ねえさんにはほぼ毎日いろいろあるのよね

祝日前に行ったのは茨城県にある袋田温泉。
当日にお宿を探して宿泊可能だったのは１軒だけで
そのホテル河鹿園を目指して車で約３時間半かけて移動した。

いやぁ～今住んでる千葉だって大して都会じゃないけど
それさえも忘れさせるほどののどかなところ。
あいにく到着したときにはもう日がとっぷりと暮れて景色は楽しめなかった。
仕事を終えた相方が到着してすぐに夕食。
名物の鮎の塩焼きなどなど食べきれないほどのお料理が並んだ。
（このわたしが珍しくご飯を残したのだ）

いったん部屋に戻る。
そしてどこからそんな疑惑が生まれてきたのか
「果たしてこのホテルは温泉をひいているのか！？」と思い始めた。
部屋にある案内の冊子にはホテルの温泉自慢が一切ない。
備品のタオルも真っ白でヒントとなるものがない。
ひょ、ひょっとしてここまできて温泉に入れない？？？
と思っていたら相方が部屋のトイレから手拭用タオルを手にして
「喜びたまえ！」と、そこにある「袋田温泉　ホテル河鹿園」の文字を見せてくれた。
お～～～～温泉の文字があるではないか。
しかし
「このあたりは袋田温泉っていうのよ。
うちは温泉ひいてないけどそのエリアにあるホテル河鹿園よ。」だったらどうする？
疑惑はすっきり晴れないままとにかく現場で検分するべく岩風呂に行った。
時間が遅いことと、その日の宿泊は私たちを含め５組だったこともあって誰もいない。
男女に分かれて脱衣所に入ったところでまた疑惑が・・・
泉質の説明がどこにも表示されていないのだ。
温泉特有の硫黄臭さも全然ない。
浴室は空間もゆったりしていて岩風呂が風流なのだが
お湯からは特に臭いもせず肌にからみつくしっとり感も味わえない。
げげげげげげげげげっ　これはただの大きいお風呂か！？
そう思い始めると何もかもが疑わしい。
お湯の温度も低いし（熱いのが苦手なわたしでも風邪をひきそうだ）
洗い場のシャワー10台のうち5台ぐらいが撤去されてるし
温泉として有名なホテルならばもっと温泉らしくて良いのではないか。

約束の時間に女湯を出るとちょうど相方も男湯をでたところだった。
「悲しい結果だったね」というと「そう？」という相方の意外な答え。
わたしは温泉でないと判断し、相方は温泉だったと納得したようだ。
テンション下がりっぱなしのわたしは翌日の朝風呂もパスしたのだった。

あとでわかったこと。
ホテル河鹿園のお湯は温泉であること。
袋田温泉の特徴として無臭無色なんだそうだ。
そうと知ると、低温だったわりに湯冷めしにくかったかなぁなんて勝手なことを思う。
わたしは温泉のエキスパートにはなれませぬ。


「これは温泉じゃないかも疑惑」はホテルのせいではなかったにしろ
部屋にはハエが10匹以上いたり（殺虫剤を借りて自分で駆除）
お料理や部屋の質の割には料金が割高（素泊まりもあるけどどうかしら）だったり
まぁほかにもいろいろと思うところがあり
袋田温泉に行くなら他のお宿をオススメしたいのである。
これが正直な感想。

にわか温泉ファンにとっては“いかにも温泉”の泉質がよいわ。