『あーちゃんからのメール』
何でも一度はやってみる、考えるのはその後だ。No rain, no rainbow.雨が降らなきゃ、虹は見られない。(ハワイのことわざ) 12月4日師走にしては、どことなくゆっくりとした時間が流れていく。年々慌ただしさが無くなってきた。昔のように、クリスマスや正月と言ったイベントも心弾まなくなってきた。年のせいか、世情のせいかわからぬが、淡々流れていく。先輩のあーちゃんから、メールが届いていたのに、返事を出しそびれていた。セカンドオピニオンを受け、脊髄梗塞ではないのではと指摘されたこと、高圧酸素療法を勧められ、先月2週間入院することが伝えられた。驚くことにその病院はネット環境が調っていて、私の愚ブログを見ていて下さったそうだ。私の方はメールが届くかわからず知らん振りをしてしまった、申し訳ない。その後、またメールで退院の知らせと状況報告を頂いた。メールを勝手に転載させて頂きました。++++++++++あーちゃんからのメール++++++++++治療の考え方は気圧をかけて血液の中に酸素を取り込み、全身に新鮮な酸素を含んだ血液を循環させて、自然治癒力を高める事だそうです。 高気圧酸素治療は、一日90分間10回10日間の治療。リクライニングシートで5人が一度に入れる部屋の中で100パーセント酸素のマスクを装着し、15分をかけて1気圧にし60分治療、15分で0気圧に戻して終了です。ダイビングで10メートルの水中に酸素マスクをして一時間いるのと同じ原理です。潜水病、脳梗塞、脚の骨折の治療の人もいました。 ケイセイの強い脊髄損傷の患者さんが、冬になるとケイセイが強くなるので毎年治療を受けているそうです。その人にはケイセイが楽になる効果があったようです。 4回ほどの治療の途中から、腰から足にかけて今までに無い痺れや痛みを感じるようになり、それを主治医に報告すると「高気圧酸素療法は何処にどう効くかはっきりしないんだよ、変化が出てきてるなら。来月もう一度治療をしてみるか、」と言う事で12月に2週間再度入院治療です。どうなる事かこれも神様の思し召しです++++++++++++++++++++++++++++++最初に入院した病院にも高圧酸素室があった。私と同じような症状の人が脳外科に入院しており、高圧酸素療法を受けていると聞いたことがあった。私は、誤診のため緊急入院の翌日、頸椎ヘルニアと診断され、頸椎を3個削られ、下腿から取った骨とチタンプレートを埋め込まれた。それから4ヶ月診断がつかぬまま入院していた。手術と診断の遅れでリハビリの開始も遅れた。その時脳外科だったらと思う時もあるが、いまさら悔いても仕方有るまい。ただ高圧酸素療法は、受けてみたかったと思っている。退院してからも何度か受診して受けてみようかとも考えたが、仕事を始めるとなかなか思うようには行かない。まだ臨床例を積まないと適応症がハッキリしてこない。効果もこれから伝えられるだろう。特に保険の適応症と認められなければ、受けたくとも受けられないこともある。もう少し、間口を広げて研究・臨床ともにデーターの積み上げを期待したい。ただ、痙性が楽になるので受けている方がいるというのは嬉しいことだ。あーちゃんも、変化を指摘している、今後どのような結果が出るのか楽しみである。安定を望むか、夢に向かって進かはその人次第だが、夢を選択した者は、それなりに出来る限りの努力をする。少しでも掴めるものが有ればそれを手繰っていく。あーちゃんも、そして他の仲間達も、知らない間に私と同じように少しでも前に進むようにもがいているのだと、つくづく思い知らされる。最後に、あーちゃんいつも、有り難うございます。メールの返事は、これでご勘弁を。 photo by<Mon petit bambin>