さあ、夢の北京へ
間違いなく、今季最高の試合でしたね・・・・.野球の北京五輪アジア最終予選、星野ジャパンは韓国、台湾との決戦に連勝、たった一つのアジア枠を勝ち取りました。特に最大のライバルといわれた韓国戦は文字通りの死闘となりました。第1戦の涌井に続く、この試合の先発はロッテの成瀬。今季16勝の若きエースも決して本調子ではなかったですね。韓国が先発メンバーを試合前突然変更するという「奇策」で不意を突かれたように先制弾を浴びましたが、新井が口火を切ってすぐ逆転。その後の継投は凄いの一言でした。8回のピンチは、藤川投入かと思われたのですが、岩瀬続投。岩瀬への信頼感ももちろんですが、延長戦も想定しての温存だったようです。中継ぎで好投した川上同様、岩瀬も星野監督のそんな期待に応え、踏ん張りました。締めは上原、国際試合は自信に溢れていますね。完璧な火消しでした。韓国に勝利して、圧倒的に優位に立った第3戦、先発はダルビッシュ。満を持しての登板となりました。しかしこちらも本調子ではなかったですね。それでも踏ん張るのがエース。5回まで無失点で切り抜けました。6回痛恨の一打を浴び逆転を許しますが、その後にはつなぎの打線の逆襲が待っていました。やや小粒と評された打線ですが、むしろ理想的なオーダーです。足のある1.2番がかき回し、中軸は左右に打ち分ける。下位打線の充実度も文句なしですね。一気に大量点と奪うと9回止めは主砲新井の一発も。これもライト打ちの見事な一打でしたね。藤川は8回を3人で仕留めました。10球オールストレート。最後は上原、併殺に打ち取りゲームセット。星野監督、4年ぶりの胴上げとなりました。印象に残ったこと、いくつかあります。まず、渡辺俊、高橋尚を外して若手3人を先発に起用したことですね。監督が涌井に初戦の先発を継げるため、呼び出すと涌井は外されるのと勘違いして「嫌です」と話したと聞いた星野監督は「そういう気持ちが大事」と褒めたそうです。守備位置の指示などは主将を務めた宮本に任せたそうです。慣れない任務に悩んだようですが、チームをまとめる上で欠かせない存在となりましたね。初めて選抜された矢野にはブルペンを任せたといいます。試合の出番は少なかったですが、ベンチとブルペンを何度も往復する姿が見れました。後は4番の役割を見事にこなした新井と阿部、上原の巨人生え抜きコンビ。重圧の中4番を任された新井の打撃は本物でしょう。長打だけではなく打ち分ける技術もかなりのものです。来季十分きたいできそうですね。今季一番悔しい思いを味わっただろう巨人の二人。その悔しさをぶつけるような活躍でした。8月に再び結集するまで、各チームに戻っての戦いがまた始まります。これを機会にまた野球が盛り上がることを期待して・・・がんばれ星野ジャパン!金メダルあるのみ。クリックよろしく