よく読まれている日記に、
「熟年離婚予備軍? 」があったので、どんなことを書いたっけと再読してみた。
ああ、そんなこともあったなと思い、いつのことかと確認したら、2005年08月03日のブログだった。
もう17年も前のことになる。
あのブログをお読みになった方は、この夫婦はどうなったのだろうと思われただろうから、その後をお知らせします。
その後、彼女の忍耐と頑張りのおかげか、二人の子ども達は大学を卒業し、良い企業に就職し、一人は結婚して孫も二人授かった。
夫の方はめでたく定年退職→再雇用→完全退職で、年金生活である。
二人の子どもが自立したという頃、私はそろそろ彼女の計画は具体化されるのだろうかと思っていた。
しかし、なかなかその気配がない。
共通する知人でもある妹に「あの夫婦は離婚しないのだろうか」と話した時、
「多分離婚しないと思うよ。一番の理由はお金だね」と言ったものだ。
「彼女はアルバイト的な仕事をしただけだし、年金もたかが知れている。
反対にご主人は高給取りだったから年金も潤沢だろうしね。
離婚すると言っても、浮気やギャンブルやDVなど明らかにご主人に非があるわけではないし、老後のことを考えたら離婚はしないと思うよ」とカラッと話していた。
結果的に、妹の見方が正しかった。
どのような理由で離婚しなかったのか本人に確かめたわけではないが、多分当たらずとも遠からじだろう。
私は、あのブログを書いた時には、彼女の離婚は仕方ないと思っていたので、自分の目の節穴を痛感している。