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カテゴリ:シュタイナーの周辺
早いもので、もう6月です。 今日、11日(水)は上弦の月です。 昨日、10日(火)が二十四節気の『入梅』で、七十二候の『第二十六候:蒸された草の中から蛍が光を放つ』でした。 遡ると、旧暦五月五日の端午の節句は、6月8日の日曜日のことでした。 巷では、いろいろ悲惨な事件や災害が起こったようですが、それらに気を取られたり胸を痛くしながらも、わたしは相変わらず季節の流れの中に生きています。 5月に入ってから、わたしの身辺も俄かに動き始めたのでした。 暦で言うと、5月1日(木)が八十八夜にあたり、5月5日(日)のこどもの日は新月でした。 その辺りから、わたしの身体は季節に添おうと作り変えの時期を迎えていたようです。 頭は痒くなるし、それが次第に身体全体の痒みへと移って行きました。 その間、医者嫌いのわたしもたまらず、2回も総合病院の皮膚科を受診しました。 頭の方は、『脂漏性皮膚炎』と言うもので、頭皮の脂分が多すぎてカビ(細菌)が居ついてしまうと言うものでした。 医者から、ローションを処方されました。 一方、全身の方は、単なる『湿疹』と言う診断で、こんどは、皮膚の中の油脂分が少なすぎて発汗を流せずに痒くなるとの事でした。 こちらの方は、副腎皮質ホルモンの軟膏を処方されました。 お医者さんいわく、人間の汗腺の密度は首を境にして大きく変わるのだそうです。 首から下の五体は汗腺がまばらで、首から上は産毛などでとても密になっているそうです。 わたしの場合、首から上、特に頭皮は、加齢のせいもあるのでしょうが、油脂分が多くて栄養があるのでカビの温床になると言うことでした。 そして、首から下は乾燥肌に近く、汗をかいた時、それをはじく油脂分が少ないので皮膚に塩分が滲み、痒くなると言うのです。 痒くなった時に、掻くと湿疹になって拡がるそうです。 湿疹が出るから痒いのではないのですね。 無意識に掻いて、気がつくと湿疹が出ていると言うからくりなのです。 お医者さんは、痒くても掻かなければ良いと言います。 しかし、これは、酷な話です。 就寝時など、無意識に掻いてしまいますから。 深夜に、我慢しきれず飛び起きて、何度入浴した事でしょう。 頭は脂分が多すぎて、身体の方は脂分が少なすぎる、バランスが崩れているのを実感しました。 と言うことで、この1ヶ月ほど、皮膚の痒みに付き合って過ごしてきました。 症状と共に生きることで学んだことはたくさんあります。 そこで、ふと、シュタイナーのある言葉にたどり着きました。 「症状は敵ではなく、癒しの証である」というものです。 この話は、また後日に。 まぁ、身体が熱い季節の到来に準備しているのかもしれません。 下の写真は(ピンボケですが)、6月7日(土)の夜に見た四日月です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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