大地が動き大地が沈下した巨大地震。
東北地方太平洋沖地震、東北関東大震災、東日本巨大地震等々、呼ばれる巨大地震による異変は、牡鹿半島が動き東側に5・2メートル移動したという。そして、1・1メートルの沈下があったと言う。更に、岩手県でも2、3メートル動いた地方もあり、又、東京でも,京都でも、動いた場所があったと言うから驚きだ。 日本列島がプレートの上に載っているのがよく分かるニュースだが、太地が動くなどは理解出来ても納得できないことだ。自分の住んでいる場所が何センチか動いても分かるはずはないが、それでも、大地の動きは恐怖だ。 太平洋プレートの歪で、プレートの跳ね上がりで地震が起きると理解しても、大地の移動など納得はしない。日本列島が地震列島だと言うことは、多くの温泉があるから分かっていても、巨大地震による甚大な被害などは納得し得ない。 動いた大地が元に戻ろうとする力もあるのかないのか、沈下した大地は浮き上がろうとするのかどうか、疑問は幾つも沸いてくる。大災害には様々な謎がある。そして、何よりも地震予知の可能性はないかと、テレビ出演の学者や専門家の話に食い入るが、殆どのテレビ番組は原発関係である。 日本列島で次に大地震が起きるのは何処かが、東南海地震が予想される地方に住む人間は知りたい。大震災から一週間後の、まだ、多くの方が行方不明で、まだ、被災地への救援物資さえ届いてない現状で、次の地震のことを考えるのは不謹慎だが、地震列島の国民は、何時でも何処でもそのことを忘れないと言う気持ちを自分自身に確かめている。 地震は大地震は、特別のことではなく、日本列島に住む人間の共通の恐怖であり、明日はわが身かも知れない恐怖である。被災者の苦難は日本国民共通の苦難である。何しろ、足元の大地が動くプレートの上の国が日本だから。 多くの犠牲者へのお悔やみと同時に、被災者とともにあると日本国民は思う。そして、2011年3月11日午後2時46分を永遠に忘れないと思う。東北の大地が動いたその日を、忘れることはないだろう。マグニチュード9.0の地震が起き、予想をはるかに超えたた津波が、美しいリアス式海岸の風景と変えた日を忘れないだろう。