テーマ:小学生ママの日記(28701)
カテゴリ:絵本・本
とにかく、このシリーズはページ数が他の出版社のものに比べて圧倒的に少ないため、少ないページでまとめにゃいけないから全体的に『総集編』的ノリが強くって、駆け足なんですよね。展開が早い。ナレーションが早口で一生懸命説明してくれて、どんどん次の場面に進むので、ちと小4にはややこしく感じそう。展開早すぎてついていくのが大変です。逆に一通り日本史に触れた人間だと、総集編なので、むしろごたごたが整理されて、すっきりして助かるんだけどね。巻いていけ巻いていけなノリのダイジェスト版といってよいです。ドラマ仕立てじゃなくて、用語&事案と解説メインで漫画は挿絵的ポジションかな。そういう意味では小学館らしいとも言えます。
スポット的に重要事件を取り上げて、それをドラマチックに漫画化して、ドラマで歴史を学ぶタイプの本とは異なります。 「解説!」「解説!「解説!」でたくさんの事項をナレさんが一生懸命説明してくれるスタイルです。キャラが動かないため、ナレさんの仕事量がすこぶる多い。 ページ数が少ない分、扱う案件も減らしてあればいいのに、なぜか妙に細かいところまで扱っているんで、その分ナレーションさんがかんばらないといけない感じです。 私などは、もうちょっと扱う範囲を絞るか、ページ数を増やしてゆったり進めるかしたほうが、はじめての~の名にふさわしい気がすると思っちゃうんですけどね。小学館ははじめての人にも高いレベルを求めているのでしょうか。 ちなみにナレーションは語り掛ける語なので、めっちゃ説明がわかりやすいです。 一通り日本史を読んだ人間だと、あああ、あそこはこういう意味だったんだーそういうことだっただーとよくわかるかなと。説明が多いのですが、説明の語は平易でやわらかいので読みやすいです、シナリオ担当さんの腕前に感服。文章読みやすーい。このシナリオライターさん、いいな。 講談社は口調が大人っぽく時代小説みたいなので、それに比べるとかみ砕いて読者に語り掛けてくれるので、読みやすいです。 ただわかりやすいといっても、小学生にとっては、文字多いから読むの疲れるかもだけど。 字が多いぞ、義満が悪人面だ。この義満なら一休さんとトンチ勝負しても互角に張り合えそう。 あとこのシリーズは、巻によるムラがひときわ大きい気がする・・・妙に細かいところを挙げている巻もあればそうでない巻もある。こっち載せるけどこれは載せないんだみたいなとこもある。なんで?ページの都合?室町はこんなに細かいのに、どういうわけか奈良時代や平安は細かくあげておらず、ゆったり。薬子の変とかあの辺のっていない。さらに明治なんて重要事項がぽろっと抜けていたりしてあれっ?となったり。 巻ごとのページの都合ですかね?それとも監修者の趣味?わからん。 こちらのシリーズです 小学館版 学習まんが はじめての日本の歴史 全15巻セット (小学館版学習まんが) [ 山本博文 ] 紙面に空間が多くてページにゆとりあり 特に近代にページを割いており、駆け足になる近代も余裕あり スポット的に人物や事件に注目して漫画化してある 一番普通っぽいらしいけど(伝聞)まだ全巻読んでいない 本格的らしい。全部読んでないので お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.30 00:00:12
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