今日はTFCC手術を受けて感じた大変な点書きます。
これは私個人が感じたことで全員に当てはまるわけではありません。
間違っていることを言っているところがあるかもしれませんが、素人で専門用語とかよくわからないので多めに見てください。
1、手術をやっている病院が少なく、やっているところにたどり着くまでに時間がかかる
TFCC手術をやっている病院は少ないです。
手外科専門医ならやっているだろうと思うかもしれませんが、手外科専門医でも手術をしている医師は限られています。TFCCは手外科専門医にとっても専門性が高いのでやっている病院は少ないです。
私も地元の手外科専門医に行きましたが、そこでは手術はやっていませんでした。
あとやりたがらない手外科専門医も多いです。
地元の手外科専門医は保存ばかりで治療がすすまず時間がすぎていきいました。
もう一箇所、地元の手外科指導医で京大と提携している病院にも相談にいきましたが、そこでは
たいしたことないね~と言われて終わりました。
進展がありません。
時間が勿体ないので思い切って、ネットでよく名前かあがる今の病院に移ったら、初診で、1分ぐらい手をぐりぐり押して検査をしただけで
「ここぐらぐら、さわってごらん」
「手術になると思うよ」
と言われました。
手術数多い病院のほうが、手術までがスピーディです
ここに移るには自分からこの有名医院の医師の名前を出して
「〇〇病院の○○医師に手術が必要か相談に行きたいので紹介状を書いてください、私、そこに行きたいです。その先生にみてもらいたいのです。お願いします」
と言って、紹介状を書いて貰いました。
おこられたり、いやがられるかな、と思ったけど、それがいいでしょう、そうしましょうとすぐに書いてくれました。
関連病院とか付き合いのある病院では全然ないのですが、むしろ全く付き合いのない遠くの病院の幸いして、すぐに書いてくれました。付き合いが全くないのでかえって煩わしさがないせいか、さくっと書いてくれました。有名なとこなので、先生もご存知のようでした。無関係のほうかしからみがないようです。思い切って言って良かったです。
2.通院に時間がかかる
TFCCの手術をしている病院は少ないので、近所の空いているガラガラの病院ということまずありません。たいてい遠かったり混んでいたり大きかったりする病院なので、通院に時間がかかります。紹介状必須の病院も多いです。私も毎回病院滞在時間は2時間以上。2時間待ちの時もありました。地方から東京まで通うので通院は一日がかりです。とても疲れます。
3.通院回数が格段に増える
手術して終りではないので、その後もずっと定期的に通います。
アフターで通院をいつまで続けるのかわかりません。私はあと1回、つぎで終わりと言われています。
【参考】初年度私が通った回数
初診 11月 ⇒「手術になると思うよ」
2回目 11月 ⇒造形検査と手術日決定と術前検査 (1日で全部やった)
3回目 11月 ⇒入院前日 PCR検査を病院に届ける(唾液を届けるだけ 病院滞在時間1分)
4回目 11月 ⇒入院手術 (2泊3日)
5回目 12月 ⇒抜糸 (術後2週間目)
6回目 1月 ⇒ギブス外す(術後5週間目) セーフスレンタル(病院で帝人の人から受け取る)
7回目 1月 ⇒レントゲン (前回から3週間後)
8回目 3月 ⇒レントゲン (前回から3か月後)
9回目 6月 ⇒レントゲン (前回から3か月後)
10回目 9月 ⇒レントゲン 抜釘日決定(前回から3か月後)
11回目 11月⇒レントゲン 術前検査
12回目 12月 ⇒入院抜釘手術 (2泊3日)
13回目 12月 ⇒抜糸(術後2週間)
14回目 3月 →ラスト 卒業予定
1年でちょうど12回でした。
普通の人はこれにリハビリが加わります、私は遠方からなのでリハビリはなしになりました。
リハビリなしっていう人、あんまり見ないです、なので普通の人もっと回数は増えるはず。
私は無職なのでこなせる日程ですが、仕事しているとこの回数は大変かと。
4.あたりまでだけど医療費がかかる
手術はたしか17万円代でした。18万弱でした。大部屋でオプション一切なしでこの値段です。
私は運が悪いことに、月をまたがる日程での入院だったので、少しだけ出費が増えました。
月をまたがらないほうが、安くなります。月をまたがったためぎりぎり高額医療限度額(区分イ)に到達せず、保険払い(3割)になりました。
私は尺骨短縮をしたので、抜釘のため1年後にもう1回入院手術です。こちらは10万代でした。
ちなみに保険会社の給付金は抜釘だけだともらえません。たぶんほとんどどこの保険会社もそうです。もらえないです。
また私は、かかっている病院と手術を受ける病院が違うので(執刀の医師は同じです)ここでも紹介状を書いて、手術する病院にもっていきます、診療情報提供代がかかります。770円だっけ?
さらに、手術する病院でこれまで診察の画像データ(レントゲンとかMRIとか)を開くのに、保険の点数がかかります。レントゲンを開くのは安いけどMRIを開くの高いのです。
そして手術が終わるとまたいつもの病院当てに紹介状を書いて貰って、CDをもっていく。そして新たに取った手術の画像データを開けるのに点数がかかる・・・と別の病院で手術を受けるとその都度紹介状を書いて貰ってもっていくので、まあお金がかかりますね。いったり来たりで紹介状代とそれを開くのにお金が発生します。手術だけ別の病院する人はこういったお金が発生するのを頭に入れておきましょう。
病院によってはなんといまどきカードを使えず現金のみというところがあるので(驚いた)、ひとりで入退院する人は、あらかじめ現金を全額持って入院しないといけません。いくらになるか正確には退院時にならないとわからないので、念のため多めに持って行かなきゃです。(不便)
普段の毎回の診察代は、レントゲンを撮るだけなら1500円代だったかな。
術前検査は最初のとこが7000円代、つぎが8500円ぐらいでした。
リハビリする人はリハビリ代もかかります。
私の場合は地方から東京まで行くので、交通費がめっちゃかかります。これが痛い。
手術後は一人で帰るわけだけど、病院から品川駅までタクシーにしようかなと予定していたけど、案外歩けたので、ひとりで電車と新幹線をいくつも乗り継いで、駅から歩いて家まで帰れました。節約できた・・・荷物だけ宅配で先に送りました。
5.生活するのにいろんな出費が増える
術後は、ギブスが5週間でした。肘上が2週間肘下が3週間でした。
その間家事がうまくできないのです。
術後2週間は宅配弁当をあらかじめ予約しておきました。
その他、洗い物を減らすのに、皿をラップにしいたりして工夫しました。
洗濯も普段は粉洗剤のところ自動投入の液体洗剤にしたり、泡タイプのボディーソープにしたり。手の負担を減らすために、いろいろ工夫して、ちまちまお金が発生しました。髪も術前にバッサリ短く切りました。
シャワーを浴びるようにギブスカバーも買いました。傷口用の保護テープ、傷口保護用のオイル、カルシウムのサプリメント、冷凍食品なども買って、子どもが小さいころ使っていたおうちコープも復活させました。少額のお金がいろいろ発生します。
本当は何も手を使わないほうがいいのですが、家事を一切しない夫のため、しょうがなしにやらなきゃいけないこともあるのですよ。小学生の子どももいるので、その相手もしなくてはいけません。
小学生の子がいるので、急に何かがあって私の入院中、夫が子の世話をできない事態が発生したときに備えて、ファミサポも登録しておきました。これは何も起こらなかったので、使わずにすみました。
6.術後はしばらく手が使えない
どのぐらいの期間手がつかえないかは人によるみたいです。
ギブスをしている期間は不自由でした。私は肘上2週間、肘下3週間、計5週間でしたが、5週間は普通の生活は無理です。
私の場合、術後 持っていいのは
200gまで
500gまで
2キロまで
5キロまで
10キロまで
全加重
と、だんだん加重が増えていき
全加重の許可がでたのは術後8か月経ってからでした。8ヶ月でやっともとの活動に復帰です。
職種によってはお休みしたり配置換えが必要だそうです。
無職の私には関係ありませんが。仕事をしている人は、仕事に影響がでるのは避けられません。
私は早くから可動できたほうだとは思います。
もともとすごい非力で重いものは持てないし握力もないのですが。動きは良いほうです。
また抜釘後はすぐ動かして大丈夫でした。稼働制限なし。が念の為、抜糸まではおとなしくしてました。
続く