カテゴリ:読書
昨年の夏以来の記録系です。
あの夏は……いまさらですが、中上健次につかまっていました。汗 きっかけは、懐かしいこの作品の映画化でしたね。 軽蔑 角川文庫 / 中上健次 【文庫】 91年、朝日新聞に連載されていたこの小説をリアルで毎日読んでいた私は高校生……驚 当然ながら母親も同じ新聞を読んでいて「なにこれいやらしい」というので読むのを止められたりしたものだが……そう言われるとまた、ついついこっそり読むわけで。笑 後年、東京に出て新宿駅で「歌舞伎町」の案内板を見たときには身体が震えたものだ。 とまあ、そんなわけでまず映画を見に行きましたよ。 せっかくなので、小屋はもちろん新宿で。 その後、高校時代には手を出さなかった中上の代表作を猛然と読み始めて……すっかりはまりました。 中上本人のボトル(ワイルドターキーでした)が残るバー、「風紋」で読んだり、また夏の寝苦しい夜、自宅の屋上に椅子とウイスキーを持ち出して読み続けたことも。 ……秋幸三部作は、ともかく凄いなあ。 文春文庫岬/中上健次 河出文庫枯木灘/中上健次 《新潮社》中上健次地の果て至上の時 【中古】afb 3作目は画像ないし。笑 かなり時をおいているので、いまひとつだったかなあ。 「岬」「枯木灘」は名著でした。 文章の癖と人間関係が頭に入るまではちょっと読みにくいけれど、乗り越える価値、あります。 評伝も読んだ! エレクトラ 中上健次の生涯 文春文庫 / 高山文彦 【文庫】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 16, 2012 08:16:42 AM
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