参議院選挙は明後日に迫っても選挙カーも走らない。
今日も雨が降っている。梅雨だから当然かも知れないが、当然でない雨の降り方で、記録的な雨量や、記録的な時間雨量で、多くの災害が起きている。幸い日本有数の多雨地帯であるこの紀南地方は、驚くほどの雨量も、時間雨量も降っていない。例年通りの梅雨のような鬱陶しい日々だ。今日も雨は降り続き、明日も降ると思うが、選挙カーの声も殆ど聞こえない梅雨の紀南地方である。 参議院選挙は明後日が投開票日で、明後日の夜半には大勢が決まる。開票が始まって、マスコミの当確判断は信じられないくらい早く、国政選挙のたびに驚くが、以前のように当確発表後の修整もあったら、視聴者には面白い限りだ。正確過ぎては面白さがない。そんな事は兎も角、開票率1%未満でも、当確判断可能だから凄い。 世論調査結果も選挙で証明されることが多くなった。今日発表の最新の世論調査の結果は、民主党の不利が伝えられる。単独過半数どころか、連立の与党でも過半数に届かない。全てのマスコミが、同じような調査結果だ。それなら、その信憑性は高いという事になるが、後二日の選挙戦で、民主党の巻き返しがあるかどうかが興味深いが、突発的な事件が起きない限り、巻き返しも無理だろうと思うのが普通の考えだろう。 マスコミの世論調査では、第三極としての受け皿にみんなの党が躍進すると言う。他の少数政党は軒並み下降線を辿る支持率だと言う。自民党が検討しているが、安倍政権下での失った自民党の議席を取り返すまでではないようだ。民主党こけても、自民党は躍れずの構図だ。マスコミの調査結果にいと唱えたい、私的参議院選挙予想は、圧倒的な民主党勝利だ。民主党員ではないが、民主党の圧勝を予想する。 民主党圧勝の理由はないが、他の政党に勝てる要素がない。つまり、魅力がない。現在の自民党には政権運営の力はないし、ほか政党は青年の主張のような、弁論大会のような、そして、オール与党的な主張が繰り返されているような気がする。野党ではなく、オール与党的な選挙演説だ。 社民党党首福島みずほさんの、雨にも負けず風にも負けずの、演説が少し面白かっただけ。選挙演説も、テレビ報道で見るだけでも飽きてくる。行く先々で同じことを繰り返し叫ぶ党首の苦労はわかるが、報道で見るだけでも飽きてくる。 さて、民主党員ではないが、民主党の起死回生の一手は、小沢元幹事長の起訴であり、自民党の起死回生の一手は谷垣総裁の総裁辞任である。小沢元幹事長の起訴は民主党に打撃を与えそうだが、逆だと私は思う。小沢支配からの完全脱却は、あやふや民主党に求心力を求め、管内閣に求心力を与える。 自民党支持者の多くは次の総裁を石原伸晃さんと望んでいる。石原総裁意外に自民党の復活はないと思っている。小泉進次郎議員を看板に掲げる自民党には、期待する支持者は少ない。人気はあっても新人だ。ドラマでもあるまいに、と、思っている支持者は多いだろう。 さて、さて、明後日に迫った参議院選挙。世論調査の結果は民主党不利で、自民党は有利ではなく善戦で、みんなの党だけが躍進すると、マスコミはこぞって言うが、私は民主党の圧勝ではないかと予想する。特別の理由などないが、根拠などない無責任な予想だが、何となくそんな気がする参議院選挙である。結果が明後日の夜半には分かる。ワールドカップの優勝戦が始まる頃には、参議院選挙の結果はわかっている。 紀南地方にも参議院さんの選挙カーの声が響き渡ることを期待するが、 今日と明日は雨で、それも期待できそうにない。