カテゴリ:└ 弔う
葬祭場では、お通夜の前に湯灌をしていただきました。母と、私の家族と、妹の家族が立ち会って。
我が家の子どもたち。みんなで一緒にお見舞いに行ったら、おじいちゃん、いよいよ危ないのかって思うといけないよね、と言って、まずはハジメテ君が病院に行くことになっていました。金曜に仕事が終わってから、新幹線に乗って。でも、間に合わなかった…。初孫で特に可愛がってもらったハジメテ君。湯灌のときから、ずっと涙目でした。 湯灌…どういうものか、よく知らなかったのですが、お願いして本当に良かったです。葬祭場の和室に浴槽が持ち込まれ、シャワーも使って綺麗に洗っていただきました。顔と足首から先以外には、大きなバスタオルがかかったままだったので、痩せ細った身体を直接目にして辛くなることもありませんでした。 一人ずつ、柄杓で足元から胸までお湯をかけた後、良かったらどうぞと言われ、足先を石鹸で洗うお手伝いもしました。病院では最後の方、身体を拭くしかできなかったので、お湯につかり、石鹸で洗えて良かった…。担当の方が、バスタオルをかけたまま身体全体を丁寧に洗い、シャンプーや頭と顔のマッサージもしてくださり、顔を剃り、アロマオイルまで…!私と妹とハジメテ君で、顔をそっとタオルで拭きました。 病院でいつも使っていたハンドクリームを持参していたので、これで塗れるの最後なんだなーと思いながら、丁寧に塗りました。 静かで、穏やかな時間…。 その後は葬祭場の方にお任せし、白装束になり、薄化粧もしていただきました。棺に納めるときは、また家族も一緒に。病院の霊安室でも穏やかな顔になっていましたが、棺に納められた父は、本当に清らかな顔をしていました。 妹と、こんなに上品な人だったっけー?!と言ってしまったぐらい💦 病室で息を引き取った後、霊安室に安置され、自宅で枕経をあげていただき、一晩過ごし、葬祭場に移り湯灌をする。祭壇はどれに、白装束はどれに、棺はどれに、と一つ一つ決める。 そうそう、お通夜の日の朝は、葬祭場の方から電話があり、父の人柄や父との思い出を聞かれました。話しているうちに、涙がハラハラ…。後半、母に電話を代わりました。母が話すところは聞いていなかったのですが、後から「向こうの人が泣いてるんだからねー」と言っていました。母、何を話したんだろー? お通夜の前だけでも、いろいろなことが。そうした一つ一つが、弔いになっていたんだなーと、今、書きながら思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.27 01:39:12
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