新天地に引っ越し その2
さて、8月1日に東京に戻って来たのですが、次なる引っ越しが待っていました。それは、義父母の引っ越しでした。今年3月に、我が家のそばに越して来たばかりの二人。なんで?また引っ越し??と思われたかもしれませんね。少しずつ進行していた義母の老化が、このところ、一気に進んでいました。一日に何度も同じ内容の電話がかかるようになり、何日も続く、ということが頻繁になりました。電話の最初に話した内容も、電話の終わりには覚えていません。電話で話した、ということも忘れてしまいます。会いに行くと、喜んで迎えてくれますが、言っていることは、ちぐはぐになり、そばでため息をつくじいじがいました。じいじは、心臓にペースメーカーも入っていますし、大きな持病を抱えています。しかもばあばより10歳も高齢です。仲の良い(ケンカもするけれど)いつも一緒の二人。じいじは、動くのは今しかない、と決心しました。そして、何でも自分で決めるじいじは、ばあばと二人でいくつもの施設を見てまわり、関東圏内の、ある施設にご縁があり、二人でそこに引っ越すことになったのです。それを決めたのが、7月末。一週間後に引っ越す、と宣言。という訳で、8月第一週は、引っ越し準備。第二週は、残された荷物の片付け。ようやく13日に、すべて終わりました。ふ~~~~~~。。。。頑張ったよぉぉ。。。引っ越しや片付けは、いつかは終わるし、頑張ればその分早く終わるし、そんなのは何という事はないのだけれど、残った荷物の整理をしながら、私、泣けてしょうがなかったよ…冷蔵庫の中には、開封した塩蔵わかめが10袋。引っ越すというのに、前日に買った、未開封の牛乳、卵。ストックにはアルミホイルが30本。手洗いソープの詰め替えも20袋はあったかな。しかも、開封して絞り切った袋も大事に保管してあって。キッチンのグリルには、アジの開きが焼いたまま、何日も経過した様子で忘れられており、大きな皿に盛られたご飯、3~4合はあると思うのだけれど、海苔だか佃煮だかを混ぜて、ちょっと異様な一品が冷蔵庫の奥から出てきたり。引っ越し当日も、一生懸命手伝おうとしてくれているんだけど、サイズが合わないから、持って行かなくていいカーテンを、わざわざはずしてしまい、結局ごちゃごちゃになったり。いざ出発、という時になって、大事な物を入れたバッグを、人目のつかない場所に隠して、それを忘れて、みんなで大騒ぎしたり。。。。ばあばは、とても元気ではつらつとしてるから、傍目にはわからないのだけれど、じいじは、毎日疲労困憊していたんです。ガスなど、火の始末やお金の事、人様に対する行動など、じいじは、どれだけ気を配って、後から始末したりしていたんだろう…私が出来る事も、一杯あったろうに、じいじは、大丈夫だよ、と孤軍奮闘していたんです。二人が無事施設に到着した後、入り切らないから、と、ほとんどの物を処分しました。じいじが描いた絵も、とても全部は持って行けませんでした。写真も、大事にしてた、二人で芝生に並んで座ったツーショット、額に入れて飾っていたんだけど、置いていきました。その額と、あと何点か、後から段ボールに詰めて送りました。こんな慌ただしいお別れになってしまったけれど、お別れ、というより、新生活をスタートさせよう、という意思の強さを感じて、また、出来る限り、迷惑のかからないように、今できる事を、今のうちに、という、じいじのこだわりを感じて、強い人だなぁ、行動力のある、男らしい人だなぁと思うのでした。こうして、じじばばもまた、新天地での暮らしがスタートしたのです。まだ会いに行っていないので、近々行きたいと思っています。 ************************************さて、話は変わりますが、山元加津子さんの講演会と、映画上映会が、東京都多摩市で行われますよ!私も母と参加しようと思っています。お近くの方、ご一緒しませんか?山元加津子さん講演会 詳しくは主催者様HPへ → 「みんな理由があって生まれてきたんだから」同時上映 : ドキュメンタリー映画 「宇宙の約束」2010年9月5日(日)ベルブ永山多目的ホール5F「宇宙の約束」上映 13:30~15:10山元加津子さん講演 15:40~16:40【主催】 SKYカウンセリングセンター TEL:042-371-8341【共催】 わたげの会 TEL:090-4451-3726(永井)【後援】 多摩市教育委員会・多摩市社会福祉協議会ドキュメンタリー映画やNHKラジオに出演し、今、静かなブームを呼んでいる石川県の特別支援養護学校教諭山元加津子先生をご紹介します。山元先生は日々の子どもたちとの触れ合いの中で感じたことを「どんなことも大丈夫!」「あなたはあなたで大正解!」「みんな理由があって生まれてきたんだからね!」「丸ごとの君だからこそ大切なんだよ!」というメッセージと共に、子どもや親たちそして多くの人たちに、「生きていること」の素晴らしさと感動を伝えています。出会う人一人ひとりを大切にしている山元先生のお人柄に触れることで、優しく包みこまれるような愛と不思議な力を感じさせてもらえます。山元加津子(通称かっこちゃん)1957年、金沢市生まれ。富山大学理学部卒業後、小学校の教師を経て、特別支援養護学校教諭に。その後「全てはいい日のためにある」をテーマに、エッセイストとして文筆活動にいそしむ。著書「たんぽぽの仲間たち」「ゆうきくんの海」「本当のことだから」場所:ベルブ永山多目的ホール5F東京都多摩市永山1-5TEL:042-337-6661(京王線・小田急線 永山駅徒歩3分)参加費:2,000円 当日2,500円障害者・高校生以下・SKY会員1,500円口座名:SKYカウンセリングセンター郵便振替番号:00140-6-647862※先着150名様の募集となります。※振込用紙の控えが入場券の代わりになります。大切に保管し、当日忘れずにご持参下さい。※お振込み後のご返金はいたしかねます。ご了承下さい。代わりの方のご参加は可能です。その他、全国の上映会、講演会の情報は、こちらのページの下の方に載っています。皆さんの街でも、観ていただけるかもしれませんよ♪是非チェックしてみてください。日本だけでなく、海外でも開催されていますよ。 ↓