カテゴリ:├ 音楽
一つ前のブログの続きです。
【「Look At The Sky」ができた経緯】 1963年にアメリカのビルボードで3週連続1位を記録した坂本九の「上を向いて歩こう」。 当初「Sukiyaki」というタイトルで歌詞は日本語で歌われましたが、その後、世界中のいろいろな言語で歌われるように。 ただし、歌詞の内容は全くバラバラで、英語の歌詞の内容はオリジナルと全く異なるものでした。 そこで、作曲した故・中村八大さんの長男、中村力丸さんが、全米1位になってから半世紀の節目を迎えるにあたり、原詞に忠実な新たな英語詞を、日本と欧米の文化に精通したオノ・ヨーコに依頼しました。 (オノ・ヨーコが人の歌詞を訳すのは初めてだったとのこと) 出来上がってきた「Look At The Sky」を最初に歌うアーティストに選ばれたのは、イギリスのシンガー・ソングライター、オリー・マーズ。 ふさわしいアーティストを約2年にわたって探し続けていた中村さんが、初来日のライブを観て「坂本九さんにも通じる親しみやすさとエンターテイメント性」を感じて依頼したそうです。 【中村さんからオリー・マーズへの手紙】 ******* 悲しみは誰にでも訪れる。 自然災害や戦争が大勢の人を襲うこともあれば、個人の精神の内面が傷つくという形でも訪れる。 人は誰もが必ず、悲しみを負っている。 だからこそ、「上を向いて歩こう」というメッセージから、個人の尊厳を思い出し、他者への共感を覚える。 そして他者への共感から、明日への小さな希望を見出して歩いていく。 どうか世界中にいる貴方の聴衆に向けて、この歌を歌って下さいますように。 貴方が「Look At The Sky」を歌うことで、世界中の人が、それぞれの空の下で、他者への共感を覚えることができると信じています。 ******* 2014年2月、東京公演にてオリー・マーズが曲を初披露。 その日は、オノ・ヨーコの81歳の誕生日だったとのこと。 オノ・ヨーコの歌詞にも、中村さんの手紙にも、感銘を受けました。 「上を向いて歩こう」に込められた、「尊厳」「共感」「希望」 のメッセージ。 「世界中の人が、それぞれの空の下で」。 ♪上を向いて歩こう♪…ますます好きになりました。 今日、里山公園にて。 右上は、ヒトリシズカ。 左中央は、セリバヒエンソウ。 左下は、ツボスミレ(直径1cm位の小さな白いスミレ)←群生していました。 左上と右下は、何かなぁ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.18 17:30:23
コメント(0) | コメントを書く
[├ 音楽] カテゴリの最新記事
|
|