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テーマ:カンボジア(4)
カテゴリ:仕事
2022年04月05日に「布の絵本」というブログを書いた。
その時に「カンボジアの障害児の図書館教育支援プロジェクト」がスタートするということを紹介したのだが、 いよいよそれがエファジャパンという組織とカンボジアの教育省との連携で具体化されるようになってきたらしい。 カンボジアでは内戦が続いて、国内の先生や文化活動をしている人たちの多くが虐殺され、 戦後は残された子ども達の教育支援が課題だった。 なにせ、学校はもとより先生も教材も何もないところからのスタートだったのだから、 そん状況下では、障害を持つ子ども達のことは見向きもされなかっただろう。 カンボジアの内戦が終わって約30年、やっと国内の教育体制も整いつつあり、 障害児への教育にも目を向けることが出来るようになったようだ。 それで、また旧友からの情報で、障害を持つ子たちが使える「布の絵本」の現物がほしいとのことで、 かつて市内で活動していた布の絵本作りのグループ代表だったKさんに電話をした。 このグループは、約35年ほど活動を続けていたのだが、メンバーの高齢化で二年前に解散している。 さらに、布の絵本は出来上がり次第に地域のニーズに応じて養護学級や図書館などに旅立つので、 制作した人の手元には残ってはいない。 だから、もしKさんがお元気でまだ製作ができるようなら、簡単な布の絵本を作ってもらえないかと思ったのだ。 幸いにKさんはお元気だったので、私は勢い込んでお願いした。 「今までは市内の子ども達のための絵本だったけれど、今度はカンボジアの子ども達のところに行くよ! これは国際ボランティア活動だよ! できれば作ってほしいのだけど」 彼女もそれなりに高齢化し、若い頃のように手早く上手に作れないと迷っていたが、 多少でもお役に立てるのならと引き受けて下さった。 今まで、縁の下の力持ちのように、目立つことなくコツコツと活動を続けてきた経験が、 カンボジアの障害を持つ子ども達やお母さん達、そして先生たちの参考になればとても嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年12月09日 14時17分12秒
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