~、何か他の力が働いて私たちは動いているのかも~、とう考えに“気づき”ました。 それからは、物事の考え方もかなり変わり、とても楽になりました。 そんなときに出会ったのがこの本です。 パウロ・コエーリョ著 の “アルケミスト” です。 知っている方も多いかと思いますが、私の周りで読んでいない、という人がいると、 いつもお勧めしたり、プレゼントしたりしています。 誰にでも、というわけではありません。 必要としている人、詠んだら分かってもらえそうな人に勧めています。 とてもいい本です。 自分の転機など、何度読み返しても、その時に必要な“気づき”があります。 この2週間で3人の友人にこの本をプレゼントしました。 あれ・・・、今日は空海の本を紹介しようとしたのに、こんなにさかのぼって話しちゃって、 空海までの道のりは長そうです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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