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Look at the sky 〜雲の上は いつも青空〜

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2016.10.14
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カテゴリ:├ 本
星野富弘さん。

1946年:群馬県に生まれる。

1970年:群馬大学教育学部体育科卒業後、中学校の教諭になるが、クラブ活動の指導中に頸髄を損傷。首から下の運動機能を失う。

以後、9年に及ぶ入院生活が始まる。

1972年:口に筆をくわえて文や絵を書き始める。

国内外で「花の詩画展」を開催。




息子が不登校だった時期、本がほとんど読めなくなりましたが(読む気力もなくなり、読んでも内容が頭に入りませんでした💦)、星野富弘さんの詩画集だけは繰り返し見ていました。

どれほど力をいただいたか、わかりません。

持っているのは『ありがとう 私のいのち』と『いのちより大切なもの』の2冊。




当時、特に好きだった詩画は…




*******
『悲しみの意味〜サフラン〜』

冬があり夏があり

昼と夜があり

晴れた日と

雨の日があって

ひとつの花が

咲くように

悲しみも

苦しみもあって

私が私になってゆく
*******




******
『やぶかんぞう』

いつか草が

風に揺れるのを見て

弱さを思った

今日

草が風に揺れるのを見て

強さを知った
*******




柔らかく美しい花の絵と、深く温かい詩から成る、富弘さんの詩画。

その文字の優しいこと…。

口でくわえた筆で描かれた、一枚一枚。

本当に癒され、励まされました。




最近、久しぶりに読んで、いいなぁと思った詩画は…




*******
『日日草』

今日も一つ

悲しいことがあった

今日もまた一つ

うれしいことがあった


笑ったり 泣いたり

望んだり あきらめたり

にくんだり 愛したり


そして これらの一つ一つを

柔らかく包んでくれた

数えきれないほど沢山の

平凡なことがあった
*******




*******
『命一式〜プリムラ・メラコイデス〜』

新しい命一式 ありがとうございます

大切に使わせて頂いておりますが

大切なあまり仕舞いこんで

しまうこともあり

申し訳なく思っております

いつもあなたが 見ていて下さるのですし

使いこめば良い味も出て来る

ことでしょうから

安心して思い切り

使って行きたいと思っております
*******




辛かった日のことが、後に楽しく思い出せるように、人の心には仕掛けがしてあるようだった。

(『ありがとう 私のいのち』p.5より)




抱きしめたくなる本…。





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Last updated  2016.10.14 14:42:53
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